『らん』について、改めて考えてみる。
思考を整理するために、改めて『らん』について書いてみたいと思います。
大前提として、
もう一度、秦組本公演として『らん』をやりたい。
『らん』のエピソード0として上演した『月の谷』『赤い石』の再演も同時にやりたい。
『らん』と『月の谷』『赤い石』の間に『続・月の谷』『続・赤い石』(続編にもきちんとタイトルをつけますが)の2作品の構想が既にあるので、それも新作として同時にやりたい。
ここまでは、一緒です。
さて、ではこれをどう上演するか。
たとえば……
平日は、マチネ・ソワレで『らん』のエピソード0と00に当たる作品を単発上演。
そして、土日祝は、13時開演で21時終演の『らん』(完全版)を上演。途中、30分の休憩を2回入れての6時間公演。
5作品はおそらくそのまま繋げると10時間越えするので、完全版はギュッと内容を濃縮した戯曲を新たに書く。
劇場を2週間予約して、平日マチソワで、『月の谷』『赤い石』『続月』『続赤』を3回ずつ。あるいは、『続月赤』は一つの作品にまとめて3作品にしてそれぞれ4回ずつ。
『らん』は土日祝のみで4回。
どうだろう。これだと多少は現実的だろうか?
スタッフからの
「仕込み場当たりの時間がまったく足りません」
という声がめっちゃ想像できる。
では、劇場を3週間予約する?
集客力の無い秦組で、300人〜400人規模の劇場を3週間借りるのは、耐えられる赤字の範囲ではなくなる気がする。
いくら最初から赤字前提の企画とは言え。
では、一気公演ではなく、
『月』『赤』『続月赤』を150人キャパくらいの小劇場公演で行い、その3ヶ月後に『らん』総集編のみ中劇場で行う?
(『らん』の最後の大殺陣は、それなりに舞台面の広さのあるところでやりたい)
それか、まず『月』『赤』再演、
数ヶ月後に、『続月』『続赤』の初演、
さらにその数ヶ月後に『らん』という一年がかりでの『らん』?
ちなみに、『らん』は、過去にPHP出版さんから連作短編小説を出版しているけれど、この機会に、きちんと長編大河小説にしたいし、コミック化ドラマ化アニメ化も目指したい。
舞台『らん』は、そのためのパイロット版でもありたいと思っているので、しっかりと映像収録もしたいし、外国語字幕をつけて世界に向けて発信もしたい。
最高最強のキャストで臨みたいので、キャスティングにはしっかりと時間と労力をかけたい。
稽古期間を十分に取りたい。なるべく、全員稽古の時間を多く取れる体制でやりたい。
極力「代役」無しの稽古でやりたい。
公演時期は、2025年を目標にしたい。でも2026年にすることでより素晴らしい『らん』になるのであれば、それでも良い。
このあたりは気持ちは全く変わらない。
文章にすると思考が整理されるので、再び、思いつくままに書いてみました。