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中国武術の「弓歩」(弓箭式)の違い!!一般的な「弓歩」と武術としての「弓歩」!!
中国武術には、架式と呼ばれる技術があります。
歩形とも呼ばれますが、下半身の形態を言います。
八極拳の「弓歩」(弓箭式)
少し前の事ですが、「弓歩」(弓箭式)と呼ばれる架式の解説記事をアップしました。
ここで解説している「弓歩」(弓箭式)は、神槍とも呼ばれた名人である、李書文の八極拳に伝わる形態です。
この記事で解説した内容の中には、一般的な「弓歩」(弓箭式)とは、異なる内容が多分に含まれています。
また、一般的な太極拳教室などとは、真逆の内容も含まれています。
一般的な「弓歩」(弓箭式)との違い
例えば、一般的な太極拳教室で練習する「弓歩」では、前膝を深く曲げる事を、注意しますが、八極拳では、深く曲げる部分があります。
一般と武術としての八極拳の、目的の違いだと言えます。
一般的に前膝を深く曲げないのは、膝を痛める危険性があるからだそうです。
私の師曰く、「前膝を少し深く曲げた程度で、痛めるような弱い下半身では、武術など身につかない」だそうです。
「弓歩」(弓箭式)の練習の目的
上記の一般的な「弓歩」の考え方は、目的が健康維持です。
下半身の強靭さの要求レベルは、武術を目的としたものに比べて低くて当然です。
しかし、太極拳を始めとした、健康維持が目的の、練習生の絶対数が多い事から、健康維持の練習のための「弓歩」の要求が、一般化されていると言えます。
これは、「弓歩」(弓箭式)における、一般の要求との、相違点の全てに言える事です。
つまり、現代人や初級者の身体に合わせるのではなく、「弓歩」(弓箭式)に合わせて、下半身を始めとした、身体の強化が必要だと言う事です。
下記は、「弓歩」(弓箭式)の解説記事です。よかったらご覧下さい。