見出し画像

心の底に眠る本物の願望を思い出す方法

ヨガを教えるようになってから、色々な年代の方から相談をいただくようになりました。その中で、年代を問わず「自分のやりたいことがわからない」という声をよく聞きます。

ご本人としては「ぼんやりした悩みだから取るに足らないこと」と、思っている場合もあるようなのですが、それを口にするときの声色がそうじゃないというか、心の奥底で叫んでいるような切実な思いを感じてしまうこともままあります。

私にもそういう時期があり、ヨガに出会うまでは色んなことに手を出しては「これでもないあれでもない」を繰り返していました。誰かがキラキラ輝く姿を見ては、「私のやりたいこともあの人と同じかも!」と勘違いして、華やかな肩書に憧れたり、立派な数字を追いかけたり、随分と遠回りをした気もします。

だけど、自分の心の底にある本当の願望って、外側を探してもどこにも無いんですよね。自分の中にしかない。この世がゲームだとすると、「自分だけが持っているオリジナルの願望を思い出す」というのが、一つの関門として用意されているんじゃないかと思ってしまいます。

その関門をクリアする一つの方法として使えそうだと思うのが、「日常のあらゆる場面で正直を徹底すること」です。

「正直を徹底する」と言っても、「思ったことを好き放題言っちゃえ!」とか、そういうことではないですよ。自分が自分に嘘をついていないかにもっと注意深くなるというか、「周りがこうしてるから」という理由で惰性でやっていることがあったとしたら、それに対して本当は自分はどう思っているのかを少し立ち止まって考えてみるとか、そういうニュアンスです。

そんな中で、本当はやりたくないのにやっていることや、自分に対する嘘みたいなものがもしあったとしたら、それらを一つずつやめていってみる。

そんなことを地味に繰り返しているうちに、少しずつノイズが消えて、本当にやりたいことや好きだったことが顔を出してくるんじゃないかと思います。

瞑想をしていると、色んな雑念が湧いてきますが、雑念はヒントです。感情から離れて、自分の中から湧き出てくる思いを観察していると、思いがけない願望に気づくことも。

1日にたった1分でも静かな空間で目を瞑り、自分の心と向き合う時間をつくると、色々なことが変わっていくと思います。


安全で効果的な瞑想を体験したい方は東京・井の頭にあるIARPへ👇


関連記事


Cover photo by Cherry Laithang


いいなと思ったら応援しよう!

羽鳥明弓/Ayumi Hatori
いただいたチップは経験や学びに投資し、発信に還元させていただきます!