第48話 ファミコンハウス
近所の中古のゲーム屋さんであるファミコンハウスに行きエルトポのゲームを発見する。定価は三万円だが中古で一万円になっていた。高いので店員に交渉をしてみる。
「いくら持っているの?」
店員さんは私に聞いてくる。
「五千円あります。」
実は八千円持っているが余裕を持って答えた。
「では、九千三百十四円です。」
私が持っている金額よりも大きい額を店員が答えたので頭に来た。
「一つしか無いのですいません。」
店員は気持ちを察したのか謝ってきた。お金が無いのでどうしようもなかったが、弟が九千円出して買ってくれた。ただ、これだけ高いお金を出してつまらないゲームだと嫌なので、店員に試しに遊ばせてほしいとお願いする。
急いで自宅へ戻り早速遊んでみる。緑の池に五重の塔の画面が映る。現代テクノっぽい音楽が流れ出した。地図の様な画面が出て、すごろくの様な内容になっている。面白くなさそうだったが、弟が興味を示していたため買うことにする。試プレイは千円でできて、良かったら購入するという約束をしていた。
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