感情的な人はカモになりやすい
TVやSNSなどのメディアは、使いようによっては便利ですが、不安や同情を増幅させ、対立を煽る感情の装置という側面もあります。
メディア業界に少しでも関わったことのある人なら誰でも知っていることですが、無料で見られるコンテンツのほとんどは広告です。
PRマークがついている投稿だけが広告だと思っている人は、ちょっとお人好しが過ぎるかもしれません。
最近は善意や同情を利用したマーケティングが流行っているみたいですが、感情を煽られ反射的に拡散されるエネルギーの向かう先はどこでしょうか?
たとえ悪評でも、彼らはエネルギーが集められればいいんです。
あなたのその発信を通して、敵に塩を送るようなことをしていませんか?
ヨガ的に言うと、現代の人々はほとんどがマニプラチャクラ(腹部にあるエネルギーセンター)を中心に生きていると言われています。
マニプラチャクラは感情を司る座なので、つまり現代人は感情を中心に生きているということですね。
頭で考えていると思っていても、実はお腹(感情)に操られているという場合がすごく多い。
マニプラチャクラを目覚めさせることで、感情を超えて本物の知性に近づけると言われていますが、そのためには、「感情に流されず冷静に観察する」という練習が必要になります。
ただ一口に「感情を観察する」と言っても、そう簡単なことではありません。
ほとんど刺激のない平凡な日常の中で起こる些細な心の機微を観察することはそれほど難しくないかもしれませんが、人の命が関わることや重大な事件の渦中で感情から離れ、冷静でいられる人がどれだけいるでしょうか?
感情のエネルギーは凄まじいので、並大抵の意志力では太刀打ち出来ないと思います。
だけどそれでも「感情を超えた先に真実がある」ということを知っていて、冷静さを保とうという意志さえあれば、一時的に感情に流されることがあったとしても、それを学びに変えて次に繋げられると思うんです。
多くの人はそのことすら知らないから、同じ歴史を繰り返してしまう。
私の記事を読んでくださるような方は、悲劇のテープを好き好んで何度も繰り返し観る趣味は無いと思いますので、一緒に感情を観察する習慣を続けていけたらうれしいです。
私もまだまだ未熟者ですが、引き続きどうぞよろしくお願いします🙇♀
Cover photo by Timothy Dykes
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