「本質を見抜く力がビジネスを面白くする」サウナ好きの会長に話を聞いてみた。
こんにちは!ハッチ・ワークの20年新卒入社のもりけーです!
前回は自信作第一弾として、社長の増田さんと新卒一年目(とういうか入社前)の私が対談したときのお話を投稿しました!
嬉しいことに多くの方にご覧いただいたようで、反響も上々。
正直ウキウキです。
ありがとうございます!!!!
ということで、第二弾書いちゃいました!
ぜひ最後までご覧ください!
始めに
第一弾「増田さんと対談してみた」の内容を覚えてくれていますか?
実は増田さんとの対談後、お話にもあった「社長を任せてくれた現会長」。その存在が気になりすぎたので、早速会長の大竹さんに連絡したんです。
すると、またもやご快諾!!!!
なんて寛容なんだろうと思いながら、話を聞いてきました!
社長を任せた裏側から、社員たちへ期待することまで、ぶっちゃけていただきました!
社長を任せた経緯
-今回のインタビューのお相手は、株式会社ハッチ・ワークの会長を務める大竹さんです。本日はお時間いただきありがとうございます。よろしくお願いします!
大竹さん:おもしろい取り組みを始めたなと思っていたんだよ。はい。よろしく。
-ありがとうございます!では早速ですが、ズバリ大竹さんが増田さんに社長を任せた経緯をお聞きしてよろしいですか?
大竹さん:私がつくりたかった会社像は、「変化に強い会社、誰が新しい事業アイデアを出しても受け入れるような寛容さのある会社」です。
だから、増田さんが月極駐車場事業を始めて、少しずつ芽が出てきて、改めてビジネスモデルや構想を聞いた時に、「これは将来必ず会社の中心事業になる」と確信したんだよね。
それならば次世代の企業文化を増田さんに作ってもらおうと思いました。
-ありがとうございます。まさに、ご自身が寛容さを発揮されたのですね。ちなみに、なぜそのような会社像を思い描いたのでしょうか?
大竹さん:会社がこれからも永続的に発展し続けていくためには、私自身の枠にとらわれず成長する組織にならなければならないと思ったからかな。
”人が文化をつくるけど、優れた文化は人を育てる。”
2018年にハッチ・ワークに社名を変更して、私が増田さんにバトンを託すことで、文化の礎になれたらなと。そして、次の新たな文化をつくるのは増田さんや、社員の皆さんだと思っているよ。
とはいえ、文化は頭で考えても思い通りに行かないからね。自然と形成される側面もあるから難しいことだけど、ここはみんなに期待していることかな。
-なるほど。なんとなくですけど、社長を交代するという判断は難しいようにも思いますが、実際いかがでしたか?
大竹さん:冷静に考えたらできるんじゃないかな。なぜなら、長期的に見ると会社にとって最もメリットがあるからね。増田さんが会社の舵取りをしたほうが確実に成長するし、人も成長して会社は永続すると思ったんだ。
増田さんと話していて感じたのは、彼が月極駐車場事業に対して本当に突き詰めて考えていたということ。
正直、天才的だと思ったよ。
-ありがとうございます。そういった経緯があったのですね。
「ストックビジネスの教科書」出版に至るまで
-2015年に「ストックビジネスの教科書(ポプラ社)」を出版されて、amazonでベストセラーになったとお聞きしました。
ビジネスにおける情報はどのように集めているのでしょうか?
大竹さん:情報収集は基本的にインターネットと人脈かな。でも大事なのはキャッチした情報を自分の足で確かめにいくこと。
ここでポイントになるのは「本質は何だ?」と深堀りをすることなんだよ。私は本質を見抜く思考力を磨き続けるために、仕入れた情報の中で「なぜこの現象が起こっているのか」といったことをとことん考えるようにしているんだ。
-「本質」が重要ということですね。どうしてそのように思うのですか?
大竹さん:そうだね。そもそもビジネスにおいて重要な要素は、「本質的な価値を認識すること」と「消費者・生産者の両視点から価値を理解できる」ということなんです。
つまり、消費者はこの現象を継続して求めるのか(需要)ということと、生産者はこの現象を継続して提供できるのか(供給)ということから、その現象が継続性を持っていることかを見極める。
そしてこの需要と供給が継続する見込みがあるものを仕組化して、さらにお金の流れを作ったもの、それがストックビジネスなんだね。
わかるかな?
-おお、少し難しいですが勉強します…。ちなみにどのような経緯で出版に至ったのでしょうか?
大竹さん:これは色々なご縁が重なって、たまたま出版社の方と会話していた時に、私のビジネスに関する考え方をお話ししたことがあってね。
とてもおもしろがってくださったようで「本を出しませんか?」と声を掛けいただいたことをきっかけに出版させてもらったんだよ。
まぁ、自分としては失敗から気づいたことを本にしたってだけで、当時は会社の宣伝になればと思って書いたんだけど、すごい反響だったから正直驚いたね。
-そうだったんですね。色々なところで自分の考えを発信すると、出版にも繋がっていくのだと気付きました。
ビジネスを考えることの楽しさ
-話は変わって、休日はどのような過ごし方をされていますか?
大竹さん:ずいぶん変わるね(笑)。
そうだな、色々やっているけど・・・
サウナに入ってビジネスのことを考えたり、セミナーに参加して新しい知識をインストールしたり、メルマガを作ったり、カフェでコーヒーを飲みながらビジネスのことを考えたり、あとはサウナに入ったり・・・かな(笑)。
-サウナお好きなんですね(笑)。でも、お聞きするとずっとビジネスについて考えているんだなと思いました!
大竹さんが思うビジネスの面白さとはなにがあるのでしょうか?
大竹さん:未来の商品設計をするのが本当に面白い。
ビジネスの成り立ちを考えると、本質が見えて、さらに未来に新しいものができそうなときは、とてもワクワクするんだよ。
特に、「自分が関わらなくても勝手に成長していく」そんなサービスや商品が生まれた時なんかは、もうね、感動ですよ。それはお客様が私たちが作った価値(サービス)を認めてくれた証ですから。
-何か具体的な事例はありますか?
大竹さん:そうだな。例えばこの会社を立ち上げる前、私はラーメンチェーンのスタートアップメンバーとしてジョインしていて、全国展開を牽引する取締役をしていてね。その時に、ラーメンチェーンの中で売上No.1になるための戦略を考えていたんだ。
ちなみに森くんだったらどうする?
-んー、まずは他のラーメンチェーン店の調査とかですかね?
大竹さん:そうだね、たしかに売上No.1になるんだったら、同じラーメンチェーンを研究するでしょう?でも、当時の私は”漫画喫茶”がライバルと考えたんだよ。
-漫画喫茶ですか?!それはなぜですか?
大竹さん:理由はね、漫画を読みながら飲んだり食べたりして楽しむというエンターテインメントは、飲食店の競合に他ならない、そう考えたからなんですよ。
-なるほど。私には全く想像できない考えだったのでとても驚いています!
大竹さん:ははは、そうか(笑)でも本当にトップを目指すなら、そういった表面的には見えない相手に対抗した仕組みをラーメンチェーンに組み込む必要があると思ってね。
もちろん美味しい味を追求することも徹底的にやっていたけど、それ以外に「ラーメン屋として提供するエンターテインメント」を試行錯誤していたな。つまり、漫画喫茶以上の面白さを提供しようって思ってね。
色々試したけど、個性的な看板にしてみたり、3ヶ月に1回は独創的な新メニューを発表したりしていたな。
-なるほど、本質が見えるようになると、他業界の脅威となるビジネスにも対抗できるようになるのですね。ありがとうございます。
会長が思う自身の強み
-では最後に大竹さんがご自身の強みと思っている点を教えていただけますか?
大竹さん:思考を磨く訓練は社会に出てから休まず続けているので、本質を見抜くことへの意識と思考のタフさは人一倍あるかな。
あとは好奇心。
私の場合は「興味」が基礎にあって、そこから「思考」。
これがあるから、色々と「発想」できる。
なにかを発想したり、生み出したりするときには、どの場面でも本質を見抜く力は欠かせないからね。
その力を身につけるためにも、自分がちょっとでも興味をもったことに意識を寄せて、表面的なことではなく、視点を変えて思考してみる。
そんな癖をつけると、新しい世界が見えるかもしれないね。
―勉強になりました。本日はありがとうございました!僕も本質を見極める力を磨いていきます!
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました!
2回にわたり、会長と社長、お2人のお話を聞きました!
当たり前ですが、お2人がお互いと出会われる前は、それぞれ違う経験をされて、そこで培われた価値観やスキル、ノウハウなどが、ハッチ・ワークの経営に活かされているんだなと改めて知ることができました。
学生のころは「経営者」となんとなく一括りに捉えていましたが、お2人から違う側面のお話を伺えて、純粋に興味深いな!こうやって人の話を聞くって面白いな!そう思いました!
他の人はどんな経験をしてきたんだろう?
もっと色んな人の話が聞きたい!!という気持ちが一層強まりました!
ということで、次回も更新できるように今水面下で準備しています。
今回で終わりではないので次回もお楽しみに!
以上、もりけーでした!
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