チャットとモンチー

ラジオでの配信という形で開催となったJ-WAVE主催のLIVEギタージャンボリーの橋本絵莉子さんの歌と演奏をタイムフリー配信で聴きながら、書きたくなりましたので書きますね。

チャットモンチーについて。

とはいえ、何処から書けば良いか悩むのですが、まぁ出会いとかキッカケからにしましょうか。

チャットモンチーを知ったのは、タモリさんが司会のあの生放送の音楽番組です。
その番組、我が家はあまり観る家ではないのですが、たまたまチャットモンチーが初登場した回を観ていました。

披露したのはチャットモンチーの楽曲では一、二を争うほどの有名曲であり出世曲ともなった「シャングリラ」でした。

nextブレイクとか、なんかそんな枠で出演したと思う。

「なんかノリ良くて、覚えやすくて良い曲だな」そう当時中学生の私は感じて、違法なやり方で曲をダウンロードして(CDを買うお金が無かったんです…)、着うたフル?ってやつで携帯でよく聴いてカラオケで歌ったりしてました。

当時はMr.Childrenが好きで、そればっかな人間だったので周囲が驚いていたような気がしますね。

ただ、お金の無さなんかからシャングリラ含めてCDを買う余裕はなく、そしてファンというレベルでもなかったのです。

それでも何故かタイミングが合って、チャットモンチーが「橙」でタモリさんの音楽番組に出たのは観ていました。
きっと何かの縁でしょう(?

なんでタイトルは橙なの?というタモリさんの質問に対して、作詞作曲の橋本さんが「高校時代に木に登ると書いて橙って字を覚えて…」という橋本節で返したのが印象的でした。
福岡さん隣でめちゃくちゃ笑ってましたけどw

じゃあ、いつファンになったの?というと、私が高校3年生の頃です(確か)。

春休みか何か土曜の夜に夜更かししながらCDTVをテレビから流して、パソコンいじっていたらチャットモンチーが出演していました。

当時の新曲をスタジオで演奏する、と。

まぁテレビに集中していなかったので、その時はタイトルも見てなかったのですが、曲が始まって直ぐに「めちゃくちゃカッコイイ…」とビックリ。

シャングリラとも橙とも全く違う毛色の曲をゴリゴリ演奏してました。ゴリゴリ。

この曲は今でも一番好きなチャットモンチーの曲なのですが、「Last Love Letter」です。

イントロのベースからドラムの入り方や、歌への入り方…
とにかく曲の展開がその時の私にはめちゃくちゃ衝撃的だったんですね。

翌日、その余韻ままに近所にある中古CDショップや新譜があるCDショップと何軒か行き、幾つかのCDを少ないバイト代はたいて入手して聴き倒し、私は沼にハマりました。

チャットモンチーという沼に。

過去チャットモンチーが特集された雑誌を中古で買ったり、Wikipediaを読み漁りチャットモンチー知識を身につけ、公式Diaryを始めから全て読み、動画サイトにある出演番組やラジオの録音を見聞きして(ごめんなさい、違法ですね)
それはもう分かりやすいくらい、日を追うごとに沼に浸かっていきました。

高校卒業後、私は就職したのですが就職して直ぐにMr.Childrenのコンサートへ行きまして。
その辺りでなんとなく満足してMr.Childrenへ熱が少しずつ冷めていったのですが、代わってチャットモンチー熱が上昇していきました。

チャットモンチーのLIVEも、Mr.Childrenのコンサートの一ヶ月経つか経たないかくらいで行きました。

チケットの価格がMr.Childrenの半分以下で、感動したのを覚えています。
そりゃMr.Childrenは横浜アリーナで、チャットモンチーはライブハウスの横浜BLITZ(今はもう無いですね)。
キャパからして違うのだから金額がかなり違うのも頷けるのですが、就職したてでお金が無い私には感動しかなかったのでした。

そのチャットモンチーのLIVEは、「今一度ライブハウスを洗濯し申すツアー」。
一つ前のツアーがコンサートホールがメインだったので、やっぱりライブハウスも回ろうよ、という趣旨のツアーでした。

確かそのツアー初日だったのではないでしょうか。記憶が正しければ。

しかしまぁ私はライブハウスなんて初めてで、とにかく生のチャットモンチーを近くで観たいと、チケットの番号も若かったので前へ行ったのだけど、初心者にはヤバいエリアでしたね(笑)

とにもかくにも一曲目はなんとLast Love Letterで、そこで運命を感じて感動していたらモッシュの応酬が私を襲う。
もう何がなんだか分からないし、通勤ラッシュの上り電車の様な具合になりながらも、CDでしか聴いたことのない曲を生で聴き、チャットモンチーを目前で見て……
終始ハイテンションで楽しかったのが初LIVEでした。

そこからチャットモンチーのオタクのようになっていったのです。
気持ちの悪いタイプのオタクだと思います。
やや不純(意味深)な嗜好を孕んでいましたけどね(この部分はマジで気持ち悪いので書きませんけど…)。  

高橋さんのヒトノユメ展へ行ったり
徳島までLIVE遠征してみたり
高橋さんの脱退に悲しみ
2人での再出発に感動し
橋本さんの妊娠による活動休止に驚きと喜びを感じたり
サポートメンバーを入れた編成に驚き
再び2人になったかと思えば、チャットモンチーを完結すると発表されて……。

個人的な話をすれば、初めて就いた職場を辞めてニートのようになったり、かなりのブラック企業に入るも研修期間で切られたり、非正規の仕事をしたり……
あ、彼氏が出来て別れたりもしましたね(笑)

そんな日々でした。  

チャットモンチー完結が発表され、年が明けてから私は転職活動を始め(ちゃんと決まりました)、ラストアルバムの「誕生」リリースに胸踊らせて……

しかも勢いで申し込んだタモリさんの音楽番組の観覧が当選して、テレビに少し映り込みつつラストのテレビ出演を生で見届けるレア体験もしました。
この時は橋本さんの発声練習も聴けて感動的でした。

その時に居合わせたチャットモンチーのファンの方に「えっちゃん(橋本さん)、発声練習してましたね!」と言ったら、いつの話ですか?と言われたりして、なかなか寂しかったものです。
共感してもらえなくて、今で言う「ぴえん」でした。

私は難聴持ちですが、橋本さんの声を聴き違えることはありません(多分)。
あれはCM中にセット裏で出番の準備をしている時、橋本さんが発声練習したんですよ。間違いないです!w

ちなみに、この日の「ぴえん」は他にもありましたが割愛します(笑)
発声練習の話に似たような「ぴえん」です。
端的に、オタクって推しの物をよく見てるもんだな、って話です。

この頃「誕生祭」と題していたと思うのですが「誕生会」という、ラストアルバム「誕生」のリリース記念LIVEのチケットをどうにか手に入れて(大変でした)、渋谷へ繰り出してLIVEで感動したりしてました。

あと完結展も同じ渋谷だったので行きました。2回は行きました。
その会場にあった寄せ書きノートに「タモリさんの音楽番組、観覧行きました!」って書いたのは私です(笑)

完結展で展示されていた品々は、ファン(というかオタク)はいちいち手を合わせたくなる物ばかりで、オークションで売ってくれるなら貯金をはたいても良いな…と思う物も数ありましたね。感動です。

それとチャットモンチーの2人と記念撮影をしよう!ってパネルがあり、来ていた他のファンの方に写真を撮ってもらい、気持ち悪い笑顔をした私がチャットモンチーの2人(のパネル)と映る写真もあります。
何度見ても気持ち悪い笑顔です、まさにオタクって感じ(どんなだよ

その後、新しい職場での仕事が始まって2日目。
この日がチャットモンチー最後の単独LIVEとなる武道館でした。

流石に早退とかも2日目なので出来ず、遅れて会場入り。
2曲目のthe key辺りで席に着いた覚えが(笑)

これもチケットがまぁ取れなくて取れなくて、訳あり席というステージ裏の席のチケットが、最後の最後にようやく取れたのでした。
本当に良かった。

最後のサラバ青春で号泣して、美しきチャットモンチー2人の姿が見られ、思い出して今も泣きそうです()

余談ですが、2人がLIVEで抱き合う写真をLIVEレポート記事から保存して、1年強、iPhoneのロック画面にしていました。
最高にエモいロック画面でした。

チャットモンチー最後のLIVEとなる、徳島で開催されたフェス、こなそんはチケットも取れなきゃ交通費の捻出も出来ず行けませんでした。

残念過ぎる…。高橋さんドラム久しぶりに演奏したのにな…。    

って、私のチャットモンチーファン履歴な内容になってしまったんですが、とにかくチャットモンチーは最高なんですよ。

友達じゃないけど、特別で特殊な絆の3人なんですよ。

作詞が先の曲作りとか
3人がそれぞれ作詞をするとか
めちゃくちゃ3人が感覚人間だとか
福岡さんの髪型がよくヤンチャに変わるとか
高橋さんの髪が度々寝癖そのままだとか
橋本さんは髪が伸びたり切ったりしながらも、ほとんど変わらないとか
公式Diaryは更新が滞るとか
福岡さんがメンバーをキャラクター化して橋本さんをおにぎり、高橋さんを紙に包まれた飴、自身を星にデフォルメしたとか……

つまり、メンバーも曲も歌詞も演奏も、その全てが好きです。もう存在が好きです。

今は、メンバーだったそれぞれの活動をTwitterなどで見守り()、特に橋本さんの音楽活動を追いかけて行こうと思っていますし、そうやって生きてます(んな大袈裟な

願わくばあと20年とか経ったら、1日限りで良いのでLIVEして欲しいんですよね。
Last Love Letterのミュージックビデオのように。  

そんなところです。
大分長くなったと思うので終わろうと思います。

メンバーをそれぞれ敬意を込めて、あえて苗字にさん付けで書きました。    

次は宇多田ヒカルさんについて、リクエストもらったので近いうちに書こうと考えてます。  

おわる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?