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#5 かぞくの世界観をひろげる・つくる・味わう

気合いを入れて、

でも自然体で書いてきたマガジンも、いよいよ第5話を迎えました。


このマガジンを執筆している最中に、

ぼくは11年間つとめた教員生活に、一旦カンマを打ちました。(ピリオドではなく)

そして、これから、高知県に移住をして、地域おこし協力隊として活動をしていきたいと思います。

こちらの記事に、ぼくのこれまでのいきさつが書かれております。


今日のお話は、ぼくが一番お伝えしたかったことのひとつです。

それは、「かぞくには世界観がある」ということです。

かぞくの世界観って気になりませんか?

たとえば、ぼくたちは日々の生活を離れて、

ホテルに泊まりにいったり、旅館に泊まりにいったりします。


そのとき、「ああ、いい宿だなぁ」って思うことがあるでしょう?


それって何がいいんでしょうか?

安いわりにきれい?

景色がいい?

豪華?

お食事がすてき?


色々な要素がありますよね。

最近、「おこもり旅行」っていうのがあるんですよね。


これは、どこか観光に出かけるのではなくて、

ただ、宿の中にこもるという旅行スタイルです。


宿の中にこもって何をする?

本を読む。温泉に入る。おいしい食事を楽しむ。

色々ありますけれど、一言で言うならば、その宿がつくっている世界を楽しんでいるのです。


この前ね、ぼくの親しい友人が、金曜日の仕事が終わってね、

週末は、ホテルに直行するんですよ。

週末は家でゆっくり・・・ではなくて、

旅行に出かけるわけでもないのに、いつか泊まってみたかった気になるホテルに泊まりに行くんですよね。


これって斬新!ってぼくは思いました。

ぼくは、ホテルは屋根があればいい。

寝られればいいって思うくらいの人だったので。笑


友人のこの週末スタイルに驚いたんです。

それでね、「このホテルいいホテルだわぁ」ってね。


ははは!


ぼくとしたことが、大変なことを見落としていました。


日々の暮らしには、一人ひとりの世界観がある。

この世界観が表現されているもののひとつが、「家」だったり「部屋」だったりするんだと。


気づいてしまったんですね。


そういえば、ぼくの部屋には、テレビがありません。

テレビを否定しているのではありませんよ!

ぼくは、静かな部屋をつくりたくて、
焚き火のパチパチする音をアレクサに流してもらいながら、
本を読むのが好きで。

これって、思いっきり、ぼくの暮らしの世界観なんだよなぁって。

だから、ぼくの場合は、その部屋に何があるか?ではなく、何をするか?が重要なのです。

あなたはどうですか?どんな部屋に住んでいますか?
どんなところにあなたの世界観が表現されていますか?




申し遅れました。

ぼくは、「ともあん」と言います。

このマガジンを手にとっていただけてとてもうれしいです。


「暮らしづくり・心づくり・夢づくり」をテーマにがんばるみんなが羽根を休められる場所をつくろうとしています。そのために現在は、親子コーチングマスターインストラクターとしてコーチング講座を届けたり・薬膳師として心身ともに整える活動をしています。

こちらのマガジンや記事をご購入いただいた売上金は、実現の運営資金として役立たせていただきます。


さて、このマガジンは、「ともあん」が小学校教員を11年間勤めてきて、感じたエッセンスを詰め込んでいます。

なぜ、今かぞくをまなぶのかについては、こちらをご覧くださいませ。


▷かぞくコーチングの誕生

なぜ、「かぞくの世界観」というテーマで、この記事を書こうと思ったのか。

それをお伝えするには、少しぼくのエピソードを伝える必要がありそうです。


ぼくは、日本親子コーチング協会のマスターインストラクターとして活動をしています。
この協会のすごいところは、子どもにもコーチングを届けてしまったということ!
これは、すごいことなんです、偉業なんです!

もともと、コーチングって、社会的に成功をしている人たちとかが受けることが多くって、値段もめちゃくちゃ高い!!

それもそのはず、コーチングを受けた方は、ビジネスでも大成功をして、大きな利益をあげてしまう方もいるんですから。

そんなコーチングの評判は、また評判を呼び・・・

一般の方々の手の届かないものに・・・

ただ、コーチングを必要としている方は、大勢いるのです。

そして、今まさに必要としている方は、
これから夢をえがく人だったり、夢をえがいたけれど、
ここからどのように進めていこうか?
という方だったりするんですよね。


その中で、子どもたちにもコーチングを届け、さらに最近では、子どもたちがコーチングをできるようにしちゃおう!っていうレッスンを始めたのです。


すごすぎです。


でね、これまでぼくたちはたくさんの子どもたちにコーチングを届けることができた。

これからも続けていきたい。

そこに、ぼくは教員として実践してきた経験も紐づけていきたいと思いました。

11年間で10000回以上の授業をして、何百回も保護者の方と面談をさせていただいて。

時には、両親と子どもとの面談をすることもありました。

かぞくとお話をさせていただく機会って、学校の教員でもなければそうそうないものです。

ぼくはひらめきました。そして、

かぞくコーチング」を開発しました。

かぞくコーチングは、これからどんな暮らしをみんなでつくっていくかの作戦会議の場です。

つまり、かぞくの世界観をつくる場です。

これをなかなか話し合うことって、かぞくではないんですよね。

そして、そんな場もありませんでした。

この前、とある本の帯に、めっちゃしびれる言葉を見つけました。

仕事は一流。でも、人生は二流

仕事よりも、人生とは、もっともっと大きなものなんです。

でも、ぼくたちは、仕事のことばかり考えていませんか?

ぼくは、決して隅から隅まで読み尽くしたわけではないのですが。

本屋に行ったら、どれだけビジネス書のコーナーが充実をしているかを考えると、

どれだけぼくたち人は、仕事熱心なのかって思ってしまいます。


大切なのは、本当にそれなのかな・・・?


ぼくたちは、どこかこの仕事の先に、豊かな人生が待ってる!と信じているんです。

この仕事が終わったら。この仕事が終わったら。

そうやって、目の前の仕事をなんとかこなしていく。

あっという間に一週間がすぎ、2週間がすぎ。一ヶ月。半年。一年。


さあ、今年一年で印象に残ったことはなんですか?


こう尋ねると、かなり多くの人が、

「いやぁ、めっちゃ仕事したなぁ。」

「ビッグプロジェクトを達成した!」

「売上過去最高!」

と言うのですね!本当によくがんばりました!

で、あなたが本当にやりたかったこと。

つまり、かぞくとの時間とか自分が行きたかったところには、どれくらい行けたんですか?

「あ、今年は・・・あんまりできなかったなぁ。来年はやります!」
って言ってね。

仕事の世界に帰っていくのです。


かの有名なスティーブ・ジョブズは、病床に臥し、もう余命いくばくかという時になって、こんな言葉を残したんだそうです。


I reached the pinnacle of
success in the business world.
私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。

In others’ eyes, my life is an epitome of success.
他の人の目には、私の人生は、
成功の典型的な縮図に見えるだろう。

However, aside from work, I have little joy.
In the end, wealth is only a fact of life that
I am accustomed to.
しかし、仕事をのぞくと、喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた
人生の単なる事実でしかない。

At this moment, lying on the sick bed and
recalling my whole life,
I realize that all the recognition and wealth that
I took so much pride in, have paled and become
meaningless in the face of impending death.
病気でベッドに寝ていると、
人生が走馬灯のように思い出される。
私がずっとプライドを持っていたこと、
認証(認められること)や富は、
迫る死を目の前にして
色あせていき、何も意味をなさなくなっている。

 In the darkness, I look at the green lights from
the life supporting machines and hear the
humming mechanical sounds,
この暗闇の中で、生命維持装置の
グリーンのライトが点滅するのを見つめ、
機械的な音が耳に聞こえてくる。

I can feel the breath of God and of death drawing closer…
神の息を感じる。死がだんだんと近づいている。。。。

Now I know, when we have accumulated
sufficient wealth to last our lifetime, we should pursue
other matters that are unrelated to wealth…
今やっと理解したことがある。
人生において十分にやっていけるだけの
富を積み上げた後は、富とは関係のない
他のことを追い求めた方が良い。

Should be something that is more important:
もっと大切な何か他のこと。

Perhaps relationships, perhaps art,
perhaps a dream from younger days …
それは、人間関係や、芸術や、
または若い頃からの夢かもしれない。

Non-stop pursuing of wealth will only turn
a person into a twisted being, just like me.
終わりを知らない富の追求は、
人を歪ませてしまう。私のようにね。

God gave us the senses to let us feel
the love in everyone’s heart, not the illusions
brought about by wealth.
神は、誰もの心の中に、
富みによってもたらされた幻想ではなく、
愛を感じさせるための「感覚」
というものを与えてくださった。

The wealth I have won in my life I cannot bring with me.
私が勝ち得た富は、(私が死ぬ時に)
一緒に持っていけるものではない。

What I can bring is only the
memories precipitated by love.
私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ。

That’s the true riches which will follow you,
accompany you, giving you strength and light to go on.
これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと
一緒にいてくれるもの、あなたに力をあたえてくれるもの
あなたの道を照らしてくれるものだ。

Love can travel a thousand miles.
Life has no limit. Go where you want to go.
Reach the height you want to reach.
It is all in your heart and in your hands.
愛とは、何千マイルも超えて旅をする。
人生には限界はない。
行きたいところに行きなさい。
望むところまで高峰を登りなさい。
全てはあなたの心の中にある、
全てはあなたの手の中にあるのだから

What is the most expensive bed in the world? –
“Sick bed” …
世の中で、一番犠牲を払うことになる
「ベッド」は、何か知っているかい?
シックベッド(病床)だよ。

You can employ someone to drive the car for you,
make money for you but you cannot have someone
to bear the sickness for you.
あなたのために、ドライバーを誰か雇うこともできる。
お金を作ってもらうことも出来る。
だけれど、あなたの代わりに病気になってくれる人は
見つけることは出来ない。

Material things lost can be found.
But there is one thing that can never be
found when it is lost – “Life”.
物質的な物はなくなっても、また見つけられる。
しかし、一つだけ、なくなってしまっては、
再度見つけられない物がある。
人生だよ。命だよ。

When a person goes into the operating room,
he will realize that there is one book that he has
yet to finish reading – “Book of Healthy Life”.
手術室に入る時、その病人は、まだ読み終えてない
本が1冊あったことに気付くんだ。
「健康な生活を送る本」

Whichever stage in life we are at right now,
with time, we will face the day when the
curtain comes down.
あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、
誰もが、いつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。

Treasure Love for your family,
love for your spouse, love for your friends…
あなたの家族のために愛情を大切にしてください。
あなたのパートナーのために、
あなたの友人のために。

Treat yourself well. Cherish others.
そして自分を丁寧に扱ってあげてください。
他の人を大切にしてください。


人は、亡くなるときに、ぼくたちに何かメッセージを残していくんだと思うのです。
彼が放った言葉を、ただ言葉の通りに読むのか、あるいは彼の立場に立って読むのか。

これで、ぼくたちの中に残るものは変わってきます。


ぼくは、こんな風に感じてます。


人生に本当に大切なことは、今すぐにできる。
仕事で成功をしてからとかではなくて、今すぐにできる。

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