2021/07/26 改修後の紀伊國屋ホールにて
先日、耐震補強と内装一新の改修工事後、ことし4月にリニューアルオープンした紀伊國屋ホールへ初めて足を踏み入れた。ロビーには、ゆかりの深い故・つかこうへい氏と故・井上ひさし氏の肖像写真のリトグラフが飾られていた。ふたりが生きていたら、今の世の中を舞台にどう描くのだろう?
現在のご時世をリアルタイムで描く劇作品が、現在進行形で生み出されつつある。私が見たある作品は、おちょくりと皮肉笑いはあっても、「風刺」には届いていなかった。
2021年だけの上演に終わるのではなく、「今」の時代の空気を真空パックし、この先も幾度となく上演される作品の登場を待ちたいと思う。
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