女らしさと自分らしさ

子どもの頃から、あまり周りの女の子みたいな振る舞いが出来ず、趣味趣向も男の子モノ寄りだったりした。

読んだ漫画はコロコロコミックス
自転車は私の世代で流行ったマウンテンバイク
ベイブレードが好きで
ポケモンは可愛さより強さを求めたりしてた。

中学に入って初めて少女漫画を読んだ。
スカートの丈の適正さが分からなかったり、身嗜みで他の同級生の子たちのように出来なかった。

とはいえ、セーラームーンやおジャ魔女ドレミは好きだったし、お絵描きも好きだった。

でも人形遊びやままごとは苦手で、外を走ったり自転車に乗ってる方が好きだった（運動神経はとても悪いクセに）。

多分ちょっと頭が足りず、他の女の子たちみたいにお喋りしたり、おませに大人の真似が出来なかったんじゃないかと今では思うけど。

絵を描いて自分の世界に入ったり、分かりやすく勝ち負けで完結するような男の子のゲームや遊びなら出来たのかもしれない。
漫画は恋愛とかより、小学生が好むような下ネタとバトル物じゃないと理解が及ばなかった可能性があるのでは…と思ってる。

そして服装は無頓着だったので、母が決めた服を着ていたしズボンばっか穿いていた。
スカートは何か行事の時だけ。

小学校6年生まで自分の髪を結えずにいたし、可愛くなりたいというような願望も特に無かった。
頭がちょっとアレだから、魔法使いになりたいとは常に思っていた覚えはあるけど。

中学になって、やっと女子同士のいざこざの意味というか、謎の団結力とか、そういうコトや感覚が分かったけど、小学生の頃は男子の方が話が分かるな…と思っている節があった。

大分ズレていたなぁと思うし、今も名残りがあって大半の女性らとのズレを感じながら生きてる。

未だに化粧へ興味が持てなくて、年齢的に顔色がくすんで来たので（涙）
健康的に見せるために最低限、ファンデーション塗ったりしてる。

目を大きく見せる必要性がよく分からず、アイラインもマスカラもしてないけどね。

他人は好きにすればいいし可愛い人や綺麗な人を見ていると楽しいけど、そういうのが自分に向かない…
そんな感覚なので、あくまで自分に過剰に化粧を施す理由が今もよく分かっていない。

最近は時世柄マスクしてるので仕事でもなんでもノーメイクだけど（マスクは嫌いだけど楽で助かる）。

服装はボーイッシュというか男っぽい格好をしていた時期があったのだけど、それに限界を感じたので（センスも無いし）今はそれなりにしているつもりだけど、ユニクロと安い店（ノーブランド）で充分。

色々な柄や形の服をコーディネートするのは苦手なので、基本的に夏はTシャツ、冬はフリースかセーター。
そこにデニムかなんかパンツ（名前が覚えられない）か、長めのスカート穿いていれば、極端にダサくならないだろうと、そういう服装。

露出はしたくないので、オフショルダーとか何かそういうのは持ってない。

あとキャラクター物にも興味が持てないので、ディズニーやサンリオとか、そういった柄の小物も買わないし欲しくもない。

ハート柄とかキラキラしたデザインの物も苦手で、ユニセックスな物が好きで持ち物はシンプルなデザインが多い。

キャラクターは苦手だけど、猫柄（これもどんな猫かで好みがある）は持っているけどね。

蛇足だけど、故にディズニーランドに惹かれず、そう周囲にも言ってあるお陰で10年以上行ってないし声も掛からないｗ（友達も少ないが）

あとね、アロマとか香水も苦手で自分からフローラルだったり何か良い香りがするのが嫌。

柔軟剤はいいとしても、香水は付けないし整髪剤や制汗剤も無香料が良い。
ハンドクリームも無香料ばかり選ぶ。

プレゼントで香り付きを戴いても数回だけ使ってから、申し訳ないと思いつつお蔵入りさせてしまう。

他人から良い香りがするのはいいんだけどね。

これは関係あるのか分からないけど、花を愛でることも出来ない。

「花束って欲しい物なの？」と割と本気で思ってたりする。
部屋に飾る習慣がないからかな。
まぁこれはどちらかと言うと、親の趣味や習慣からかな。

桜以外の花を観に行く…というのも、よく分からないんだけどね…綺麗は綺麗だけど……。

と、周囲との違いを挙げてきたけど、唯一、私にある女性らしい感覚は、下着くらいはちゃんとしたい、というもの。

まぁ上下セットを身に付けたいと思うのと、上下合わせておけばコーディネート的な面でも間違わない(笑)
派手すぎず、過激じゃなければ、レース付いててもOKという下着に関しては寛容だったりする。

普段、誰かに見られたり見せたりして、とやかく言われるモノじゃないからかな。

まぁ扱いは雑だけどｗｗ

だから女性ファッション誌も、あまりよく分からないので読まない。
とはいえ美容院で出されるので読むけど、世の中の大半の女性を学ぶ機会みたいになってる。

妹や友人はそういうモノに敏感だから、知らない単語や流行りモノを話したりして知ったりする。
ブランドもよく分からないから、なるほどな…と。

彼氏を作ろう！とかって頑張ってた時は、ちょっと無理してでも女性らしく頑張ったけど、コロナ禍で緩んでリセットされちゃったね。
しかも出来なかったしｗｗ（非モテはツラいよ（理由は分かるやろ

ここまでくるとアイデンティティにすらなってるけど、もっと早くにどうにかならなかったのかと、たまに考えたりする。

そういえば学生時代に流行った丸文字？崩し字？も書けなかったし、書こうとも思わなかったなぁ…
流行りに対して真っ向から対立するような字を書いていたな…。
今もだけど（汚字

同じ環境で育った妹は、女の子らしくオシャレで流行に敏感なのだけど…
これが個性というのかね…？

前世も前前前世も男だったのだろうか…。

これまでも、これからも、多分ずっとこのままなんだろうな、これもまた自分らしさと思いつつも周りの感覚を迎合できない自分に哀しさを覚えながら、生きていくのよ　これからも…36度のぬくもりで…（唐突なチャットモンチー

おわる（つまり何が言いたいんだろうな…。