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SplatoonのTier表って意味あんの?

なんちゃって理系なので、こういう視点をゲームに持ってくるのはすごい面白いアプローチだなと思った。
そして、自分もTier表のSとかAとかなんやねん!定義をまずしっかりしろ!と思っていた側の人間なので、同じ気持ちの人間が結構いたことに嬉しさを感じてます。

「Tier表」という文化自体が意味や表現を変えて、現代の今の形になっていったようだ。

ちなみにスプラで見るtier表はこういうやつ


Tier表ってなんなのさ


起源は諸説あるらしいけど、元はカードゲームが土壌らしい。
海外のカードゲームのM:TGのwikiによると、以下らしい。

メタゲームにおける、あるアーキタイプの流行度をしめすもの。「Tier1が親和でTier2がゴブリン」というように後ろに数字をつけて使う言葉で、数値が大きくなるほど流行度は低く、対策が手薄になる。日本語で言うところの「一軍」「二軍」などに近い。

http://mtgwiki.com/wiki/Tier

要は、現在の対戦環境におけるカードの「流行度」を示す指標。いわばただの「使用率」の表だったのだ!

よくSNSとかで見るsplatoonのtier表は「環境における強さ」を軸に作っていることが多い。

様々なゲーム文化を経て、「流行しているカードの対策早見表」から「強い武器が一目でわかる表」に今の形を経てきたのだ…。

また、Tier表を構成する要素として、定量的な指標である「使用率」が消えてしまっており、客観性がなく、主観性のみがTier表を作る材料となってしまっている。

つまり、現代のSNSにおけるTier表を定義するとしたら、
「ある特定の視点のみで構成された、『強さ』のわかりやすい感想表」だろうか。

直観的な「わかりやすさ」と、行間を読ませる「あいまいさ」


Tier表は直観的にわかりやすい。

  1. 強さグループの上下関係

  2. カードや武器などのアイコン

要素としてはこれだけだ。

昨今のソシャゲのおかげで「S」「SR」「SSR」といったアルファベットを用いた上下関係の普及度が高いのと、遊んでいたらわかるアイコンを使用しているため、小学生でもなんとなく強さ関係が把握できるのだ。

しかし、なんで「S」で、なんで「SR」じゃないのかが、表を見た側に一任されているため、疑問が生まれる。

並んでいる武器のグループによって、なんとなくは理解できるが、認識に差異が発生する。

SNSの特性上、いろんな人がいろんな尺度で行間を読むので、賛否両論いろんな意見が出てくる。(過激な人が多いほど、炎上しやすく人の目につきやすいため、みんなこぞって意見したがる)

その賛否両論の意見に一喜一憂し、楽しむのがSNSの醍醐味なので、Tier表を利用しているのだと、わたしは思う。

それってあなたの感想ですよね?を、視覚化することで、小学生でも理解でき、議論できる。コミュニティを活性化させるツール


現代のTier表は、コミュニケーションツールの側面が大きいので、明確にSだのAだの定義しないのがSNS的にはいいのかもしれない。(文章をまとめていたら自分としては、そう着地しただけなので、引用元を否定したいわけではないです!記事の目的がまず違うので…)

極論、定量的に定義するならば、運営のみが把握している「プレイヤーランク層による武器別の勝率」を使用率を含んでいい感じに計算してランク付けしちゃえばいいのだ。
疑似的にやるならば、イカリングの武器別のXパワーで定量的にはできる(武器の使用者の影響は無視することになるが…)

しかし、こういった番付的な表ってどうして意見したくなっちゃうんですかね~。共感とかマウントとかそういった感情が動きやすいつくりなのかしら。


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