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おなじ場所で思うこと

20代半ば 心を病んでしまった。

10年経ったいま、またわたしは、あの時の病院に戻ってきてしまった。

でも先生はわたしのことをよくわかっていて、言葉が少ないながらも、響く言葉ばかりくれる。

失恋をして2ヶ月経った私の脆くて弱い心はかろうじて生きてる。孤独を感じないように常に何かでごまかす日々。

先生の言葉が温かくその場で泣いてしまった。

「そのまんまのあなたがいいって、言ってくれるひととじゃないと一緒になっちゃだめだよ。あなたは寂しがりだよね。でも、どうせまたすぐ素敵な人見つかるよ。」

わたしには父親がいない。先生は父親みたいに控えめで優しい言葉をくれるきがする。

もうすぐ新年。

明るい愛の光であふれるそのまんまのわたしで、来年はうつくしく輝きたい。

笑い話になる日まで生きなきゃな。



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