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『ヤクザと家族』ロケ地巡りの旅


2024年9月21日(土)
映画『ヤクザと家族』ロケ地巡りへ行ってきました。

同年5月18日。配信されていた『カラオケ行こ!』が面白く、次なる綾野剛を求めて手を出した結果またたく間に底なし沼へと転げ落ちるきっかけとなった本作。
沼への転落や本作に関する重めの感情は別noteで記録を残せたらなと思いますが、今回は初のロケ地巡り備忘録をつらつらと綴って行きます。(とても長い!)

サクッと観光場所から見たい方は目次の ⑴我入道海岸 からご覧くださいませ。
※ネタバレはありません。



事前準備


方向が表示されるマップを見ながら正反対へ突き進む方向音痴のため、準備は入念に行いました。
バスの時刻表やGoogleマップのストリートビューで周辺の景色をチェックし、移動をシミュレーション👣

乗り遅れると1時間待ちもある路線バスの乗り継ぎを駆使するため、焦らず行動できて結果的にはやっててよかったなぁという感想です。
スケジュールは以下。

南海トラフ警戒情報が出た後だったため、
念のためハザードマップで避難先を確認しておきました。



わくわくの当日


暴力シーンもあるので人目を気にしつつ…

いざ、新大阪から三島へ。
興奮からか一睡もできませんでした。
ちょうど2時間半ほどなのでヤクザと家族を観ながら向かいます。
ロケ地に向かいながらその映画を観る、とても贅沢なひとときでした。

まだかろうじて見えた富士山

静岡を通過したあと、見慣れた煙突が見えて大興奮。
ちらりと由香たちが住む社宅の市営住宅が見えた気がして心の中はお祭り状態です。
(正確な位置を調べたわけではないので違ってたかも)
私よ、これからそこへ降り立つのですよ…




沼津到着


ラブライバーに混ざっていざ観光スタート

三島から沼津に到着。
バス停のある南口にコインロッカーや荷物預かり所が合計3ヶ所あるので空いているところへ荷物を預け、
我入道海岸⇒西ヶ洞⇒長浜⇒上土⇒吉原の順で巡って行きます。



⑴ 我入道海岸 (由香と歩いた海岸)


バス停を降りて海岸へ向かい、潮の匂いを感じ始めたときの高揚感といったらもう。
5月から4ヶ月の間に繰り返し観続けたあの場所に立っている………

二人が話していた場所。もう砂の踏み心地を知ってるんだぜ
FAMILIAのMVにも使われていましたね
あぁ〜〜賢治越しに見た建物がある
とりあえず触っとこ

サクサク回るため滞在時間を15分弱に設けていたのですが、ぜんぜん足りません。
写真撮って、浜辺を歩いてみて、FAMILIAのMVを再生してみたり、二人の時間を想いながら海を眺めたりしているとあっという間です。最低でも30分はいる。
名残惜しさを感じつつ、土地勘がないのでバスに遅れないよう早めに切り上げます。



⑵ 西ヶ洞 (最後の堤防)


5分前にバス停に到着したものの10分ほど遅延していました。バスは基本遅れるものとして覚悟しておく。
前日に遅れがちという情報を仕入れていたので焦らず待てましたが、牛臥入口のバス停は日陰がないので夏は要注意です。太陽に炙られる。

小鉢だけでお腹いっぱい
さくさくふかふかのアジフライ
ここが…………ここに…………ここで……………

西ヶ洞はつぎのバスまで1時間ほど余裕があったのでのんびりランチタイム。
有名ないけすやは混雑するとのことなので、知る人ぞ知るような場所にひっそりとお店を構える『茶房せん』さんでいただきました。
おかあさんの穏やかなおしゃべりが心地よい。
磯村くんと握手したのですって☺️
ご飯もボリューム満点でおいしかった!汗をかいた体に酢の物がしみる。

ゆっくりご飯を食べて、バスが来るまで駐車場から堤防に想いを馳せます。
激情に満ちた心のうちとは裏腹に、ただただ静かに海を眺める時間です。



⑶ 長浜 (父親の葬儀)


ラブライバーに混ざって写真撮影
晴れていたらきれいに富士山が見えたんだろうな
はじまりの場所

沼津駅からずっと感動していたけど、物語が始まるこの場所はやっぱり特別。
湧き上がる想いを抱きしめながら、この空間にいられることを噛み締めます。
映画撮影から約4年。景観に変化があるかもしれないと思っていたけどそっくりそのまま、作中で幾度と見た景色が広がっていました。



⑷ 上土 (柴咲組事務所)


長浜からはバスに揺られてのんびり沼津市内まで戻ります。火照った体に冷房がきもちいい。
ずっと移動続きで疲れるかと思ったけど、バスでの移動が多いので程よく休めて意外と疲れませんでした。

映画と同じ画角で撮影できて感動
通りすがった中村の兄貴を想う

事務所だ〜〜〜〜〜〜〜!
建て壊されてる可能性もあるなと思ってたけどここもそのままの姿で残っていてじんわり。
3つの時代を共に生きた事務所なので感動もひとしお。
集合写真の画像を見返すなどしました。

沼津駅へ向かう途中、後ろ髪引かれて振り返ると屋上が見えて泣いちゃった。。



⑸ 吉原 (煙崎市工場)


沼津駅から電車で富士市吉原へ。
映画を象徴とする煙崎市の工場。
煙突から空に流れる煙に思わず声が出てしまった…
というかこの旅、ずっと楽しくてずっとひとりできゃあきゃあ騒いじゃってます。(怖いよ)

19歳の賢治たちがバイクで駆けていった県道
あの橋です
FAMILIAのMVの道

ずっと映画の中に入り込んだ気分。
吉原駅からFAMILIAの道までは結構歩く(30分くらい)。
秋空がとてもきれいだった。

曇りのち雨予報だったはずがじりじりの太陽で、
ありがたかったけど日焼け止めを塗らずに挑むという愚行を極めたせいでだいぶ焼けました。お肌ぱりぱり。

観光スタートからもうずっとある名残惜しさを残しつつ、沼津へ戻り荷物を回収し、新幹線に乗って東京へ。
ヤクザと家族のロケ地巡りはこれにて終了です。
(電車で東京へ向かう予定でしたが体力的に新幹線に切り替えたので、初めから新幹線使う方は三島に荷物を預けましょう)



観光を終えて


ロケ地を巡りながら、綾野剛さんを好きになってからたったの4ヶ月でここまで来てしまえた自分に驚きました。まだ4ヶ月なのか。
アイドルオタクでもあるので、そこで身につけたフットワークの軽さや経験値が存分に役立ってくれたね。

カラオケ行こ!は沼への扉で、ヤクザと家族のストーリーに、山本賢治というひとりの男を演じた剛さんのおばけみたいな演技力に、後頭部を鈍器で殴られたような衝撃でそのまま転落してここまで来てしまったわけですが、本当に満ち足りた旅となりました。
剛さんに巡り会えてこんなにも楽しい時間を体験できて、心が幸せひたひたです。

商店街や漁港などまだまだ巡れていない場所もあるので、また沼津に戻れる日を夢見て。
ここまでお読みくださりありがとうございました。


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