艦これへのイベント提案
この春で7周年を迎える艦これ。
現在(3/22時点)行われている、20春(冬?)イベントの『桃の節句!沖に立つ波』は、ミニイベントという形で新艦娘の参戦がない、どちらかと言えば収集イベントに近いものとなっている。
しかしながら、このイベントは「ミニ」とは名ばかりのイベントと評されることもしばしばであり、一部提督からは批判の声も上がっている。
前回のイベントが中〜大規模イベントであったにも関わらず大型艦(戦艦・正規空母)が実装されなかったことに続き、現在の艦これのゲーム内イベントは難しさに対する報酬が伴っていないように感じる。
そのため、提案という形を取って、次回のイベントへの要望(もとい妄想)を書き連ねていく。
『迎撃!東洋艦隊』(仮)
察しのいい方ならお分かりかもしれないが、これはマレー沖海戦及びセイロン沖海戦をモデルとしたイベントである。
マレー沖海戦を簡単に説明すると、英国の植民地であるシンガポールやマラヤ、インド等を守るための東洋艦隊が我が国の航空部隊と交戦、我が国が勝利した海戦である。英国側の参加艦艇はZ部隊所属の戦艦「プリンスオブウェールズ」、巡洋戦艦「レパルス」他駆逐艦3隻及び豪海軍駆逐艦「ヴァンパイア」である。
本イベントではこのマレー沖海戦を前段作戦、セイロン沖海戦を後段作戦と分け、一部if要素を取り入れたものとする。
前段作戦
前段作戦は3海域。
まず第1海域においてもはやイベントの定番となった対潜哨戒を行う。マップ上ではフィリピン付近を想定している。実際にはこのような対潜哨戒が行われたことはないが、if要素として取り入れる。
第2海域では輸送作戦を行う。この輸送作戦は輸送と戦力の2ゲージとする。モデルは第一次マレー上陸作戦であり、いつものように大発動艇とドラムを用いた輸送を行い、その後に海域にいる敵艦隊を迎撃するという形をとる。
本海域の報酬艦として、吹雪型8番艦「白雲」を実装する。
第3海域は戦力ゲージ2本の海域である。前述のように、マレー沖海戦に範をとり、if要素を取り入れたものとする。1本目のゲージでは、史実の馬来部隊をモデルとした重巡中心の通常艦隊での攻略を、2本目のゲージでは、空母機動部隊での攻略を中心とした航空戦力により敵艦隊を封じ込める形で行う。史実では航空部隊のみであるが、それに忠実に従うと基地航空隊これくしょん─基地これ─になってしまうため、艦攻と陸攻に特効を与えるという形で調整を行う。
本海域の報酬艦としては、英海軍Renown級巡洋戦艦"Repulse"を実装する。本当はPoWを報酬としたいところだが、性能を鑑みるに前段報酬としては些か勿体ないため、初心者からしても使い勝手の良い(他艦船擬人化ゲームでもRenown級は初期の良き戦力となる)彼女を持ってきた。
後段作戦
後段作戦は、セイロン沖海戦を基にしたものとし、全3海域からなる。
セイロン沖海戦とは、我が国のいわゆる南雲機動部隊と小沢提督の率いる馬来部隊が英国の東洋艦隊と交戦した海戦である。日本側の損害は航空機十数機なのに対し、英国側の損害が軽空母1隻・重巡2隻・駆逐艦2隻というものであった。大勝利とも表現されるが、敵主力を追撃できなかったということもあり、評価が分かれている。
第4海域は、コロンボ空襲をモデルとした空母機動部隊による基地攻撃である。本海域のボスとしては沈没した巡洋艦2隻"Cornwall","Dorsetshire"をイメージしたものが相応しいかと思われる。
第5海域は、馬来部隊の通商破壊作戦とトリンコマリー空襲をモデルとした輸送1ゲージ、戦力1ゲージの全2ゲージからなる海域である。
本海域の報酬艦として英海軍軽空母"Hermes"を、ドロップ艦として峯風型駆逐艦8番艦「汐風」を実装する。ちなみに汐風は船体が小名浜港の防波堤として利用されている。
第6海域は、史実では成し得なかった敵主力の撃滅を目的としたif作戦である。ゲージ数はA部隊(敵空母艦隊)撃滅、B部隊(敵戦艦部隊)撃滅の2本からなる。
本海域の報酬艦としては、英海軍装甲空母"Indomitable"、ドロップ艦として吹雪型13番艦「朝霧」を実装する。選択肢として"Formidable"もあるのだが、ご存知の通りアズールレーンのフォーミダブルが強すぎることもあり未実装のインドミタブルとした。
これが私の妄想するイベントである。もちろんこんな甘っちょろいイベントになるわけがないだろうし、期待はしていない。ただ、今のイベントはあまりにも苦労に対して得られる対価が少なく、正直惰性で続けているというようなところがある。
8周年を迎えるにあたり、少し大盤振る舞いしてはくれないだろうか?何にしても次のイベントが楽しみである。