【体験談】データサイエンティスト検定(DS検定)に受かった話
※2023年11月第4回開催リテラシーレベルの話です。
ゲームプランナーとして仕事をするうえで、売上やDAUなどのデータを扱うことが多く、前プロジェクトで悔しい思いをしたため、もう一段データを扱えるようになりたかった。
また、ぼちぼち自分レベルにもAIを活用したなんらかの仕事が降りてくるかもしれないので、事前に勉強してこうかと思っていた。
ちょうどデータサイエンティスト検定(以降DS検定)とかいう履歴書に書けそうな資格があったので、せっかくなので取ってみることにした。
<受験前の自分の状態>
・大学受験で数学ⅢCまでは学習済だが、ちゃんと数学するのは10年ぶりぐらい。
・大学で統計を授業で習ったが、そんなに覚えてはいない。
・仕事でKPIなどのビジネス観点の単語は理解済
①受験までの勉強スケジュール
・だいたい1か月ぐらい勉強したら取れると、DS検定の出版書籍のインタビュー動画で言っていたので、1か月前ぐらいから勉強開始するイメージでいた。
・問題集やテスト範囲の内容がネット上にほぼ落ちていないため、とりあえずDS検定の書籍を買うことに
・ほとんど書籍の選択肢が無いので、公式が出しているらしい上記を購入。
・書籍の項目数ごとのページ量を見ると以下の感じ。データサイエンスに数学の基礎的な内容も含まてれいるため、まずは重視し、ビジネスは事前知識で結構いけそうなので軽く見積もってみた。
・平日2時間、休日4時間勉強することに決めたので、
1か月の勉強スケジュールとして
1~2週目:データサイエンス
2週目~3週目:データエンジニアリング
3週目:ビジネス、AIモデルとか
4週目:模擬問題を解きまくる
で、勉強していくことに。(総勉強時間64時間)
・ただ、立てたスケジュールと実際のテストまでの行動で、結構差分があった。
①思ったよりもデータエンジニアリングがSQLを覚えるだけのことが多かったため、すいすい進み、3週目時点で本を1周することができた。
②模擬問題が買った書籍だと2テスト分しかなく、1週目勉強時点での正答率が75%だったので、合格ラインの80%に届いておらず、別の問題集を購入し、3~4週目は問題集を解きまくった。
③それでも4週目に時間が余ったので、書籍をもう1周ざっくりやりなおした。(この時点で正答率75~85%ぐらいで、運がよければ受かるって感じ)
②活用した書籍、動画
①徹底攻略データサイエンティスト検定問題集(おすすめ度:★★★)
・前述の書籍だと2テスト分(1テスト分は購入したらWEBから拾える)しかなく、不安だったため、問題集を追加で購入した。
・正直問題集も当時は他に選択肢が無かったので、これを買うしかない。
・公式書籍とは違った角度の問題や、公式書籍には書いてなかったことまで記載あるので、勉強になった。
②資格部の模擬試験「一問一答」(おすすめ度:★☆☆)
・現状ネットで唯一無料で問題集を確認できるサイト。
・しかし、データサイエンスの一部までしかないため、このサイトだけでカバーするのは無理。
・自分はテスト直前に活用させてもらいました。
③予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」(おすすめ度:★★☆)
・公式書籍だけだと、数学の基礎部分が理解しにくかったので、上記動画などを活用。特に線形代数、統計など参考になった。
・今の高校生は統計も勉強範囲と知って驚いた。
④スタビジ【誰でもAIデータサイエンス】byウマたん(おすすめ度:★★★)
・勉強を進めていくと、公式書籍だけだと理解が難しい単語が多く、補助する形で動画を活用させていただきました。
・サムネに単語が乗っているため、勉強したてのところや、単語は覚えたけど理解ができていないところを確認すると非常に効果的でした。
※「ROC曲線」「正規分布」「多重共線性」「主成分分析」「SVM」といった単語別に解説されているのが◎
⑤サーベロイドチャンネル(おすすめ度:★★★)
・スタビジは割と概念的な説明が多かったのですが、こちらのチャンネルは、実際の仕事での活用方法や、実際のデータや表などを用いて具体的に説明してくれるので、さらに理解しやすかったです。
※「主成分分析」「重回帰分析」の理解の助けになった
③実際テスト受けてみた感想
・試験後すぐにもらうテスト結果で、データエンジニアリングが68%だったのでヒヤッとしましたが、なんとか合格できました。
・試験内容の1~2割は完全初見の単語すら見たことないやつだったので、公式書籍をちゃんと勉強していても不合格になりそうな感触でした。ちゃんと公式書籍から出題してくれい!
・計算問題がそこそこ出たので、模擬試験でもちゃんと解いておく方がよいです。
データサイエンティスト検定受けて、仕事になにか直結したかと言われると、正直まだ無いんですが…
SVM使ってチートの検知とか自動BANができるかも?みたいな会話をちらっと見たのでプランナーに話が降りてくる時に理解は早そうな感触はありました。
ゲームプランナーでもAIとNFT系は前提知識ぐらいはそろそろ頭に入れていた方がよさそうです。