ナルニア国ものがたりの映画化について
お久しぶりです。
ハテナでございます。
久々にnoteを更新しようと思ったのですが、ネタが思いつかないためナルニア関連で調べてみた所面白いものを発見しました。
なんと、2010年に止まったままであった映画シリーズに動きが現れました。
正直めちゃくちゃ期待しつつ、現代にリブートされるだろうこの作品は割と色んな部分で改変されることは請け合いなためちょっと不安を覚えております。
そこで、今回は2005年公開のライオンと魔女の映画について感想と共に原作との比較を簡単にまとめてみました。
よければぜひご一読ください。
2005年公開
ナルニア国ものがたり「ライオンと魔女」
2005年に公開された「ライオンと魔女」の実写版です。
監督は世界的にヒットしたアニメ映画のシュレックを撮ったアンドリュー・アダムソン氏です。
元々、アニメーション作品で名を馳せたこともあり、童話やファンタジーの世界観を表現する上でこれ以上ない人選でした。
そのため公開前から非常に期待値が高まっていた作品でもあります。
特に、原作の世界観を当時の最高峰の技術で再現しており、メイクアップされたフォーンのタムナスは原作厨の私でさえ圧倒されたことを今だに覚えております。
アメリカとイギリスでメイクアップ賞を受賞したほどです。
この評価はこの作品が映像化不可能とされていたことも大きな影響を与えていると個人的には考えています。
そもそも著者のC.S.ルイスは、空想やキャラクター自体を映像では表現できないと考えており、生前は映像化を許可しなかったようです。
CG技術の進化とファンタジー作品の展開
1990年代後半からCGなどの技術が格段に進化、そしてナルニアと双璧を成す大長編ファンタジーのロードオブザリングが大ヒットを記録します。
ハリーポッターシリーズも大ヒットしており、そうした影響から近代ファンタジー作品の映像化が一気に広がった訳です。
ライラの冒険など続々とファンタジーブームが到来します。
そして、ナルニアそのものもシュレックの監督であること、技術の進化などで映像化できるのではないかという期待値に応えた作品が「ライオンと魔女」という訳です。
世界観の再現度が評価
世界観を表現したことが最大のヒットの要因と言われています。
一方で、原作ファンとしては魔女との戦いに中心を添えたことが批判されることもあります。
原作ではあっさりと終わる魔女との戦いを見せ場を作る目的から長尺で展開されます。
原作は、聖書をベースにしたことで見せ場をアスランから人としての精神性を受け取ることに重きを置いてることからその差異が批判に繋がったのかなと個人的には考えています。
しかし、世界観の作り込みの完成度で言えば非常に高く、小説と映像という媒体の違いを考えると戦闘シーンに重きを置いたこと自体に違和感はなかったというのが評価が高い理由だと思います。付け加えて、ストーリーも逸脱した展開がなかったことも大きな批判にならなかった点だと評価できます。(その後の作品はアレですが…)
まとめ
ハリーポッター、ロードオブザリングによってファンタジー世界の再現は不可能ではない時代になりました。
さらにはナルニア国ものがたりの映画によって世界観の作り込みによってより没入できるようになりました。
ここから一気にファンタジーを題材にした実写映画が増えていきます。
そこにライオンと魔女の影響は多大だったと思います。
Netflixで展開される新規シリーズも楽しみですね!