スカイツリー、東京タワー、名古屋テレビ塔【2021/12/05】
前日の一本目の芝居の帰り道、東京スカイツリーのそばを通った。冬空に映える姿をパチリ。そういえば先月、東京タワーを撮影したのだった。祝!大谷選手MVPに輝く東京タワーを撮影【2021/11/19】 2020年にも東京タワーの脚を見に行った。2021/04/13 東京タワーの脚 私はどれだけ東京タワー好きなんだか。
東京スカイツリーを見かけても、東京タワーほどテンションが高くならないのはなぜだろう。スタイリッシュな銀色なので、ほどよく周囲のビルと溶け合っている。それに比べて東京タワーは異形なのかもしれない。
東京タワーびいきなのは、今から10年以上昔、名古屋テレビ塔を取材したことがあるからかもしれない。こちらは東京タワーと同じ内藤多仲(1886~1970)の設計。東京タワーよりも4年早く完成した。内藤が手掛けた「タワー6兄弟」の「長男」に当たる。
名古屋テレビ塔は、建設が航空法改正前で、当時の会社幹部が赤白の塗装を嫌ったなどの理由から、東京タワーとは違って約7年おきに銀色に塗り直される。
建築基準法上では塔と低層部が電柱と同じ「工作物」とされていたため、「建築物」に機能変更した上での耐震化工事がハードルとなり、長年の懸案だった。一時は経営難に直面し、存続も危ぶまれていた。
だが、数々の苦境を乗り越え、大澤和宏社長や関係者、地元の自治体などの努力が実り、2020年9月に1年8ヵ月に及んだ耐震改修工事を終えて、グランドオープンした。電波塔から、「ミライタワー」をコンセプトに観光タワーへと衣替え。内部には世界初となる鉄塔内のホテルも開設したという。思い出深い名古屋テレビ塔が新しく生まれ変わり、とても感慨深い。一度、訪れてみたいと思う。