今年ハマったのは絵本
もうすぐ終わりますね。
今年が。
みんな聞き飽きてると思いますけど、本当にあっという間でした。
毎日ちゃんと生きてきたはずなのに、何か早い。
恐らく何かの力が働いていると思います。
とか言って現実逃避している間にも時間は刻一刻と過ぎるわけですよ。
だからもう、仕方なく今年が終わることを受け入れて、振り返ってみたんです。
今年一年を。
私は今年、ハマって良かったと思っているものがあります。
それは絵本。
絵本ねえ、ずっと気になってはいたんですよ。
だけど一冊がお高いし、膨大な量がありますからね。
なかなか踏ん切りがつかず、躊躇っておりました。
美容師さんに勧められて、ヨシタケシンスケさんの絵本を買い、昔大好きだった『はれときどきぶた』シリーズにも手を出したことで止まらなくなりました。
絵本、最高、私、好き。
思考力と語彙力の低下した原住民みたいな感想しか出てこないですけど、本当にすごくいいんですよ。
大人になってから読むとねえ、すごくいい。
私が今年最後の絵本に選んだのが『もうじきたべられるぼく』という絵本です。
作者ははせがわゆうじさん。
この絵本、主人公は牛です。
少年の牛さんが、もうじき自分が食べられてしまうから、その前に自分の母親にもう一度会いたいと思って旅に出るんです。
その短い旅のお話を綴った、本当に短い絵本なんですけどね。
この絵本は、絵がいいです。
私、文字を書くことと読むことが大好きな人間です。
だから、毎回何かを読むときは好きな台詞やフレーズを拾ってはせっせとノートに書き溜める習性を持っているんですけれども。
この絵本はねえ、絵の部分で語るシーンがすごく良かったです。
なんの文字も書いてないシーンが一番心に来ました。
なんなら泣きましたもんね。
その絵に、物語が詰まってましたから。
数ページ続く絵の部分で泣き、そして短い締めの言葉に泣きました。
余計なことを語らないからこそ泣けるというか、絵が刺さる。
もうね、すごくお気に入りの絵本になりました。
出会えてよかったな、と思っております。
未読の方もいらっしゃると思いますので詳細なストーリー描写は控えます。
少しでも興味を持たれた方は是非、ご自身の目で牛くんの旅を見て頂ければと思います。
絶対に文字で読むより絵で楽しんだ方が良い本なので。
ということで今年は絵本にハマれたことが私的に良かった出来事ですね。
素敵な出会いに溢れておりました。
来年も絵本を摂取して生きていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回以降もお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは。
良いお年をー!