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のたのたFP3級合格記録
ハトコです。
先日無事FP3級試験を終え、合格できました。
結果は学科51点(60点満点36点以上合格)、実技95点(100点満点60点以上合格)でした。
【最速で合格するには】といったカッコいいものではありません。
効率よく学びたい方には意味のない記録だと思います。
のたりのたりと勉強してみた経過をお伝えしてみます。
私のスペックはこんな感じです。
・40代後半
・無職
・約10年以上資格試験を受けていない
・集中力が続かない
・学生時代から暗記苦手、加齢とともにさらに能力低下
・小学1年生と暮らしていて朝や夜は勉強はできない
・元福祉系でお金や税金ついてはほぼ無知(介護保険とNISAは知っている)
全然最速でも効率的でもない受験記録です。
不器用な私にちょぴり似ているどなたかの参考になれば幸いです。
勉強にかけた期間
2024年12月6日に申し込み、2025年2月8日に試験を受けてきました。
私は長めに3ヶ月の勉強期間をとることにしました。
理由は「スペック」でも書いたとおり、物覚えの悪さや集中力のなさが不安だったからです。
早い方だと数日~1ヶ月程度の期間で合格されるようです。
勉強から遠ざかって自分がどれだけ学べるか全く分かりませんでした。
また小学生の冬休みが間に挟まっており、2週間くらいは全く勉強できない可能性がありました(実際ほとんどできませんでした)。
勉強に使ったもの
テキスト、問題集、YouTube、アプリで勉強しました。
まずYouTube「ほんださん/東大式FPチャンネル」の「FP3級爆速講義シリーズ」を見ながらテキストを読み、問題を解きます。
スキマ時間に問題集特典アプリで問題を解いてみたりしました。
テキストはLEC東京リーガルマインドの「イチから身につく2024-2025年版FP3級合格のトリセツ速習テキスト」(1600円)です。問題集も同じシリーズを購入しました。
「ほんださん/東大式FPチャンネル」はなんと無料です。
しかもめっちゃ分かりやすい。
テキストだけ読んでいたら、すぐ眠りについていたでしょう。
ちなみに「ほんださん」が展開するFPキャンプという講座だと、動画や模擬試験等もついて990円(だったはず)なのです。すごくお得。
古い人間なので教科書見ながら勉強する、というやり方がやっぱり落ち着くような気がして紙媒体を採用。
FPキャンプではテキストは動画で使用するスライドをダウンロードできるとのこと。ダウンロードして印刷して…がちょっとおっくうに思えてしまった昭和生まれです。
問題集特典アプリでは、問題集と同じ内容がスマホで見られるようになっていました。こちらは学科のみです。
CBT方式を体験できる模擬試験も特典についていました(試験直前にお世話になりました)。
もうひとつ「FP3級過去問道場」というサイトを利用していました。
登録すれば無料で実技・学科の過去問に挑戦できます。
「模擬試験」を選択して、練習をすることもできる優れモノでした。
実際の勉強
勉強を始めた12月。
まずは自分を机に座らせるところからやらなければなりませんでした。
無職期間4ヶ月が過ぎた私。ぼんやりしてしていたらすぐに一日が終わっている。
スマホでマンガ読んだり、YouTube見たりして、だらだらすごせてしまいます。
小学生を送り出したあと、徒歩で行ける場所に公共機関のフリースペースに向かいます。
なんとか1時間頑張りますがもう集中できません。
あきらめて「勉強は朝の1時間程度」と考えるようにしました。
年末年始は想定していた通り、勉強できませんでした。
1月中旬ごろからはやや焦りも出てきました。
朝の時間を確保できるように、夜に家事を進めておいたりと自分なりに工夫をしてみました。
1月下旬ごろやや中だるみ。
「ほんださん」が分かりやすすぎて、もうできちゃった気分に。
でも実際問題を解くと忘れていたりしました。
なんとかやる気を出すために公共スペースに向かいますが、受験生でいっぱいになっていました。
人がいっぱいだと落ち着つかず勉強場所を求めてウロウロ。
近所のカフェでお世話になりました(8~10時ごろまでは空いている率高かった)。
受験最終週には、1日2~3時間(もちろん休憩しながら)問題に取り組めるようになりました。
受験料やテキスト代を無駄にしたくないという、あせりと貧乏気質が発揮された成果かもしれません。
結局、「爆速講義」の動画は3周、問題集を4周繰り返しました。
点数をみると合格点をかなり上回っています。
効率よく資格を取りたい場合には、勉強量が多かったかもしれません。
振り返ってみて
これから確定申告に取り組むこともあり、自分の人生に大切なお金の知識を3ヶ月学べてよかったな、と思っています。
セルフメディケーション控除は2025年は絶対使うぞ!と考えており、具体的な行動もできそう。
(セルフメディケーション控除については、ググってみてくださいねw)
特に所得税は今まで見て見ぬふり(勤め人だと知らなくても困らないから困る…)をしてきたことが理解できるようになって嬉しいです。
今回の勉強を期間を振り返ってみると、私の記憶力は浮世絵のようでした。
浮世絵はいくつもの木板を使って色や線を重ねていくことで、作品を作り上げます。
何周も繰り返すことで、やっと詳細や全体の意味が理解できるようになってきたように感じました。解像度が上がるというか。
手間と時間がかかるのは間違いありません。
「分かった」「覚えた」と思ったことも忘れてしまうほどの勉強期間。長すぎたようにも思いました。
でも、これでよかったような気がしています。
時間をかけることでただの「暗記」ではなく「理解」に近づけた気がするからです。
「資格」が欲しかったのではなく、学びの励みになるように試験を設定したのですから。
あれこれ平行するのが苦手なのを自覚している私です。
家計改善にも取り組んでいたため、それにも夢中になっていました。
(FPの学びを活かしてライフプランシートを作ってみたり)
「FP」「家計」「家事・子どもの世話」「ハローワーク」…
今の私には、これで手一杯だったようです。
久しぶりの試験勉強は片手間には難しかったのかもしれません。
家族のケアや仕事をしながら受験される方はマジすごいです!!
(残念ながら勉強期間はこのnoteは更新しませんでした)
ビビりの私は余裕がないと、精神的によくない状況になっていた可能性が高い。
「資格試験の勉強をするの自分」への理解も深めることができました。次は簿記3級を目指しているので、これを参考に作戦が練れそうです。
とにかく合格できてちょっぴり自信がつきました。
取り組むことがあったおかげで、就職への不安が和らだのもメリットでした。慌てず自分の条件に合った場所を待つことができています。
(あせるとつい自分の条件を変えてしまいそうになる優柔不断なのです)
最後に余談
受験体験者の方のアドバイスに「試験当日、脳のリソースを割かないようにしたほうがいい」というものがありました。
試験会場やその周辺を事前に見ておく、といったことです。
何かを探したり判断したりする労力を無くすことができ、試験に集中しやすくなるそうです。
私の場合は、試験会場は最寄り駅から2駅。
よく知っている場所ではありますが、下見に行きました。
当日は早めに到着しておきカフェで時間調整をしようと考えていました。
「このカフェで〇〇分になったら、会場へ向かおう」といった感じで当日の大まかなスケジュールを立ててみました。
いよいよ当日。試験開始してみてはっと気がつきます。
これって何点取れば合格?
6割程度で合格と認識していたのですが、具体的な点数で考えていませんでした。
数字が苦手な私はサクッと暗算もできず、かといって今電卓で計算している場合でもありません。
なんとか思考をわきによけ、問題に取り組みました。
でも一度思い浮かんでしまったことは、解決しないまま頭の片隅を占領していました。
「集中したいときに余計なことを~」とちょっぴり残念な気持ちでした。
下見でカフェなんて選んでるどころじゃなかったわい。
とても恥ずかしいですが、この間抜けぶりも今後の参考とするために、ここに記録しておきました。
(暗算がこんなに苦手な私でも合格できたので、安心していただけるかとも思うのですが)
今後試験に挑戦するときには当日のシュミレーションを入念に進めたいと思いました。当日のあれこれは体験談をよく読ませていただくのがよさそうです。
ちなみにCBT方式も初めてでドキドキでした。
そのなかで嬉しかったことが3つ。
・準備が整ったら試験開始予定時刻より早く開始していい
・使い捨ての耳栓がもらえる
・ハンカチやティッシュは希望すれば持ち込める
おかげで予定より早く試験を終えられました。
耳栓はありがたく使用。
試験を終えて立ち上がると10人以上の方が周囲にいましたが、おかげでほとんど気にならず取り組めました(自分のてんやわんやは別として)。
花粉で鼻の具合が心配なので念のためタオルハンカチを持ち込みました。
使用しませんでしたが近くにあって安心できました。
緊張していたので、この3つのラッキーのおかげでほんのり和めました。
最速でも効率的でもない40代無職な私のFP3級合格記録でした。
かっこよくない事例を知りたいどなたかにお役に立てば嬉しいです。