【極秘資料】西葛西出版オフィス、夢の改築計画!!
西葛西出版も創業から3ヶ月経とうとしている。会社のシステムを整える前に本を出版するという荒技を行ったため、社内はずっとバタバタとしていたのだが、それもだいぶ落ち着いてきた。
今西葛西出版が抱えているタスクは、各種お役所系手続きを終わらせること、『すたすたぐるぐる埼玉編』をしっかり売ること、そして次回作を作っていくこと。
次回作については順調かどうかというと、そうでもない。順調にできる本などないからだ。大抵の本は難産である。どのくらい難産であるのかには差があるが、難産であることには変わりがない。
産みの苦しみは、愛情となる。本には愛が宿っているのだ。作り手の愛情がこもった本が無数に積み重なっている現代は、文化的に非常に成熟した時代だといえる。幸福の時代である。
そして出版社は幸福の発生器なのである。
というわけで、出版社としての機能を十全に果たせるよう全力を尽くしつつ、副社長あしか氏と共謀して暗躍しているのが……。
オフィス改築計画!!
この記事では、夢と欲望に溢れた西葛西出版のオフィス改築計画をここだけにOWL magazineの読者だけに限定して公開する。
色々考えていることはあるのだが、大枠でいうと必要なことは3つ。
・クリエイティブなアイデアが湧いてくる場所にすること
・作業に集中できる環境にすること
・わざわざ西葛西まで来たいと思える場所にすること
そのためにはどんなオフィスにするべきなのか。これを有料部分で語りたいと思う。とはいえ、完全に有料だと読む気もしないと思うので、一つだけ。
クリエイティブなアイデアが浮かぶ場にするために有効なことはいくつもあるのだが、一つには「書棚」を充実させることがあげられる。
書店員をしていたからよくわかるのだが、アイデアに詰まったときなどは書棚を眺めていれば色々と思いつくのだ。本とは知の結晶であり、本の背表紙とは知が溢れてくる場所なのだ。従って、書棚を増やし、書棚を眺められる環境にするだけで、クリエイティブな場になるのである。
もちろん、それだけではいけないのだが、書棚を整えるという行為そのものが知の整理整頓になるのである。これについてちょっと考えていることがあって、一定の大きさの書棚(図鑑のような大判の本が7,8冊並ぶくらい)を用意する。
ここに「自分の書棚」を作ってもらう。これはぼくやあしか氏だけではなく、みんなに作ってもらう。もちろん時期が来たら他の人の書棚に交換していくことになるのかもしれないが、書棚を作ってもらうということは「選書」をするということになる。
自分の棚の選書とは「自己紹介資料」を作るようなものなので、その人の人柄や興味・関心がよくわかる。それらを踏まえた上で、ディスカッションをしていくと、より深い議論ができるはずだ。
西葛西出版で仕事をしたり、本を書いたりする人には自分の棚を作ってもらう。
ぼくの場合は、サッカー本、野鳥観察の本、海の生き物の本、哲学の本など雑多なものが並ぶことになるはずなのだが、
この考え方は、書店員時代の経験に加えて、オフィスリフォームをデザインしてくれるヨシノデザインスタジオの吉野さんが「都道府県別の棚」を作るというアイデアを出してくれたからだ。
都道府県別については、47個も作っていられないという理由などから見送りになったのだが、代わりに何を置くかというところから、「自分の棚」というアイデアが生まれた。
これについて「私の本棚」という記事を作ってもらって、それをまとめると本になる。ただ、その本が売れるかどうかというと、どうかなー。売れるかどうかはちょっとわからないが、興味深い本ではある。
著名人でやれば売れると思うのだが、著名人であることによって成り立っている本は「ファングッズ」としての魅力はあっても、本としての魅力が高いかどうかは証明できない。なるだけ最初は、知名度に頼らず、企画力で勝負していきたい。
というようなことを考えている。書棚をどう使っていくか。そして、色々と面白いことを仕掛けられる書棚というものもある。
要するに物理的な意味での棚である。ぼくが務めていた書店は、物理的な意味での棚の作りがあまりよくなかったので、本を並べるのにいつも苦労させられた。
ところで……
『〝サッカー旅〟を食べ尽くせ! すたすたぐるぐる 埼玉編』好評発売中!!
リアル書店ではスポーツ居酒屋Kiten!と居酒屋バッカスと松本の興文堂さんに置いていただいている。大量にとはいかないものの、少しずつは売れてきているようなので流通についても少しずつ開拓していきたい。
Amazonページもできたのだが、説明文がいまいちビシッときまっていないこともあって、Amazonレビューがいまいちという……。ここも改善しなければ!!
皆さん是非Amazonレビューをお願いします!☆5か、せめて☆4でお願いします!!
というわけでここから先は有料部分。OWL magazineの本を出すという野望は達成したものの、それを購読者につなげられているかというとまだそこまで辿り着いていない。
もうすぐ3年のOWL magazineは、著者も育ち、コンテンツを作る力はメキメキと伸びた。あとはみんなで頑張ってセールスするのみなのである。3年も続けて来れたから、少しずつだけど仲間が増えてきた。
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さて、有料部分では、「美味しい秘策」と「集中できる秘策」についてお話します。
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