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月極駐車場のシェアリングサービス「アットパーキングウィークリー」をご紹介

株式会社ハッチ・ワークの代表取締役社長、増田です。

先日、日経新聞でJR四国さま、ことでんグループさまと当社の取り組みを記事にしていただきました。

<引用>日経新聞 駐車場デジタル管理、香川の鉄道で拡大 ハッチ・ワーク(2024/9/10)

特にJR四国さまでスタートしていただいた当社の新サービス「アットパーキングウィークリー」について、メディアとして初めて詳しく取り上げていただきました。要約すると「JR四国の駐車場は月極だけでなく、1日・1週間単位の利用も可能で、工事など一時的な利用の需要に応える」と紹介され、大変うれしく思っています。

今回はこの「アットパーキングウィークリー」についてご紹介します。


駐車場には「時間貸し」と「月極」以外にもニーズがある

「アットパーキングウィークリー」は月極駐車場をシェアリングできるサービスです。当社の月極駐車場オンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」の新機能として提供しており、追加費用はいただきません。

このサービスをスタートしたきっかけは、私自身が駐車場の利用方法に「時間貸し」か「月極」しか選択肢がないことに対して、ぼんやり疑問を持っていたことに端を発します。

「時間貸し」では「24時間最大〇〇円」といった料金形態はあっても、あくまでも1時間の積み重ねなのです。また、私自身が駐車場を利用する際にも感じていましたが、利用者さまのニーズは「1日」や「数日間」、「1週間」、「1か月」といった、「時間貸し」と「月極」の2種類では分類できない、さまざまな希望が存在するだろうな、と。

実際、当社が運営する月極駐車場検索サイト「アットパーキング」にお問い合わせいただく利用者さまからのご相談内容を見ていても、そのニーズは明らかです。

「訪問先の隣の月極駐車場に空きがあるならば1日だけ使いたい」
「出張先で数日間だけ月極駐車場を利用したい」
「家族が帰省している1週間だけ近くの月極駐車場を借りたい」
「自宅のリフォームで30日間だけ隣の月極駐車場の区画を利用したい」

上記のようなご要望を多数いただいていることを、注意深くキャッチアップしていました。

また、工事業者さまからもコンスタントに以下のようなご相談をいただいていました。

「毎日コインパーキングを探すのが大変。現場周辺の月極駐車場を工事期間だけ借りたい」
「連続して同じ区画を利用できるならコインパーキングではなく、月極駐車場の区画がいい」

このような短期利用のニーズにしっかりと応えていきたいという思いが強くなっていきました。

工事に際して駐車場を探すのはひと苦労

管理会社さまも短期貸しに関心あり

一方、当社の「アットパーキングクラウド」をご導入いただいている管理会社さまからも、短期貸しに関するご相談をよくいただいていました。

「管理する月極駐車場の空き区画を1日だけ借りたいという相談が入るが、特に対応方法が決まっておらず、都度個別対応するのが大変」
「基本的に短期は断っていたが、手間がかからない仕組みがあれば対応したい」
「駐車場の短期貸しサービスを利用していたが、月極契約が決まるたびにシステムを操作するのが面倒で、結局運用しなくなってしまった。手間が省けるなら本当は取り組みたい」

などなど。もちろん、稼働率が常に100%という管理会社さまもなかにはいらっしゃいますが、少なからず空き区画があれば、オーナーさまから管理を任されている立場として、より収益アップして還元したいとお考えになるのは当然です。

私たちはこの双方のお悩みを解決できる方法を考えました。

手間ゼロ・コストゼロで収益化

「アットパーキングクラウド」を導入している月極駐車場は、リアルタイムな満車/空車の情報が一元管理できます。この強みを活かして、まず月極として空き区画を募集しつつ、契約が決まるまでの間に「1日単位・1週間単位・1か月単位」といった短期利用の募集も専用サイトで行います。月極契約が決まったタイミングで満車になれば、自動的に短期利用はクローズする。逆に満車から空きが出て、空き待ち予約の方が手を挙げなければ、自動的に短期利用を募集するといった具合です。これにより、管理会社さまの手を煩わせることなく、収益化ができ、利用者さまにも喜ばれる仕組みになるわけです。

利用者さまは「アットパーキングウィークリー」のサービスサイトや「アットパーキング」、現地のQRコード付き看板からも短期利用の可否を確認することができます。

希望の駐車場を見つけていただいてから利用するまでの流れもできる限り簡単にしました。

  • スマホで簡単登録

  • キャッシュレス決済対応

  • 事務手数料なし

  • 即日利用可能

  • 解約手続き不要

利用者さまに選ばれるサービスであるということが、管理会社さまに選ばれる重要な要素の一つだと考えていますし、利用できる駐車場が多いということもまた、利用者さまに選ばれる大事な要因であると思っています。

「アットパーキングウィークリー」は希望の利用期間を自由に選べる

「アットパーキングウィークリー」の強み

すでに利用者さまに認知されている駐車場の短期貸しサービスと、「アットパーキングウィークリー」における一番の違いは、やはり「月極駐車場を短期貸しする」という点に尽きると考えています。

「自宅近くの“あの”月極駐車場が1日だけ借りられたらなぁ」

というニーズに応えることができるということです。

というのも、類似サービスの駐車場は、駅近くや観光地、イベント会場などの周辺に集中している傾向にあります。収益性の期待値が高いといった理由から、どうしてもコインパーキングを補完するような立地でシェアリングを運営している傾向にあります。したがって、相対的に住宅地周辺でシェアリング利用ができる駐車場は少なくなってしまうわけです。

「アットパーキングウィークリー」は月極駐車場がメインです。住宅地周辺ゆえに限定的なニーズかもしれませんが、確かに利用希望が存在するのです。実際、利用者さまによる同じ駐車場のリピート率は7~8割にもなり、「利用できて助かった」というお声をいただいています。

まとめ

実はこの「アットパーキングウィークリー」ですが、前回記事にしました当社が提唱する「ファーストワンマイルステーション構想」の土台でもあります。よろしければ以下の記事もご覧ください。

リアルタイムに空いている区画をさまざまなサービスと連携して活用するという構想に、欠かせない仕組みと位置付けています。

月極駐車場がすべての人に身近な存在になると信じて、引き続き取り組んでいきます。ぜひ「アットパーキングウィークリー」にご期待ください。
ではまた。