茨城ロボッツ戦を終えて
12月21日 H 茨城 75-91 A 長崎
12月22日 H 茨城 85-97 A 長崎
今節も勝利です。これで五連勝。
B 1昇格後、初の五連勝。
12勝12敗と勝率5割復帰でございます。
試合内容もなかなか厳しいドラマチックでした。
さてさて。
○後半からはヴェルカタイム
今節は共に接戦をモノに出来ました。一戦目は序盤からワンポゼッションツーポゼッション差で推移。痺れる展開、突き放せそうで突き放せずヤキモキする時間が長かったですね。一点差まで迫られた4Qにディフェンスもオフェンスもギアをあげて一気に点差を広げてフィニッシュ。スミス選手が4Qにそれ迄の鬱憤を晴らすかのような大爆発。なかなかの盛り上げる展開でございます。うーん、エンペラータイム(笑)炸裂ですね。
第二戦は前日から一転、良くない方に一転、前半終えて18点差のビハインド。大量リードを許します。なんつーか疲れてましたねー。スミス選手、JB選手の身体が重そうでした。後半に入ると3Qに狩俣選手、山口選手、馬場選手、スミス選手と4人の3Pが 1本ずつ決まり外角のシュートが決まりまた得点を挙げる選手も分散し全員がオフェンスに参加する良い流れの時間帯が、4Qの勝負所で再び狩俣選手、山口選手の3Pが決まり勝負あり、かと思いきや最後の最後にフランクス選手にビッグショット3Pを決められて振り出しになりました。盛り上げるだけ盛り上げてくれる展開もオーバータイムにはヴェルカが地力を見せてJB選手のスリーが決まったところで勝負ありでした。3Qからの追い上げは見事でボールも人もよく動いて見ていて楽しいバスケットになって来ました。まだまだ出来ている時とできてない時の差が激しいとは思うものの、ファンにもコレが長崎ヴェルカのバスケじゃい!とゆーモノを見せてくれたと思います。後半からの強度を上げてプレーできる、追い上げの熱い展開が持ち味になってきましたかね。
良いぞー良いぞー。
○スミスさんが居なくてもJBが、JBが調子悪ければ馬場ちゃんがいるじゃなーい
今節第二戦のスミス選手はいかにも体が重く調子が上がらない様子でした。とは言えそれでも15点挙げてますがね。先日の島根戦ではJB選手が絶不調の中気を吐いて24得点を挙げております。連戦の影響で特にプレータイムの多いスミス選手JB選手の調子が上がらない中、調子を上げてきたのが馬場選手なのです。負傷で試合に出られなかった分を取り戻すように最後まで大暴れしてくれました。22得点、8リバウンド、6アシスト、0ターンオーバー、5スティールと言う事なしの出来でございます。オーバータイムがあったとは言えプレータイムが39分46秒と正に大車輪の大活躍。スミス選手JB選手馬場選手の古巣への三本柱がしっかりと、3人で補完し合える体勢になったのは大きいですね。馬場選手が帰ってきて5連勝、その影には馬場選手がいない時にチームを支えて成長した面々があってこそ。という事を私は熱く記しておきたいのでございます。
○スターティング?クロージング?考え方
バスケのみならずスポーツ全般において、スターティングメンバー=ベストメンバーとの認識が多いと思います。しかしながら交代枠という概念が無いバスケットボールに於いてクロージング、試合終盤でその日のベストなメンバーをコンディションの良い状況でフロアに立ってもらう。との考えも必要になって来ると思います。ただ疲れが無いようにと休ませて勝負どころで急に出ても力を発揮できない選手も多いでしょう。身体があったまってその日のピークが前半に来てしまい後半に失速してしまうこともあるかも知れません。接戦以上の戦いを最後まで、出来ればコアメンバーの余力を残しつつ進める。ってのもなかなか大変なことでございます。
ここでこの話題、と言うのも第二戦のクロージングで初めてスミス選手を外してラインナップを組んできました。怪我などではなく、まぁ蓄積された疲労が只事で無かったのでしょうが、スミス選手を外す事の意味を考えてしまいます。バイウィーク前まではスミス選手と心中くらいの勢いで調子の良い時も悪い時も常に中央に据えてファーストオプションとして試合を進めてきました。調子を落としていたとは言えこの日15点を取っていたスミス選手を外したラインナップを組んでクロージングを迎える決断ができたことがヴェルカの成長の証だと思うのです。調子の上がってきた馬場選手を中心に据えてディフェンスも3Pも信頼の高い狩俣選手山口選手、ペイント内でフィジカルにプレーでき仲間を鼓舞するザック兄貴、インサイドとアウトサイドどちら責めることができハンドラーもディフェンスもオールマイティなJB選手。選手の組み合わせが増えることは即ちチームの戦術の巾、厚みが増してきたということでしょう。中盤戦後半戦に向けて更にどのような成長を見せてくれるのか楽しみになってきます。
さて、チームとして明らかにひとランク上げてきたヴェルカでございます。戦い方もバリエーションが増えて観てる我々のワクワクもマシマシでございます。シーズン当初の伊藤GMの言葉ではシーズンの終わりにチームの完成を目指す。という言葉を考えると、現在のヴェルカはまだまだ発展途上、伸び代だらけなのであります。勝ち星をどこまで伸ばせるのか、どこまで成長していくのか、まだまだ楽しみは尽きませんね。
Go Velca!!