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手紙「ライフデザインの源より」2024.05.15 町野弘明より皆さんへ

「我らの綜芸種智院」をプロデュースする

こんにちは、町野です…今回で二回目のお手紙になります。

初回にお知らせした、ライフデザイン一座改め「SBNライフデザイン・ラボ」、そろそろ始動します。このお手紙や先日スタートしたライフデザイン塾」に加え、「丸の内プラチナ大学」での講座や東京での定期的なワークショップ開催なども準備中で、今後、フェローやメンバーといった立場の方々に集ってもらえればと考えています。

世の中は“学びの時代”で「ラボ」流行り、1980年代の米国「MITメディアラボ」あたりに端を発するオープンかつアクション型の教育・研究機関モデルは、その後、様々なかたちで世界的に展開され、最近は北欧発の「リビングラボ」や「ファブラボ」など、国内でも各地で市民や企業などによる参加型の「ラボ」の活動が広まっています。

我々も今世紀初頭から、民学産公セクターと連携して、色々なテーマやメソッドで「ラボ」組織をプロデュースしてきました。「智財創造ラボ」、「リビング・サイエンス・ラボ」、「SHIFT lab」…いずれも社会課題解決を志向しつつ、クリエイティブかつプロダクティブな研究・実践を図る場で、具体的な事業やコンテンツなどを生み出してきました。

先日、今年が生誕1250年の空海がプロデュースした唯一の国宝曼荼羅を復活させた「空海 展」(奈良国立博物館)を始めとして、高野山ほか彼の夢の跡を辿る旅をしてきました。最近、この国が誇れる思想家としての評価が高まる空海が、やはりプロデューサーとして関わった日本初の私立教育・研究機関が「綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)」でした。

「綜芸種智院」は「綜芸」:仏教・道教・儒教から工学・音楽まで総合的に学べ、「種智」:道・真理を究める心を育める場で、誰でも通えるオープンな学び舎=「ラボ」でした。これから我々の「ラボ」の先に、誰でも“源”を巡る旅と学びが続けられるカレッジ/ビレッジとして、他にない「我らの綜芸種智院」をプロデュースすることを夢見ているところです…

SBNライフデザイン・ラボ
ジェネラル・プロデューサー
町野 弘明

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