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自粛?他粛?
暗号通貨アドバイザーのTomooです。今日は、相次ぐイベントの中止ニュースについて。新型コロナウイルスでたくさんの催し物が中止になっていますね。実は、ぼくも主催イベントの延期を決意しました。やろうと思えばできますが。中止にすることにも勇気がいりますね。楽しみにしていたイベントが中止となってしまったみなさん。中止の決断をせざるを得なかった主催者のみなさんに、この記事を贈ります。
▼相次いでイベントが中止になっています
驚きました。
新型コロナウイルスの影響で、軒並みイベントが中止・延期となっています。
まず、一番ぼくが驚いたのは、このニュースでした。
東京マラソン一般参加中止
まさか、東京マラソンが中止になるときが来るなんて。
東京マラソンが中止の決断をしてからというもの。
右にならえが続いています。
開催に当たっては、日本国内で新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、様々な感染症対策の準備をしてきたところでありますが、全国から多くのランナーが参加し、沿道にも応援される方々が大勢集まるなど、感染拡大リスクが高まること、更にはボランティアスタッフの確保が懸念され、安全な大会運営に支障が生じるおそれがあることから、本大会を実施することは困難であると判断いたしました。
毎年エントリーしていた「いわきサンシャインマラソン」ですが、今年も中止。昨年は、雪の影響で開催できなかったので、これで2年連続で開催ができていないことになります。
他にも、地元のマラソン大会も中止となっています。
マラソンは、走り終わったところで大きな疲れを抱えるスポーツです。免疫力が低下したところに集団感染のリスクがあるようです。
一般のセミナーや教員向けの研修会などもどんどん中止となっています。
ここまで、一生懸命に準備をしてきたのに、残念。。。
▼今回、主催イベントを中止にしました
ぼくも、ずっとつくりつづけてきたイベントを中止にする決断をしました。
参加者の安全と健康を考えるなら仕方がない!
のですが、やはり悔しいですね。
▼9年前の自粛と他粛の話
このときのことをぼくは今でも鮮明に覚えています。
2011年3月11日。東日本大震災が起こりました。
そのとき、あらゆるものが「自粛」されました。
とくに、華やかな催し物。
飲み会はその筆頭でした。
卒業式までもが自粛。
ぼくが、大学を卒業する年でした。
「卒業式を自粛する」大学当局の決断に、大きく反応したのは、卒業を迎える学生たちでした。
どこからともなくTwitterで、メッセージがリツイートされてきました。
「当日、大学に集合。校歌を歌ってすぐ解散しよう。」
当日。
卒業式は中止になったのに。
着物やスーツ姿のたくさんの学生たちがキャンパスに集結。
校歌を歌いました。
それを制止しようとしたのは、大学当局でした。が、学生たちは歌い上げ、すぐに解散。
このとき、ぼくたちの間では、「自粛」と「他粛」の言葉で持ちきりでした。
自粛とは、
自分から進んで、行いや態度を改めて、つつしむこと。
他粛とは、きっとそんな言葉はもともとないのですが。
周りからのプレッシャーで、なんとなく自粛しなきゃいけないような雰囲気になってしまって、取りやめること、です。
9年前。ぼくが通っていた大学の卒業式は、「自粛する」と言われていましたが、実際は「他粛」。つまり、周りの目を気にすると、中止にした方がいいのではないか、って考えられることもあったと記憶しています。
あくまで、当時の解釈です。
▼自粛ムードがもたらすデメリット
9年前。
東京の街が重い空気に包まれていたことを覚えています。
桜は満開なのに、毎年大勢集まる花見の会場は空いていたり。
当時、飲食店でアルバイトをしていたぼくは、承っていた予約がどんどんキャンセルされていったり。
あらゆるものが、重く遅く。そんな雰囲気でした。
人は、集まらなくなりました。
経済の回るスピードは遅くなりました。
「復興」という言葉が使われて、ようやく日常が戻ってきたような感覚でした。
▼今回の中止は英断
9年前と大きく違うことは、今回が感染症であることです。
健康第一。感染しないために、イベントを中止しているのです。
トライアスロンには、「リタイアする勇気」という言葉があります。
途中で諦めることは、逃げることではありません。
次のチャレンジを決めることと同じです。
だから、今回のイベントの中止の決断は英断であったとぼくは思います。
▼9年間のテクノロジーの進化
9年前との大きな違いとして、テクノロジーの進化があります。
3.11の頃。今ほどスムーズに離れた相手とコミュニケーションをとることはできなかったと思います。
今は、ずいぶんと機器の処理速度が速くなりました。
回線の通信状況も安定するようになりました。
テレビ電話で通話することも日常です。
でも、9年前はまだまだ難しかったのです。
▼リモートでできるけれど、あえてしないのもアリ
今は、イベントへのリモート参加も比較的簡単です。
そして、こんなときだからこそ、リモートで行うイベントも悪くないのだと思います。
もしも、リモートでできそうなイベントがあれば、試してみるのもいいでしょう。
ただ、あえてしないこともアリです。
ぼくは、今回のイベントをオンラインでのリモート参加で開催することを一瞬だけ考えました。
しかし、最終的には、それもあえてしないことを選びました。
オンラインで行うとクオリティを保てないと感じたからです。
例えば、ワークショップをするなら、リモートではなく、対面形式の方がいいかもしれません。
リモートでできないこともないですが、臨場感を大切にする場合は、クオリティを落としてしまいかねません。
だから、ぼくは「自粛」をすることにしました。
決して「他粛」ではありません。
自分で選んで、あえてやらないことにしました。
開催の方法はいくらでもありそうです、
例えば、マラソン大会だって。
全てをインターネット上につなげて。
全国のランニングマシーンで、同時刻に走ることができれば、会場に足を運ばなくてもレースに参加することはできそうです。
画面には、現地の風景を流せば、形の上ではオンラインでレースに参加できていることになります。
しかし、それをやらないのは、きっと現地で走る・走りきることの感動を大切にしたいからだと思います。
オンラインを使うことで、狙った目的を達成できないのなら、やらない決断を選ぶのも手かな?なんて思います。
それは、他粛ではなく自粛だと、ぼくは思います。
今日も、貴重な時間を使って、記事を読んでくださってありがとうございました。ぜひ、明日の続きも読んでいただけたら嬉しいです!!
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