2020年5月15日

 夜11時間近にわかにぞわぞわしてきて、そうだ、西友に行こう!とチャリに乗った。大きな中央線沿いの西友じゃなくて、西武線沿いの西友だ!と外に出たら、あれれ? 人おらん。車おらん。たまに通るけど、えええええ?というぐらいおらん。普段なら11時間近なんてまだまだ人いっぱいのうちの近所。私もちゃらんちゃらん出ていたのに。自分も出るまで逡巡があった。人こんなにおらんとは? 車までも。そして、目指した西友は閉まってた。ガーン。

 2011年の311直後、こんな感じだった。人おらん。車おらん。誰もおらん。真っ暗、みたいな。

 非常時。

 改めて思う。思いながらも、夜中チャリ暴走。気持ちよく走った。どこにも寄らず、ただ、誰もいない道をゴオゴオ漕いで、帰って来た。

 今日は昼間、検察庁法改正案反対のツイートをしまくっていて一日つぶれた。国会中継をYouTubeで見ながら、やれ「見てる人が今何人」とか「こういうこと言った」とか、がつんがつんツイートしたり、Facebookに書き込んでた。ツイッターは反応があるけど、Facebookはほとんど反応がなかった。でもいいんだ。反応がなくても見てる人はいる。見てもらうためにやってる。興味ないわよ、そんなこと。。。という人にも見てもらうためにやってるんだから。

 そんなことしても無駄? そうかもしれない。でも、いいんだ。今は無駄に時間つぶすばかりでしょう、私たち? だったらおもいきり無駄なことを全力でやるよ。

 でも、楽しかった。ツイッターで大勢の人と同じハッシュタグを共有してツイートしてるだけで、リアル・デモに行ってるかのような連帯感。

 リアル・デモに行くと、帰り道に地下鉄とか乗って、みんな全然その事象に興味ないんだなぁと感じて落ち込んだりするけど、ツイッターデモはそういう落ち込みもない。

 やるよ、やる。まだまだやるよ。

 そうは言っても、自転車を漕ぎながら、また、ああ、今年後半からもう生きていけないかもしれない? でも、そもそも、コロナ罹患したら自分のような不整脈の人はすぐに死ぬ可能性多大なので余命もないと思えば、まぁ、なんとかなるのかもとか、また同じようなことを考えていた。ここんとこ、その、「貧乏で生きていけない」と「どうせ死ぬ」の間を思考は行ったり来たりだ。

 いや、未来は自分で作るもの! とか、昼間の明るい時間はちょっと思うけど、そもそも未来が全く見えないもんなぁと夜中には思う。

 まぁ、とりあえずスニーカー買わなきゃ。歩き回っていたら靴の底がすっかり磨り減ってしまった。そもそも西友に行きたいのも安めの靴が買いたい、ということからだったんだ。

 そして、明日も死ぬほどツイートしよう。

#検察庁法改正案の強行採決に反対します

 

 


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サボタイ/和田靜香
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