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【訪問リハビリ会話術】利用者さんに共感するための問診時の心得!
訪問リハビリでは、様々な運動や工夫によって利用者さんの困難を解消できるように支援していきます。
その時、利用者さんの困り事や悩み、希望についてじっくりと会話を進め、寄り添う=利用者さんに共感する問診が必要です。
共感とは、他人の考えや感情についてありのまま受け入れることになります。
問診を通して利用者さんに共感することがうまくできれば、信頼関係を最速で築くことができます。
そのため、セラピストは利用者さんの困り事や悩みを積極的に問診しなければいけません。
しかし、利用者さんの中には、困り事や悩みを過小評価していたり、自分の弱みであると考えてしまい、多くを語らない方もいます。
そこで今回は、利用者さんに共感するための問診時の心得について紹介します。
普段から利用者さんの困り事や悩みをよく聞くようにしているセラピストの方も、今回紹介する問診時の心得は知らないと損だと思います!
是非、最後まで読んでほしいです!!!
一般的なセラピストの問診
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一般的なセラピストの問診では、利用者さんの疾患と考えられる症状を中心に問診を進め、主訴との照らし合わせをすると思います。
つまり、利用者さんの困り事や悩みの大きさや強さに注目した問診になります。
疾患による症状や障害の程度=利用者さんの辛さが、生活に影響していると思うのは医療者の思い込みかもしれません。
一般的な問診では下記のデメリットが考えられます。
①疾患から考えられる症状以外は聞き忘れてしまう。
②疾患と関係がない主訴があっても、大したことはないと自己判断してしまい、問診を掘り下げない。
利用者さんの辛さを共感するためには、ある要素を念頭に入れておかなければいけないと思います。
利用者さんに共感するための心得
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問診時、利用者さんに共感するために大事になるのは、症状の大きさや強さの程度よりも、辛さを感じる時間(期間)になります。
どんなに些細な辛さであっても、抱えてしまった時間(期間)が長ければ大きなストレスになります。
例えば、500mlのペットボトルを2~3時間持って歩く時には辛くないが、1日中持っていると手が痛くなってしまい、強いストレスになってしまいます。
利用者さんの問診をする際には、疾患から考えられる症状について問診することはもちろんですが、生活全般での困り事や悩みについて問診を進め、そのストレスがどのくらいの時間(期間)で感じているか、考えているかについても掘り下げて聞いてみましょう。
一見、小さな困り事や悩みのようなことでも、セラピストに打ち明けることによって利用者さんは楽になります。
また、疾患に関係する悩みが自分の弱さであると考えている利用者さんの場合、疾患とは関係ないような悩みに共感することで信頼関係が築かれ、疾患に関する悩みを打ち明けやすくなるかもしれません。
利用者さんにとって何でも話せる相手がセラピストになることが、信頼関係が構築できた証だと思います。
利用者さんの困り事や悩みを問診する時には、下記のテンプレートを念頭に入れておきましょう!
「〇〇(困り事や悩み)は、いつからあるのですか?」
まとめ
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今回は、利用者さんに共感するための問診時の心得について紹介しました。
一般的なセラピストの問診では、利用者さんの疾患と考えられる症状を中心に問診を進め、利用者さんの困り事や悩みの大きさや強さに注目しがちであると思います。
問診時、利用者さんに共感するために大事になるのは、症状の大きさや強さの程度よりも、辛さ=ストレスを感じる時間(期間)になります。
どんなに些細な辛さでも、長時間(期間)晒されると、大きなストレスになってしまいます。
利用者さんの困り事や悩みについて問診する際には、「〇〇(困り事や悩み)は、いつからあるのですか?」のように、辛さ=ストレスを感じる時間を必ず質問するようにしましょう!
利用者さんは些細な辛さ=ストレスについて容易に表出してくれますが、大きな辛さ=ストレスはなかなか打ち明けてくれないことがあります。
まずは、小さな共感から始めることをおススメします!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
問診時には、利用者さんの話を傾聴するテクニック、会話を盛り上げる質問テクニックが大事になります。
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