旗代屋

コミケなどで「私家版 近世欧州軍事史備忘録」を発行しています。近世ヨーロッパの軍事史について幅広く紹介していきます。Twitter IDはHatashirorzです。

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【旗代屋の総合リンク集(VIRAL)へ】【同人誌紹介と頒布案内】近世欧州軍事史備忘録 巻1 【抜粋翻訳】騎兵史第三部 銃器の導入からフリードリヒ大王の時代へ 近世欧州軍事史備忘録 巻2 【全文試訳】アルダン・ドゥ・ピック「戦闘の研究」 近世欧州軍事史備忘録 巻3 Pike and Shotの時代:歩兵の基礎 近世欧州軍事史備忘録 巻4 フリードリヒ大王の時代の騎兵 近世欧州軍事史備忘録 巻5 伝ヴォーバン式 築城教本 近世欧州軍事史備忘録 巻6 定量分析のすすめ

    • 近世欧州軍事史備忘録 別冊3

      イタリア戦争の戦争術 第1章~第3章本のサイズ:A5 総ページ数:108 2024年夏コミにて初回頒布 本書はF.L.テイラー『イタリア戦争の戦争術』第1章から第3章までの翻訳と、訳者による付録3編で構成されます。 【翻訳】『イタリア戦争の戦争術』第1章~第3章  近世欧州軍事史備忘録 別冊2に続いて、テイラーの『イタリア戦争の戦争術』の翻訳となります。 別冊1では第4章の騎兵を翻訳しておりますので、今回は第1章から第3章を訳出しています。  独立しているため、それぞ

      • 近世欧州軍事史備忘録 巻7

        ナポレオンの時代の騎兵本のサイズ:A5 総ページ数:172 2023年冬コミにて初回頒布 本書はG.T.デニソン『騎兵史』第四部の第23章から第26章までの翻訳と、訳者による付録2編で構成されます。 【翻訳】『騎兵史』第四部(下)第23章~第26章  近世欧州軍事史備忘録巻1と巻4に引き続いて、デニソンの『騎兵史』からナポレオン戦争の頃を描いた第23章~第26章を訳出しています。  イタリア戦争からルイ十四世およびカール十二世、ピョートル大帝の時代までを描いた第三部(8

        • 近世欧州軍事史備忘録 巻6

          定量分析のすすめ本のサイズ:A5 総ページ数:170 2023年夏コミにて初回頒布 本書は二部構成となります。 第一部【紹介&試論】定量化判定モデル分析 軍事オペレーション・リサーチの一つである定量化判定モデル(QJM)を用いた分析手法の紹介と近世ヨーロッパの戦史に適用するための方法を提案しています。あわせて、その方法に従って三十年戦争のグスタヴ2世アドルフとスウェーデン軍について分析をしています。本書を読めばQJMの基本と応用を学ぶことができると思います。 第二部【

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          近世欧州軍事史備忘録 巻5

          伝ヴォーバン式 築城教本本のサイズ:A5 総ページ数:262 2022年冬コミにて初回頒布 近世ヨーロッパで発達した稜堡式城郭を築城するための手法を解説した書籍の翻訳。近代に入り幕末日本で築城された函館五稜郭の設計も、この方法が根幹にあります。 なお、本書はヴォーバンの著作として誤解されていることもありますが、実際はヴォーバンの弟子を名乗る人物による著作となります。そのためヴォーバンの築城術(第一方式)を解説している本と言うよりも、イタリアに端を発しオランダで発達した稜堡

          近世欧州軍事史備忘録 巻5

          中世ヨーロッパにおける騎兵の優越

          ※本稿は『十四世紀の歩兵革命』の記事と合わせて読むことを推奨する。  中世ヨーロッパは、騎兵が優越的な立場を築いていた時代として知られている。この「騎兵の優越」の概念の中で、戦争の主役は馬に乗り騎槍を水平に構えて突進する騎兵である。そしてその認識は、中世末期から近世初頭にかけて強力な投射兵器が戦場に現れると「騎兵の優越」が失われ、歩兵と砲兵が力を発揮する新時代が到来したという、不正確な理解へとつながる。  もちろん実際の展開は、そのような単純なものではなかった。ここでは中世

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          中世ヨーロッパにおける騎兵の優越

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          近世欧州軍事史備忘録 巻4

          フリードリヒ大王の時代の騎兵  【翻訳】騎兵史 第四部(上)第20章~第22章                      【翻訳】フリードリヒ大王の騎兵本のサイズ:A5 総ページ数:120 2022年夏コミにて初回頒布 ヨーロッパ騎兵の全盛期とも言われるフリードリヒ大王の時代のプロイセン騎兵を中心とした一冊。 翻訳『騎兵史 第四部(上)第20章~第22章』:一編目の翻訳は、近世欧州軍事史備忘録 巻1で翻訳したデニソンの騎兵史(~第19章)に引き続いて、フリードリヒ大王の時

          近世欧州軍事史備忘録 巻4

          十四世紀の歩兵革命? 『軍事革命』論とRMA(軍事における革命)の視点から

          中世盛期は騎士の時代であった。しかし一般的に、十四世紀以降、その潮流に変化が見られて、騎士以外の平民で構成される歩兵の存在感が大きくなり始めたとされている。これは『歩兵の復興』として知られる現象であるが、ここではその始点に『軍事革命』あるいはRMA(軍事における革命)があったと唱える『十四世紀の歩兵革命』について考察する。 十四世紀の歩兵革命とは  十四世紀の歩兵革命は、二十世紀末に一部の軍事史学者たちによって主唱された近世以前の中世後期にあたる十四世紀に騎兵の優越が突如

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          十四世紀の歩兵革命? 『軍事革命』論とRMA(軍事における革命)の視点から

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          中世ヨーロッパの弓騎兵について(走り書き)

           中世ヨーロッパにおいて騎射を行う弓騎兵は発達しなかった。しかしこれは騎射を知らなかったわけでは決してない。たとえば、中世ヨーロッパにおいて軍事指南書として最も高く評価されていたものの一つである4世紀頃に記されたヴェゲティウスの『軍事論』でも弓は徒歩でも騎乗でも使えるようにすることを求めている。シャルルマーニュもその勅令で、騎兵の装備の一つとして弓矢を求めている(但し、これを騎射のためと見るか、下馬して用いる武器として意図してたのかは定かでない)。  騎槍の扱いで特に注目さ

          中世ヨーロッパの弓騎兵について(走り書き)

          近世欧州軍事史備忘録 巻3

          Pike and Shotの時代:歩兵の基礎  翻訳:召集指図(1638)  論考:Push of Pikeの実相  紹介:当時の射撃法本のサイズ:A5 総ページ数:228 2022年冬コミにて初回頒布(予定) 長槍と火縄銃が活躍した近世前半のヨーロッパ、Pike and Shotの時代の歩兵の戦闘様式に焦点に当てた、翻訳、論考、紹介の三点盛りとなります。 翻訳『召集指図』:イングランド大内乱直前の1638年に発刊された歩兵教練書となります。長槍の扱い方もマスケット銃

          近世欧州軍事史備忘録 巻3

          近世欧州軍事史備忘録 別冊2

          【抜粋翻訳】イタリア戦争の戦争術 1494-1529  第四章 騎兵 F.L.Taylor本のサイズ:A5 総ページ数:52 2019年冬コミ(C97)にて初回頒布。 本書は、フレデリック・ルイス・テイラー(Frederick Lewis Taylor)による著作『イタリア戦争の戦争術1494-1529(The Art of War in Italy, 1494-1529)』の第4章および同書に付録として掲載されていた1512年のラヴェンナの戦いについての論考を全訳した

          近世欧州軍事史備忘録 別冊2

          近世欧州軍事史備忘録 巻2

          【全文試訳】戦闘の研究 英訳版(1921)  シャルル・アルダン・ドゥ・ピック   (Charles Ardant du Picq)本のサイズ:A5 総ページ数:326 2021年夏に初回頒布。 戦場心理に光を当てた軍事学の古典的名著。時代が変わろうとも人=兵士は変わらない、兵士を研究しなければならないと説いた19世紀フランスの軍人アルダン・ドゥ・ピックによる先駆的著作の初邦訳。(但し英語版からの重訳です) 戦場心理学の世界では、S.L.A.マーシャルの研究が有名です

          近世欧州軍事史備忘録 巻2

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          マキャヴェッリの戦術論 その日本語版について

          近世欧州軍事史備忘録の第1巻で、デニソンの騎兵史 第三部を翻訳したところ、随所にマキャヴェッリの戦術論が引用されていた。そこで引用文を翻訳するにあたって、既に存在するマキャヴェッリの戦術論の日本語訳を参照したのだが、色々の問題があることが分かったので紹介する。 二冊の日本語訳まず、マキャヴェッリの戦術論としては原書房から出版されているこちらの本が有名である。 amazonの評価も結構上々で、出版年も2010年の新しめな雰囲気がある。しかしながら、実際この本の元々の翻訳は1

          マキャヴェッリの戦術論 その日本語版について

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          旗代屋の運営は対外&文章担当の旗代(@Hatashirorz)と、考証&企画担当のオオタ(@masa0ta)で実施してます。 旗代(@Hatashirorz)小説家になろうと、Twitterで主に活動しています。 ・小説家になろう 戦国幼女 茶々がいく!  後の淀君、茶々を主人公にした短編小説です。のじゃのじゃ幼女が大活躍? なユルーイ話です。 ・小説家になろう ロートルと幼女 ~転生社畜、最後の挑戦。隠居の道、遙かなり~   いわゆる異世界転生もの。しかし中身はひ

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          近世欧州軍事史備忘録 別冊1

          十七世紀ポーランド戦史 ルヴフ・ジュラヴノ戦役史  ヤン・ソヴェスキの苦闘(1675-76)本のサイズ:A5 総ページ数:124 2019年夏コミ(C96)にて初回頒布。 本書は第二次ウィーン包囲(1683年)において、ウィーンを救ったヤン三世ソヴェスキが、それ以前にオスマン帝国と戦った1675年のルヴフ戦役と1676年ジュラヴノ戦役について取り扱っています。 有翼重装槍騎兵(フサリア)が活躍した時代のポーランド=リトアニア共和国軍の戦いをご覧ください。 ・BOOTH

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