『米国」と『美国』
先日「『メリケン』か『アメリカン』か」というnoteをアップしましたが、日本ではアメリカの略称として「米」を使います。
「アメリカ合衆国」は「米国」、北アメリカ(大陸)・北アメリカ(大陸)は「北米」「南米」、「アメリカ軍」は「米軍」という具合です。
「米が主食じゃないのになんで『米国』なの?」とか「『米の国』って日本じゃないの?」などという冗談(疑問?)もあります。
ご存じの方も多いと思いますが、アメリカのことを「メリケン」と呼び、漢字で「米利堅」と書いたことが「米国」という名称の由来だそうです。
「アメリカ」でも「アメリカン」でもなく元は「メリケン」なんですね。
そして、外務省はじめ中央省庁は「アメリカ」と呼ばず「米国」という言葉を使っています。
まもなくアメリカのバイデン大統領が来日するそうですが、記者会見などで閣僚や官僚の皆さんはアメリカ(合衆国)を「米国」と呼ぶので、ご興味あれば見ておいてください。
ちなみに、中国ではアメリカのことを「美国」と呼びます。
美利堅(Meilijian)の頭文字だということです。
ピンインでは"Meiguo"、あえてカタカナで書くと「メイクオ」です。
ここでも冒頭の「ア(A)」の発音が脱落している、つまり「メリケン」と同じことが起きているようです。