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おしゃれな自宅にも溶け込むコンビニ商品(ローソンのPBブランドのリデザイン)

個人的に好きなデザインオフィス「nendo」がLAWSONのデザインを手掛けたという記事を読んでみると、「これまで気にしてなかったけど、意外に気になるコンビニ商品の欠点」を発見したので、ちょっと生活者心理の分析的に記事を書いてみます。

nendoが手掛けたコンビニPBの商品デザイン

nendoが大手コンビニチェーンのLAWSONの、商品ロゴやパッケージを新たにデザインしました。

http://www.nendo.jp/jp/works/lawson/l-marche/?genre

これを見てシンプルに「めっちゃオシャレ!」と思ったのと同時に、「そういえば今までコンビニのPB商品の見た目ってなんか嫌だったなー」と、"ぼんやり感じていた不満“にふと気付きました。

「後ろめたさ」を感じさせるコンビニ商品

リデザインされたパッケージは良くて、他のPBブランドのパッケージはなぜ嫌なのかと考えてみると、今までのPB商品はなんとなく「家に置いておきたくない」「家の中でパッと目につくとちょっと落ち込む」という気持ちになるような気がしました。
なんか絶妙に"コンビニ商品に頼っちゃった感”を感じてしまう。ただダサいというより、「ちゃんとした生活をしていないようで自分が情けない、みっともない」という気持ちをかき立てる気がして、見るたびにどこか後ろめたさを感じさせるデザインだったのかなと思います。

後ろめたさを感じさせる「原因」はどこか

nendoが今回デザインをする上で意識したことの一つに「購入後の生活空間に入り込むノイズが減るように配慮した。」とありました。僕はここが大きなポイントなのではないかと思っていて、つまり買って帰ってきた後のシーンまで想定されたデザインかどうかが分かれ目になったんじゃないかなと。
今までのPB商品は、ひと目で分かる派手で主張の強い表現、お得感などセールス感バリバリの見た目でした。購入シーンまでは特に気にならないと思いますが、しかし社会背景的におうち時間が増え自宅でコンビニ商品と触れる機会が増えたため、持ち帰った後の家の雰囲気や風景にマッチしないのではと思います。お家の中はセールス感とかありませんし。
nendoの新デザインはこういう"おうち空間との馴染み具合”みたいなところまで追求されたデザインであるところが、より魅力的に感じる部分なのかなと思いました。

http://www.nendo.jp/jp/works/lawson/


まとめ

今までのコンビニのPB商品のデザインは、買って帰ってきた後のシーンまで想定しきっていなかったので、実はどこか"コンビニ商品に頼っちゃった感”を感じさせて後ろめたい気持ちになってしまっていた。
nendoの新デザインは"おうち空間との馴染み具合”まで追求されているから魅力的に見えるんじゃないだろうか。

という考察でした。
僕の主観ですが、何かのヒントに役立てばうれしいと思います

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