【日記】1人で人と違う生き方をするのは難しいという話

耳をすませばのお父さんのセリフで「人と違う生き方をするのはそれなりにしんどいぞ」みたいなのがある。
私は耳をすませばを特別好きとかではないけど、このセリフは結構印象的で好き。

人と違う生き方をするのに憧れがあるのと、そもそも人に合わせて自分が普通に生きられるタイプではない感覚があった。
それで、自分の憧れている生き方が憧れのままの時だと、しんどいにすら憧れてしまう。
多分そういう理由でお父さんのセリフがずっと好きだった。

最近になって、自分の好きなように生きるようになった。
お金はないけど、好きなことをして生きている。
それで分かったことだけど、お金がないことよりも、1人で人と違うことしてることの方が精神的にしんどいものがある、ということである。

まず何か辛いって基準がないから自分のやる気次第みたいなところがある。
何となく身体の具合が悪かったりイマイチ乗り気じゃなかったりすると、1日を無為に過ごしてしまう。
物凄くのめり込める人だったら良かったのに、そうじゃない私はやろうやろうと思いつつも全然出来てない日なんてザラにある。

一方私の旦那も好きなことをして生きているが、私と違って近い立場の人同士で競い合ったり協力し合ったりできる人が周りにたくさんいる。
それによる劣等感や忙しさなどを見ていれば一概に良いとも思わないが、それでも着実に進んでいるのが分かる。
お金だってないけれど、何時間も自分たちの興味の分野や将来について語り合える人がいるのは羨ましい。

それで思うのが、人と違う生き方をするにしても、結局近い生き方をする人を求めちゃうんだなっていうこと。
1人で何かを成し遂げるって、本当に難しいんだなってこと。

劣等感はないし、自由な時間もたくさんあるのに、代わりに自分はこれで本当に大丈夫なのかという不安がつきまとう。
好きなことを好きなようにやっていたところで、社会や他人に認めてもらわなければ価値がないように思えてしまう瞬間がどうしてもあるが大人になってからの虚しいところ。

そんなわけで今日も今日とて自由と不安の狭間で揺れ動いている。
それでも不自由よりは好きって思えるから、まだいいのかな。

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