秦建日子

小説家で、脚本家で、劇作家で、演出家です。時々、映画監督でもあります。

秦建日子

小説家で、脚本家で、劇作家で、演出家です。時々、映画監督でもあります。

最近の記事

SOPHIA Premium Symphonic Night in 横浜BUNTAI

今日、舞台『Change the World』の仲間たちと、 SOPHIA Premium Symphonic Night in 横浜BUNTAI 行ってきました。 もう、最高過ぎて。 SOPHIA単体で、余裕で満席に出来るはずなのに、 そこにフル・オーケストラ。 さらにゴスペルの大歌唱隊。 アレンジもそれはもう格好良くて。ちょっと原曲にストリングス足しました、なんてものでは全然なくて。 映像も素敵で。 贅沢に、惜しげもなく、細部にまでクリエイティブなチャレンジに満ち満ち

    • 情報解禁☆『女子大小路の名探偵・新章』

      現在、特設サイトで無料連載中の新作小説『女子大小路の名探偵・新章』 https://jdkm2.hm-novel.jp/novel/ の舞台化が決定しました。 2025年3月に。 銀座・博品館劇場で。 主演は、前作の映画に続いて、剛力彩芽さんです。 名古屋で毎年開催されている「にっぽんど真ん中祭り」の参加者に対して、連続傷害事件が発生。 そして、どまつり実行委員会本部に 「次は殺人。それを防ぎたければ100億円支払え」 という脅迫状が…… しかも、その事件の裏側で、別の殺人

      • 原作者として思うこと。脚本家として思うこと。舞台『Change the World』を終えて。

        原作者冥利に尽きると思ったこと。 主演の松岡充さんが、「原作も脚本もどちらも素晴らしいから出演を決意した」(秦意訳)と言ってくださったこと。 辰巳雄大くんと剛力彩芽さんが、「秦作品が好きだから出演する」(秦意訳)と言ってくれたこと。 脚本家冥利に尽きるなと思ったこと。 他所では主演を張れるキャストたちが、複数役を演じていただく前提の戯曲に「面白い脚本だから出る」(秦意訳)と出演を決意してくれたこと。 板の上に立つ皆さんが、全員、原作と脚本のチカラを信じ続けてくれたことが、

        • 最新作『Across the Universe』

          新作小説のご案内をさせてください。 タイトルは『Across the Universe』。 第一部『And so this is Xmas』、第二部『Change the World』に続く三作品目であり、完結編となります。 第一弾の『And so this is Xmas』は、『サイレント・トーキョー』というタイトルで佐藤浩市さん西島秀俊さん石田ゆり子さんなどのキャストで映画制作もされ、第二弾の『Change the World』は、松岡充さん辰巳雄大さん剛力彩芽さんなど

          『三体』『ゲーム・オブ・スローンズ』そして『方舟』と『らん』。

          ついにNetflixで『三体』が始まるらしい。 ぼくはかつて、小説の『三体』のあまりの面白さに、岐阜羽島駅のホームで読書に没頭してしまい、やってきた新幹線に乗れなかったことがある。 しかも、製作スタッフは、あの『ゲーム・オブ・スローンズ』。 今から楽しみ過ぎて心臓がバクバクする。 『三体』はテレビ画面の前で正座して観るとずっと前から決めています。 そして……こんなことを言うと大笑いされることはわかっているのだけれど…… ぼくは、ストーリー・テラーとして、『三体』『ゲーム・オ

          『三体』『ゲーム・オブ・スローンズ』そして『方舟』と『らん』。

          次の「建」について、考えていること。

          自分の頭を整理するために、次の「建」作品について考えていることを、ざっくり書き出してみようかと思います。 要するに「自分メモ」です。 読みにくい部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。 ちなみに「建」というのは、秦建日子が「秦組」とは別に、より無謀なチャレンジをするために始めたシリーズの名前です。『ザーッと降ってからりと晴れて』『古美術商の恋』に続いて、次が三作品めになります。 圧倒的に面白い演劇作品を目指す! というのは、あまりにも当たり前のことなので、それは大前提とし

          次の「建」について、考えていること。

          新作の長編小説について

          noteではお久しぶりです。秦建日子です。 あと一ヶ月と少しで新年度ですね。 大昔の会社員時代の感覚がまだ残っていて、未だに新年度が近づいてくるとソワソワしてきます(笑) 突然ですが、近況のご報告をさせてください。 ちなみにこの投稿は、これを書くことで、 (もう書いてしまったぞ。退路は無いぞ。頑張るしかないのだぞ) と自分自身を叱咤激励することを目的としております。 現在、3月末の脱稿を目指して、新作の長編小説を執筆中です。 この作品は、とあるシリーズものの完結編であると

          新作の長編小説について

          2023年を振り返って

          2023年も終わりますね。 少し早いですが、さらっと今年を振り返ってみたいと思います。 今年はまず、 舞台『トムラウシ』(作演出) たくさんの素晴らしい役者たちとの出会いがありました。 それから、 小説『Change the World』(書き下ろし) こちらは『And so this is Xmas』の続編です。 ちなみに、来年、更にもう一作続編を出したいと思っております。 今、絶賛、執筆中です。 3月末には、 舞台『ザーッと降って、からりと晴れて』 舞台『古美術商の

          2023年を振り返って

          明日から全国公開!映画『女子大小路の名探偵』

          いよいよ明日10月13日(金)より、映画『女子大小路の名探偵』の劇場公開が始まります。 自分が書いた小説が、多くの人の手を経て映像化されることは、何度体験しても嬉しいです。 特に今回は、途中いろいろと信じられないような事件も起き、 (これは映画化企画そのものが頓挫してしまうかも……) と覚悟した時期もありました。 粘り強く戦ってくれた関係者の皆様、信じて最後までご支援くださったスポンサーの皆様、そして、地元の皆様を初めてとしてずっと力強く応援してくださったすべての皆様に感謝し

          明日から全国公開!映画『女子大小路の名探偵』

          オーディオブック『女子大小路の名探偵』がリリース! 朗読は名塚佳織さん!

          私、秦建日子の小説『女子大小路の名探偵』が、なんとオーディオブックになりました。 本日(9/29)よりリリース!  audibleで聴けます。聴きホーダイサービスにも対応してます。 朗読は名塚佳織さん! 秦組『方舟』のノア役であり、コロナ禍でのオーディオドラマ版『女子大小路の名探偵』でもストーリー・テラーとして作品を支えてくださった名塚佳織さん。 最近では、『ONE PIECE FILM RED』のウタ役や、2023年9月1日公開の山田洋次監督作品『こんにちは、母さん』にも出

          オーディオブック『女子大小路の名探偵』がリリース! 朗読は名塚佳織さん!

          『ガクヤ』の話。

          不勉強にして、今回、ナミプロさんからオファーをいただくまで『楽屋』という超有名作品を知りませんでした。 ただ、 ・タイトルが『楽屋』であれば、内容は自由で良い。清水先生の『楽屋』とは完全に別作品で良い。 ・令和の今にふさわしい『楽屋』であってほしい。 という2点のリクエストは、作家として挑戦しがいがあると感じました。 実を言うと、今までちょっと苦手だったのです。 主人公が役者とか、 主人公が小説家とか、 主人公が演出家とか、 そして、そんな彼ら彼女らが、モノづくりのあるべき

          『ガクヤ』の話。

          『女子大小路の名探偵』が文庫になります!

          『女子大小路の名探偵』が文庫になります! ◉公式発売:8月8日(火) ◉税込  :968円(税別880円) https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309419800/ ただ、担当の編集者さん曰く、8/7くらいから書店さんの店頭に並び始めるかと思いますとのことです! 小説の発売日って、今ひとつよくわかりません(笑) 秋には剛力彩芽さん主演にて映画も公開されますこの作品。 まずはぜひ、小説で楽しんでいただけたら嬉しいです。 よろしくお願い

          『女子大小路の名探偵』が文庫になります!

          『らん』について、改めて考えてみる。

          思考を整理するために、改めて『らん』について書いてみたいと思います。 大前提として、 もう一度、秦組本公演として『らん』をやりたい。 『らん』のエピソード0として上演した『月の谷』『赤い石』の再演も同時にやりたい。 『らん』と『月の谷』『赤い石』の間に『続・月の谷』『続・赤い石』(続編にもきちんとタイトルをつけますが)の2作品の構想が既にあるので、それも新作として同時にやりたい。 ここまでは、一緒です。 さて、ではこれをどう上演するか。 たとえば…… 平日は、マチネ・ソワ

          『らん』について、改めて考えてみる。

          続編を書きます。

          突然ですが、 小説『Change the World』、 続編、書きます。 というか、続編を書くこと自体は最初から決めておりまして、タイトルも既に決めておりまして、担当の編集の方にも「(その構想は)すごくすごく面白そうですね!」と言っていただいているのですが、急にふと、 「『続編書きます』と先に言っておきたい」 強く思いまして。 他の複数の作品と並行の執筆になるので、お届けできるのはまだまだ先かと思いますが、必ず書きます。 世田と天羽のその後の物語を、ぜひ楽しみにしていただけ

          続編を書きます。

          『古美術商の恋』について、今、考えていること。

          『古美術商の恋』って、 舞う、語る、演じる、奏でる、歌う この五つすべてがメイン、と言う新しい演出スタイルを最初は目指していたのです。 でも、当初キャスティングしていた「舞」と「歌」のプロフェッショナルが、立て続けに諸事情で降板になってしまったことで、演出的には大きな変更を余儀なくされました。 上演された『古美術商の恋』のクオリティには(自分の演奏以外)満足しているのですが、もし再演するチャンスがあったら、次はもともと構想していた形に改めてチャレンジしたいです。 あと、戯曲を

          『古美術商の恋』について、今、考えていること。

          『女子大小路の名探偵』について、今、考えていること。

          文章にすると思考が整理されるので、思いつくままに書いてみます。 『女子大小路の名探偵』は、「息長く続ける『地方創生』小説」を目標に始めたので、当然、小説の「2」はやりたいと思っています。 映画の第一弾は、原作者としても脚本家としても悔いの残る部分はありましたが、(でも、剛力彩芽さんとしっかりお仕事ができたので、今となってはあれもこれも結果良かったなと思っていますが!)、そんなこんなもすべて2への創作モチベーションに変換して、1よりさらに面白い2を目指す意気込みです。 叶う

          『女子大小路の名探偵』について、今、考えていること。