わたしは犯罪者?!
みなさま、
はとばみなとです。
ひとつ前に書いた、迷惑メールにつづいて、『迷惑電話』の話題を書いてみたいと思います。
先日の昼過ぎ。
私は、昼食を食べ終わって、ぼんやりとして休んでいました。
すると、突然。
私のスマホに電話の着信が入ったのです。
あの、実は、私、いま現在、交流のある知り合いもなくて、電話はほとんどかかってくることはないのです。まあ、いわゆる、ボッチですね。何ヶ月かに一度、妹からかかってくるくらいですね。
ですが、その時かかってきた電話の発信者は、妹ではありませんでした。何やら、見知らぬ電話番号が表示されています。
私は、ひとまず、電話に出てみました。
しかし、発信者である相手が話し始めたのは、ちょっと、アレな、思わず慌ててしまいそうな内容だったのでした。
発信者、いわく。
『警視庁の○○です。現在、宮城県警でマネーロンダリングの捜査をしてるのですが、主犯格の容疑者が連絡を取り合っている相手として、あなたの名前があがっています。事情を聞きたいので、直ちに、宮城県警に出頭してください。』
というわけで、私が犯罪の共謀者として捜査対象になっているというのです。
もちろん、身に覚えなどないし、少なくとも、世の中に迷惑をかけるような生き方はしていないつもりです。
当然、迷惑電話か、詐欺電話、という奴ですよね。
電話の相手は脅す口調で、出頭するように求めています。さらに、
『宮城県警へ連絡するので、何時に行くことが出来るのか教えてください。』
とのことです。さらに、
『いま、スマホで話してるなら、スピーカホンにすれば、スマホで調べられますよね?』
と煽ってきます。
ちなみに、その時の時間は、午後の一時過ぎ。まあ、そこまで言うのならと、私は、
『じゃあ、今日の夕方5時までに、仙台に行きますよ。』
と伝えました。私は、神奈川県川崎市に住んでいるので、東京まで出て、東北新幹線に乗れば、夕方5時ならば、楽勝で仙台に着けるはずです。
もちろん、実際に行く気は、さらさらありませんが。
そしたら、電話の相手は、
『仙台駅に夕方5時ですね。それでは、宮城県警には5時半に出頭すると伝えておきます。』
とのこと。
そして、相手から、電話を切ってしまったのでした。
あれ? あれ? あれ?
私はちょっと戸惑いました。
迷惑電話であることは間違いないと思っていたのです。でも、その手の電話の場合には、
口座番号とか、
クレジットカードの番号とか、
あるいは、
『お金を振り込んでください。』
みたいな展開になると思っていたのです。
でも、私の受けた電話は、そうした話になることもなく、通話が終了したのです。
んーーー?
なんだ、この展開は?
実は、本物の電話だったりするのかーー?
ま・さ・か、ね。
ただ、不安には、不安です。
というわけで、私は、
Googleで検索して、宮城県警のWebサイトにアクセスしました。
さいわい、トップページに、代表番号が書かれてありました。
『まあ、聞くだけならタダだし。』
いえいえ、電話代はかかりますけどね。
私は、電話に出た相手、宮城県警の方に事情を説明しました。すると、
『担当の部署があるので転送します。』
とのこと。
確か、『相談センター』という部署だったと思います。そこで、再度、私の受けた電話について説明しました。
途中の話しは割愛します。
その相談センターの人が答えてくれた結論は、
『間違いなく、迷惑電話とか、詐欺電話と言われているものなので、何も対応しなくて良いです。』
おーーー、いや、正直なところ、ホッとしました。どうやら、似たような迷惑電話は、かなり多く発生しているようで、警察署への相談も数多く寄せられているのだそうです。
ただ、私としては、『お金を振り込め』というような展開にならなかったのには違和感があったので質問してみました。
その回答なのですが、私が、
『5時までに仙台に行く』
と断言したので、迷惑電話をかけてきた相手が、お金関係の要求をする流れにならなかったのではないか、とのことでした。
例えば、そこで私が、
『仙台なんかに行けないですが。』
と答えたとすると、
『では、私が代わりに手続きしますが、必要な手数料を振り込んでください。』
というような流れになるらしいのです。でも、私は、仙台に行くと答えたので、その流れにならなかったらしいですね。
きっと、電話の受け答えのマニュアルがあるんでしょうね。
恐ろしや。
なお、これは、あくまで、私が受けた電話のケースですので、必ず、この流れになるのかどうかはわかりません。
いずれにしても、とりあえず、一件落着です。
ひとまず、ホッとしたのでした。
なお、宮城県警の方が最後にひと言。
『あなたの地元の警察署や、消費生活センターでもきちんと対応してくれるので、何か不安なことがあれば、遠慮せずに相談してください。』
とのことでした。
いえいえ、親切に対応して頂いて、本当にありがとうございました。
文末ではありますが、御礼申し上げます。
と、以上が、私の受けた迷惑電話の顛末です。みなさまも、もしも、同じような事態に遭遇しても、相手からの煽りや、脅し文句に慌てることなく、冷静に対応して頂ければと思います。
そして、少しでも不安があれば、遠慮することなく、警察署や、消費生活センターなど、公共の窓口に相談した方が良いと思います。
というわけで、今回はこの辺で。
2024/08/18
はとばみなと