#2 かぞくの問題はどこにある?
おすおす!
手にとっていただけてとてもうれしいです。
ぼくは、「ともあん」と言います。
「暮らしづくり・心づくり・夢づくり」をテーマのがんばる親子が羽を休められる場所をつくろうとしています。そのために現在は、親子コーチングマスターインストラクターとしてコーチング講座を届けたり・薬膳師として心身ともに整える活動をしています。
こちらのマガジンや記事をご購入いただいた売上金は、実現の運営資金として役立たせていただきます。
さて、このマガジンは、「ともあん」が小学校教員を11年間勤めてきて、感じたエッセンスを詰め込んでいます。
なぜ、今かぞくをまなぶのかについては、こちらをご覧くださいませ。
https://note.com/hateshinaitabi/n/nb0165809aafc?magazine_key=m3d09b959fbee
「かぞくの問題はどこにある?」というテーマではじめていこうと思うのですが・・・
さっそく、前回予告していたタイトルと違います。笑
ただ、書こうと思っていた要素は入っています。
よりよいものが浮かんできたのでこちらでいかせていただこうと思います。
そのまえにちょっときいてほしいことがあるんですね。
この記事は、2022年の3月に書かせていただいています。
3月って卒業シーズンじゃないですか。
学校の教員をしていると、本当にたくさんのものをいただくんですね。
卒業記念品っていうんですけれど、
卒業生一同から、そして卒業生の父母会から・・・
みたいな感じで、ぼくたち教職員はたくさんのものをいただくんです。
また、「先生、お世話になりました」って言って個人的に贈り物をしてくたざるご家庭もあります。
もうそんなに気を遣わないでくださいー。ぼくら、これが仕事ですからぁ!っていう気持ちを持ちながら、「ありがとうございます」って受け取っているんですね。
贈り物の90%は、お菓子なんです。
クッキーとか焼き菓子とかチョコレートとか。
そうそう、チョコレートコーティングされているお菓子が非常に多くてですね。
気温も少しずつ高くなってくるこの季節ですから。
卒業式が終わって、家に着いたら、とりあえず全部を冷蔵庫に入れたんです。
あるとき小腹が空いたなぁって思って、冷蔵庫からひとつ箱を取り出したんです。
ちょっと振ってみると、かすかにカラコロって音がします。
きっと小粒のチョコレートなんだろうなぁと思って、
のし紙を取って、包装紙をあけてみると。
様子が違うんですね。
え。
空けてびっくり玉手箱
っていうのはこのことですね。
しかも金属製でしたから、
キンッキンに冷えていました。
すんごくおしゃれなペンたちでした。
今回、式がことごとく簡略化され、
贈り物がなんなのかとかの説明がなかったんですね。
だから、ついうっかりやってしまいました。
防ぐには、これしかありません。
とにかく、「例年そうだから・・・」ということで、
ぼくが分かった気になっていたことが今回の失態に。笑
あ、ボールペンはちゃんと書けましたけれどね!笑
それでですね。
かぞくも同じようなことが起こっているんじゃないかって思ったんですね。
どうせ、○○でしょ。
いつも、◯◯なんだから、今回も同じでしょ。
分かった気になっていて、
自分の思い込みでいろいろ進めちゃうーってことがあるんじゃないかなぁって。
いや、ありますよね。
ありますあります。
もしあったとしても、決して自分を責めないでほしいんです。
だから、仕方ないんです!
ぼくたちは、その想像力に何度も救われてきましたよね。
危険を察知してきたし、
人の顔色を伺うなんてこともやってきたわけです。
かくいうぼくも、学校現場でそんな場面に何度も出遇ってきましたよ。
あー、また泣いてる。
どうせ、またいつもの男の子が乱暴したんでしょー
とかね。
それでね、よくよく聞いてみると、全然違うことだったりするわけです。
あ、この前ね、こんなことがありましたよ。
家から持ってきた輪ゴムを誰かに盗られましたーって。
その子にとっては、輪ゴムがとっても大事なものだったんですね。
置いてあったはずの場所にないもんだから、誰かが盗んだんだーっていうんです。
でもね、目の前に置いてある画用紙をどけてみたら・・・
その陰に隠れていただけだったんです。
これじゃないの?ってきくんですけれど、
まさか信じられない
っていう感じでね。
え、わかんないですーって言うんです。笑
だから、クラスのみんなに聞くんですね。
これだれのー?って。
で、誰も名乗りをあげないので、
はい、これは君のだったね
って。笑
いやはや、ぼくたち教員って、
時に子どもたちの鉛筆1本、消しゴムが欠けていたか否かまで確認が求められることがあって、すごい仕事だなぁと思うんですが。
というのは、ちょっと脱線しそうなのでここでやめておきますね。笑
つまり何が言いたいのかっていうと、
ぼくたちは結構、思い込みとかで動いていて、分かった気になっていますよーってこと。
で、それを解きほぐすには、
学んだり、見つめ直したり。
ちゃんと相手の話を聴いてみようねーっていうことなんですね。
この記事を呼んでいただくと・・・
ということで、かぞくをまなぶマガジンvol.2はじめまーす!
今日は、その中で、かぞくってどんなふうにできているんだろう?っていうところからはじめていこうと思うんです。
▷ぼくたち一人ひとりは、家庭の影響を受けている
これがまず大前提です。
ぼくたちの人生観、仕事観、恋愛観、子育て観。
ありとあらゆる「観」。
つまり、物事を見る目、聴く耳、捉え方っていうのは、自分の親による影響がめっちゃ強いんです。
こんなことを言うと、
いや、私は親のこと、めっちゃ嫌いなんで。
尊敬もしていないし、距離をとって生きてきました。
なんて言う人もいるんですけれどね。
はい!それって、めっちゃ影響を受けていますよってことです。
第一話でも書かせていただいたようにですね。
ともあんはなんでこんなテーマでマガジンを書こうかと思ったかというと。
お母さんを助けたいと思ったからなんですね。
父が悪いって言っているわけではなくって。
でも仕事の都合とか、環境のこととかで苦労する母を見ていたからね。
ぼくはずっと相談役をしてきました。
ぼくは、母を助けたいと思い。
父とは違う生き方をしたいと思ってきました。
だから、ここまでの進路選択はことごとくそうなんですね。
たとえば、絶対に父の出身大学には行きたくないって思って、いわゆるライバルと言われる大学に行ったり。
父が賛成しない職業でいこうと思って、教員を選んだり。
これって、めっちゃ父に影響を受けてませんか?笑
別の道に進もうとしているのにね。
もうね、父は心の中では、「あいつの考えていることはわからん」って思っているようなんですね。笑
これは、ぼくとしては「してやったり」と、にやっとしたくなるものなのですが、
ぼくは、父を基準にして、父と違う道を選択しようとしてきたんです。
こんなふうに、反面教師にしてきた!っていう人であればあるほど、
親の生き方を意識してきているものなのです。
いわんや、親の家業を継ぐをや。
両親の仕事を見て、いいなぁと思って同じ道を歩む人は少なくはありません。
教員の家系では、親の生き方を見て自分も教員になろうと思う人もいるようですね。「あぁ、あんな生き方もいいかなぁ」って思ったりするんですって。笑
でね、面白いのが、ここからなんですね。
「お子さんが、教員の道を選んで嬉しいですか?」って尋ねると、
「いやぁ、自分の子どもにはおすすめしないと思っていたんだけどねぇ」って。
言葉の奥深くでは、(ちょっと嬉しいなぁ)って思っているようで、その表情から漏れてますよーって。笑
恋愛なんかもそうなんですね。
芸能人を見て、「あの人かっこいい!」「あの人、タイプだー」とかって言ったりしますね。見た目もそうかもしれないですが、人間性とかオーラとかもね。
その基準ってね。異性の親だって言われているんですね。
女性の場合は、お父さん。
男性の場合はお母さん。
今、家庭環境が色々とありますから、そういう場合は、親代わりになった人が基準ですね。
ぼくたち万人の初恋の相手は親だって言われるくらい、これは結構根深いことなのです。
そして、自分が大好きだった親から、たくさんの愛情を受けていれば、これから先の一緒にいたい人は、どこかにその親の影を求めていることが多いのです。
また、反対にいい親子関係ではなかったという方もね。本当は、愛がほしかったんだよねっていうことになります。そんな喪失感を埋めたくて、理想の恋人像を求めていくようになると言われています。
「母をたずねて三千里」っていうアニメが昔ありましたが、ぼくたちは人生の中の恋愛においても、どこかで自分の親の影を追い求める旅をしているのですね。
さて、ここで、一つ問いを投げかけさせていただきますね。
この問いを頭の中にセットして、ちょっとお休みをしてください。
自分の生き方と両親の生き方の関係はなんですか?
さて、ここまでが前置きです。笑
私自身へのサポートも嬉しいです!この記事単体へのサポートも嬉しいです!!よろしくお願いします。