【日記】初めての胃カメラ

10月入ったあたりから食欲という食欲が段々なくなり、胃のあたりの違和感が強くてようやく検査に行った。
調べたかんじだと逆流性食道炎かな?と思っていた。

簡単な問診とエコーやレントゲンの結果、やっぱり逆流性食道炎じゃないかとなった。
あと内臓の動きが弱いらしい。
気管支も細いらしい。

それで本日、初めて胃カメラを受けることになった次第です。

胃カメラってなんとなーく苦しいと聞いていたけど、細いので鼻からやればそこまで辛くないというネットの前知識を持ち、いざ向かった。
そして鼻からやろうという話になった。比較的苦痛なく終わるだろうと思っていた。

準備として渡された不味い飲み物をコップ一杯飲み、苦い鼻スプレーをされ、ヒリヒリ痛むうえに気持ち悪くて不味い麻酔のゼリーを鼻から注入され、最後に結構痛い注射を打たれた。
胃カメラの前にこのあたりで心が折れそうだった。

そして胃カメラの前に鼻の通気性を開けるとかで同じサイズくらいのゴムっぽい柔らかい棒を鼻に入れられた。
いいかんじにスムーズに入って……途中から痛さで悶絶した。
看護師さんが反対の鼻から入れてくれたけど結果は同じだった。
「え……鼻でこんな痛いの?」と軽くパニックになりながら絶望した。
鼻に入れた時のツンとした痛みのせいで涙も流れるうえに、不味い味と感覚で舌も喉も支配されてるのがメンタルに追い打ちをかけた。

そこで思い出した。
私は昔、耳鼻科で「鼻の骨の構造上かなり狭い」と言われていた(ついでに言うと今回の診察のレントゲンで気管支が細いと言われて鼻呼吸向いてないなって思った)。

口からのレントゲンはかなりしんどいという記事を見ていたが、どうしても鼻からが無理だからと口からに変更になった。
幸い看護師さんがめちゃくちゃ優しい人で、情けなく怯える私のことをものすごく励ましてくれた。
でももう正直マジで胃カメラ中止してもらいたかった。なんなら逃げたかった。

噛まないようにするやつを口にはめられて、いざ先生が来た。
まだ軽くパニックで心の準備はできてなかったので緊張感で死にそうだった。

少しずつ少しずつ、スルスルと口の中にカメラが入っていく。
怯える私の背中をずっと看護師さんはさすってくれてた。

喉に入ったあたりで違和感を感じ始め、痛くなるのが怖くてまた怯えてしまう。
なんかこの辺で緊張と口開けっ放しなので息吐くたびに声が出てたんだけど、先生にサラッと「声は出さないでください」とドライに言われてなんとか耐えた。

間もなくして胃に到達したと言われた。

「あれ、気持ち悪いけど全然痛くない」

あんだけ怯えてたのに口からのほうが正直全然楽だった。
そのあたりでようやく心が落ち着いてきた。

「胃酸がめっちゃ溜まってますね」

と言われた。
一通り見られたあと、何をされてるのかはよく分からないけど何かはされて、ようやく抜かれ始めた。

ようやく終わる……!と思ったのに、今度は引いていく最中に内部の写真を何度か撮られ、思ったよりなかなか抜けなかった。
胃なのか食道なのかは分からないけどカメラで軽く押されることもあって、内臓から感じる刺激にちょっとした恐怖があった。

そうしてカメラが抜けたら先生はすぐに部屋から去って行った。
口にハマってるものを取り外してもらうと、不味さと気持ち悪さ等々で咳が勢いよく出た。
ついでに涎もめっちゃ出た。
立ち上がったらお腹が重くてふらついた。

看護師さんが「よく頑張りましたね!」ってめっちゃ褒めてくれた。
軽くパニックになりながら鼻と口と喉に気持ち悪さを感じ、涎と咳を吐き出す惨めな私の心にめちゃくちゃ響いた。
人生で感じた情けなさトップ3に入りそうな感覚があった。

終わってもすぐは何も飲んじゃいけないから口も喉も気持ち悪いまま診察結果を聞いた。
やっぱ病気ではなさげで安心した。
疲労が内臓に来てるんだろうとなり、いくつか薬を処方されて無事終わった。

病院を出てからも違和感が続いたのと疲れたのとでとても虚無だった。
いろんな不味い味がずっと喉元にあった。
麻酔で痺れてるような気持ち悪さがずっとあった。
本当に虚無としか言いようのない状態で2時間くらいは過ごした。

今回の教訓として胃カメラの事前情報を信じ過ぎて口よりはマシなはずと鼻に何度も突っ込んで苦痛に悶えたのに、結局口の方が楽だったので、ネット情報信じ過ぎるのはよくないなと思いました。
あと私の鼻、昔からいろんな症状に悩まされてきたけどやっぱかなり狭いんだなって改めて実感した。
次に胃カメラやる時は口から一択だということを絶対忘れない。

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