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転勤したら幽霊が出る部屋だった話①

1日目 前編

心霊体験の話の類は後出しジャンケンの要領でなんとでも言えるのが大半を占めると思います。
一切脚色はしないし嘘は書かないので怪談くらいの気持ちで読んでください。

タイトル通り出る部屋でした

8月初旬に転勤の話を言い渡され9月から勤務地へ
なかなかタイトなスケジュールだったので新しく借りる部屋は内見せずに決定。
新しい商業施設ができるので同じ境遇で転勤してくる人が各地から集まり、田舎の元々少ない賃貸物件を取り合う状況なので部屋を決めるにも一苦労…

選択肢は
1.片道15km程度の築15年 ←遠すぎ
2.片道2kmの築30年 ←問題の部屋
3.片道3kmの築4年 ←住みたかったが10月下旬からなので✕

通勤に使う時間ほど無駄なものはないと思っていたので問題の部屋を選択してしまった。物件紹介のページの写真を見た段階から嫌な感じはしていたので人事や不動産屋に確認してみたけど問題ないといった感じだったので2の物件で決定。

死ぬほどストリートビューで物件を見たけど引っ掛かりはあったね。

引越し当日、物件に到着

転勤先は実家の隣県なので偶然休みだった母親が手伝ってくれるとの事で2人で現地へ。
ちなみ母親もそういうのを感じる人

不動産屋で鍵を預かり部屋へ向かう
いざドアを開け中を見るなりに

「ほんとにここ住むの?」

と母。
それに対しプライド高め自信過剰の強がり息子はスカし気味に

「住むよ」

と強気に返事。
ちなみにこの男、このあと1週間も耐えられず出ていくことに。

部屋に入るなり頭痛。これは部屋を出るまで続く。

業者や隣人

時は少し遡り引越し1週間前。
生活するには電気ガス水道のライフラインを整える必要があるので各所へ連絡。これ意外とめんどくさい

各業者とも
「3年ぶりの入居者なので開通には機器確認のため立会いが必要です。」
 
この時点で怪しい雰囲気がすごい。
立会いに関しては仕方ない。なぜなら3年ぶりの入居者だから。

電気会社のお兄さんはこの春に転勤でこの町に来たらしい。
最近ロードスターを買ったらしく少し話が盛り上がったのでまたどこかで会えたら嬉しいと思ってる。

そんなこんな荷解きをしていたら隣の部屋の夫婦が帰ってきたので挨拶へ向かうと嫌そうな顔で出迎えて頂き転勤多い話をすると

「じゃあそんな長くは住まないんですね」

と言われたから気にはなったけど他意はなくただの嫌味な夫婦だったと思う。


読み返せばこじつけと言われたらそれまでな内容だけど1日目の日中はこんな感じ

疲れたので続きはまた

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