ハトヨガ的読むヨガ 連載56 生徒さんに聞いてみた 好きなアーサナ
クラスで、好きなアーサナを一つ挙げてみてくださいという質問をしてみました。
ヴィラバードラアーサナ2(戦士のポーズ2番)
キャットアンドカウ
アルダ・ウッターナーサナ (半分の前屈)壁を使って
トリコナーサナ (三角のポーズ)
アドームカシュヴァーナーサナ (下向きの犬のポーズ・ダウンドッグ)
バッタコーナーサナ (真珠貝のポーズ)
パリヴリッタ・バーラーサナ (針の糸通しのポーズ)
などなど。
好きなアーサナを練習することで、とても前向きな気持ちになり、自信もアップしてきますよね。
早稲田クラスで最高齢の生徒さんに至っては、新年からやる気がみなぎっていました!体のあちこちに故障や古傷を抱えているため、自分ではできないけれど、と前置きして、素敵だな、憧れだなと思うポーズをどんどん挙げてくれました。
ヴィラバードラアーサナ1 (戦士のポーズ1番)
ハラーサナ (鋤のポーズ)
サーランバ・サルバーンガアーサナ (肩立ちのポーズ)
カポータアーサナ (鳩のポーズ)
この生徒さんは昨年、数え年で米寿を迎えられました。健康と体力維持には、日頃から努力を怠らない、健やかな暮らしを心がけておられる方です。
朝は、布団の中で寝ながらできるオリジナルストレッチを欠かさず行うことを習慣にしているそうで、仕上げは、股関節回し100回!ベッドから立ち上がった瞬間の体の手応えで、その日の健康状態を確認し、自信をもって1日をスタートできるのだそうです。そして、夜の晩酌もお楽しみ。素晴らしいですね。
私自身ですが、年末年始の実家での騒ぎを経て、一時東京に戻っています。早速、母校のスタジオのクラスに参加してみると、体が思った以上に鈍っていたことを自覚しました。
アルダマッチェンドラアーサナ (座位の捻りのポーズ)のバリエーションで、手を背中で結ぼうとしましたが、背中・肩甲骨がこわばりすぎていて、手が届きません。先生がアジャストしてくださり、左側の捻りは手を結ぶことができましたが、右の捻りは、慢性的に続く背中、肩甲骨の違和感のため、左ほど捻ることができません。
こんなにも左右の差があるんだなと、気づきがあることで、右側をよりいたわり、ケアしておこうという心がけにつながります。
アーサナを通して、体の細部に目を向けた後のシャバーサナは、自分の全体を俯瞰して、観察する時間です。アーサナの完成度は、もうどうでもよくなり、心と体はいまここにあることへの感謝、あるがままの状態を受け入れることができる時間です。
ヨガを通して、心と体のバランスを取り、いまある自分をおおらかに受け入れる練習を続けていきましょう!