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さいえんすふぃくしょん2024


先日、念願かなって宇多田ヒカルのコンサートに行きました。
妹を連れて、横浜のKアリーナ1日目。

流石に宇多田ヒカルなら妹だって幾度と曲を聴いてきただろうし、2人とも夢中になって見ていたドラマの主題歌だって宇多田ヒカルは担当していたので、チケット購入前に声をかけたらハイテンションで快諾でした。
あとは2年ほど前にMr.Childrenのコンサートに誘ってくれたお礼も兼ねて。

2人してニワカの域は出ませんが「天下の歌姫を生で拝める…!」と、いい歳してワクワクしていました。

そもそも、よく一次選考でチケットが取れたなぁ…と不思議でしたけど、そこは“日頃の行い”の報いということにしておきますw


当日まで台風10号サンサンの迷惑極まりない進路のおかげで、主催サイドもヤキモキさせられたことでしょう。
横浜の一つ前、大阪公演も危ぶまれていたし(無事開催されたけど)私もハラハラしていましたが、横浜も無事に開催となって本当に良かった。


当日はやたらと蒸し暑く、最寄駅から会場に着いてからも延々と流れる汗をハンドタオルで拭い続け…
「ちょっと予定には無かったけど、ツアータオル買うわ。ハンドタオルじゃ賄えない…。」と私が言えば
妹は「私もタオル買って汗拭くわ。あとTシャツも買って、中に入ったら着替える。汗で服が気持ち悪いや…」と。

ツアーグッズを買う予定は全くなかったが、グッズとして記念として、というよりもグッズ本来の用途に吸い寄せられてご購入。

タオル、大変助かった。
汗まみれBBAになるところが、宇多田ヒカルに興奮して汗かいてるBBAくらいになったw(それはそれでどうなのか…

妹も着替えてスッキリした!と追々言っていたよ…!w


そして会場周りで互いの近況を軽く話したり、暑いと半ギレしたり、記念撮影したりで開場待ち。
記念撮影はカップルに「撮りましょうか?」とお声がけいただいて、妹との2ショットを撮れました。
もちろん、お礼に妹がカメラマンしてカップルを撮影しました。

いいですね、会場での持ちつ持たれつ、ギブアンドテイク。

Kアリーナの入口



そして開場。
列に並んで入場し、身分証明書を屈強そうな男性スタッフに見せて、座席最寄りのゲートを探す……。

そこで妹と気付く「Level 1って何階?1階?ここは何階?」
なんともバカっぽい話だが、本当に分かっていなかった。Kアリーナの階表記を。

何処?下?降りるの?何?と、2人でフラフラするも何度案内を見てもLevel 1は下の階だった。
私と妹が居たのはLevel 3で多分3階。

私も妹も最安値のチケットを取ったと思っているので「いやいや、まさかアリーナ席だなんてことないよw」と口にしながら、屋内は涼しくて助かるねぇ〜とアホみたいなことを言って座席を目指した。

チケットに印字されたゲートを抜けると、そこはステージから見て左端のアリーナエリアだった。

「おや?」と2人して「まさか超端っこの見切れ席…?」と期待していなかったとはいえ、少々落胆しながら席番を確認して歩くと、どんどんステージに近付いていく───。


「あれ?おや?」と少しずつ互いに声が弾む。

そして座席にたどり着くと前から10列目との記載でも機材やステージの関係で5~6列目くらいだし、ステージの端側なのは違いないがステージが良く見える。
そしてステージの端は目の前だった。
あそこまで宇多田ヒカル、歌いながら来るんじゃない?いや来るよね…と平静を装いながら何度も「ここヤバくない?」と姉妹で言い合っていた。

音響確認などでスタッフがステージ上に出てくる度に「ここ、めっちゃ見えるな…」と何度も距離感を確認したりと、まだ席の良さを信じきっていない状態だった。


ちなみにKアリーナは新しいだけあって、とっても綺麗でした。
トイレは1フロアに2~3ヶ所あるようだけど、1ヶ所の女子トイレの個室数19と「女のトイレは長い」をよく分かっている造りだった。素晴らしい。
証拠に女子トイレだというのに個室の回転が速かった。行列に並んで待ち時間10分くらいを覚悟したが、ガンガン列が進むので列の長さに反して待ち時間は2分も無かった。
トイレの内装も綺麗だし100点あげたい(何様なのか

良い席でした



そんなこんなで開演時間を迎える。


全身白い装いの宇多田ヒカルが元気にステージ右側の袖から出て来て、一気に上がる歓声。
そして1曲目が始まり、更に歓声が上がった。

私は「あっ、宇多田ヒカルって本当に存在してるんだ」と今更なことを確認しながら、知らない1曲目をポカンと口を開けたまま聴いていた。

1曲目は公開されているセットリスト通り「time will tell」。

2曲目の「Letters」
アルバムで聴いているはずなのに分かっておらず
3曲目の「Wait&See~リスク~」
4曲目「In My Room」
まで曲を分かっておらず(←ただの残念な奴
ただただ『宇多田ヒカルが歌ってる!動いてる!えっ、こっち来るやん!!』とアホの思考をし続けた。

事実、ステージ端まで来た宇多田ヒカルはライブハウスの半端な位置から見る演者よりも50倍はよく見えた。
もちろん、私や妹の席より前に背の高い人がほとんどいなかったことも幸いしていた。
すりゴマ程のサイズ感でしか見られないと覚悟していた宇多田ヒカルが、小指の爪くらいのサイズで見られている現実がもはや恐ろしかったw


5曲目の「光」
やっと知っている曲になり、ようやく「宇多田ヒカル存在してるやん」思考から抜け出した(遅すぎる
MVや音源で聴いてきたより、やはり生は良い。


その後、6曲目「For You」
聴いたことがあるような気がする…?
7曲目「DISTANCE」
知っている気がする…!と、なんやかんやで残念な奴になりながらも楽しんだ。

8曲目「traveling」
当たり前に知っているし、サビでマイクを客席に向けてくれるので歌ったりした。楽しい。
ニワカも連れて行く鉄板曲のパワーって凄いなぁと感じた。
あとめっちゃこっち来てくれた。


9曲目「Fast Love」
花道でスタンドマイクを使ってしっとりと。
花道の方を見るには私たちの席だと、左側に体の向きを90°変えることになり、私は隣の妹に背を向ける形になったがイントロが始まった瞬間、感激して「ヒャァッ」と声を出した妹に右肩をなかなかの力の入れ具合で叩かれた。

喜んでくれて姉は嬉しいよ、でもちょっとビックリしたよ…w


そのまま花道で10曲目「Beautiful World」
ヱヴァンゲリヲンだああああああ!!!!!!!シンジ君だああああああ!!!
(この曲のイメージは私にはシンジ君なのだ)
後ろの妹からしたら「姉が今日一ノリノリだな」と思ったことでしょう。姉もそうです。
涙が出そうなくらいヱヴァのシーンが頭に浮かびましたね。

嗚呼シンジ君…(もっと言うことあるだろ


11曲目「COLORS」
流石に知っている()
ここまで来るとかなり聴き知った曲のオンパレードである。流石はベストアルバムでのツアーである(何感心してんだよ


12曲目「ぼくはくま」
マジか!!??この曲やるんか!!!とビビった。本当に。
宇多田ヒカル、左拳を頭の辺りに当てて「クマ耳」やりながら歌ってた。
天上人も可愛いことするのだなぁと思った(?


13曲目「Keep Tryin’」
何故か私が10年以上前にTSUTAYAでULTRA BLUEをレンタルしてiPodに入れて、今でもたまに聴いているので、よく知っている曲である(借りた理由はよく覚えてないが、GJ!10年前の自分)
この曲、やけに最後の歌詞が耳に残るが本当に「情熱にお値段つけられない」もんである。


14曲目「Kiss&Cry」
これまた知っているようでよく知らない曲だが、もう知らなくてもポカンとしないし楽しくなってた。


15曲目「誰かの願いが叶うころ」
切ない。知ってる、ULTRA BLUEで聴いてる。
モニターに映し出されるアップの宇多田ヒカルの顔を見つつ聴いてると「ビブラートが凄すぎる」としか言えなくなった。
激烈に歌が上手い人って、体の使い方が他とは別格だ…と慄いたね。まぁ今更なんだけど…。


ここで休憩というか衣装替えで引っ込む宇多田ヒカルとサポートの人たちに、場内のモニターに流れるテディベアのアニメーション、何の物語なんだ…?とずっと見つめていたけれど、あれって要はSCIENCE FICTIONってことなんですかね。
よく分からんままである…(理解力激低

幕間のステージ



そういえばMCは「自分のことを祝われるのは苦手だけど、私というよりもここにいる皆の25年を祝いたいと思う」
「このツアーはここの横浜以外ではスマホで撮影OKだったけど、撮影が入る関係で今日と明日だけ本編は撮影禁止で、それを期待していた人には申し訳ないけど私は歌ってる時に皆の顔が見えて嬉しい」
「今までは皆で曲に合わせて同じ動きをしたりするの苦手だったけど、今日は皆がスマホを持ってないから手を振ったりしてくれて、皆で盛り上げてる感じがして楽しいし、嬉しい」
「この開場ってオペラグラスって貸し出してるんだね!そんなに見たい?と思うけど、やっぱりよく見えるのかな?あっ!私も明日は借りてステージから見てみる!」

といったことを言っていたと思う。
オペラグラスは実際に翌日の公演で借りて、ステージから客席を見たらしいw面白いww



後半戦は16曲目「BADモード」から。
花道にあるリフトで、床下からカラフルなドレスで現れた宇多田ヒカル。
私はステージを見つめ続けていたので「あれ?」と不思議に思っていたら、妹が咄嗟に私の両肩を後ろから掴み、花道の方へ方向転換させてくれましたww

大変良い妹を持ちました。


後半戦はもれなく全て聴き込んだ、私がファンになってからの曲なので「姉、ノリノリ」が続くw

17曲目「あなた」
18曲目「花束を君に」
このコンボでは周囲からすすり泣く声が聞こえた気がするバラード攻め。
目元を拭うような仕草の人も見た、凄いコンボやでな…
私は「花束を君に」を聴きながら、この曲が好きな母に対して心の中でドヤってしまった。
まぁ母にドヤったことは言ってないけど、なんかすまん、母よ…w


19曲目「何色でもない花」
この曲が使われたドラマは無茶苦茶な話だったが(個人の感想です)、曲は聴けば聴くほどに染み入る素敵な曲だと最近になって気付いた。
ドラマのせいで、あまりちゃんと聴いてなかったんだ…うん…。良かったです…!!


20曲目「One Last Kiss」
ヱヴァンゲリヲンだああああああ!!!!!!!シンジ君とミサトさんだあああああ!!!!!(私にとっては2人のイメージがある曲。マリじゃないんだよね…)
映画も5回くらい観に行ったし、めちゃくちゃ好きな曲で今回聴きたい曲でTOP3に入る曲だったので、バラード寄りで特別ノリが良い曲というわけでもないのにノリノリでした。私が……。


ラストは21曲目「君に夢中」
始まった瞬間から湧き上がってしまった。主題歌を務めたドラマ「最愛」も大好きだったし曲も大好きである。
宇多田ヒカルや吉高由里子になら人生でも何でも狂わされたいものですね!!ガハハ!


21曲もやったのに「あと10曲は聴きたい」と思えたくらい、あっという間でビックリだった。

宇多田ヒカルらがステージから捌けたら即始まったアンコールを求める手拍子は鳴り止まない。
そんな中で私は妹と「あと10曲は聴きたいよね」「アンコール何かな?撮影できるね」と飲み物を飲みつつ話していたら「いや、10曲はやり過ぎでしょww」と妹にツッコまれた。

妹はそうやって話しながらもアンコールで満足行く撮影をしてやるとガチった目でiPhoneをスタンバイさせていた。


少しするとグレーのタンクトップのようなシャツに、グレーのワイドなデニムで再びステージに現れた宇多田ヒカル。
ずっと思っていたけど、スタイルがよろしいですね。

ダンサーさん2人を引き連れて現れ、私はそのダンサーさんを見て「椎名林檎?」と妹に聞いてしまったが、流石に違いました(それはそう

アンコールありがとう、とか、撮影ができますとか、最後まで楽しもう!とかってMCをして、曲に。


アンコール1曲目「Electricity」
SF収録の新曲だあああ!!!!
CMで使われているけど、そのCMをあまり見かけることがないのでレアっすよね、アレ。
アンコールになってもステージの端から端まで行って歌うんだから体力が半端ないなぁと思っていたw
お陰で妹が良い写真撮ってましたよ、ありがとうございますやで。
私はどちらかと言えば、撮影はそこそこにして直に観て楽しみました。


メンバー紹介を経て、アンコール2曲目「Automatic」
曲前に「次で本当にラストになってしまうけど、凄く楽しい曲なので皆も楽しめると思う!」と、いつの間にかステージに用意されていた黄色いシングルソファに着席してから曲が始まった。
なんて粋な演出であろうか。
心なしか服装もAutomaticのMVと雰囲気が似てる気がしてくる……w(気のせい
何処にも載せられないが、流石にこの曲は私も動画で撮影してしまったね。

妹撮影の宇多田ヒカル
iPhone15でここまで撮れたそうだ



そして曲が終わったら、深々と、それはそれは長く頭を下げ各方面に感謝と挨拶をして宇多田ヒカルは捌けて行った。
普段、橋本絵莉子のアッサリめの挨拶ばかり見ている私には、「あの天上人が…!めっちゃ頭下げてる…!?いや、私が下げなきゃいけないのでは…!?」と衝撃に近い感情を抱きながら最後を惜しんだ。
(※私は長年訓練されたオタクなので、アッサリ橋本絵莉子流の挨拶に興奮するというか、大好物なので誤解なきよう……)

このお辞儀を何度も何度も客席に向けてしていた
こっちが土下座スタイルで礼を申したいレベル



その後は、なかなか退場案内で呼ばれない席番号にヤキモキしつつ席で待機。
隣の妹は真剣にSNSに投稿できる画像の選別と動画を切り抜いて画像化させたりと編集に勤しんでいた。

公演終了後、30分経つか経たないかで案内を受けて外へ。
人混みの流れに乗って順路通りに少しずつ進みながらの退場。

外へ出ても凄い混雑で、もし転んだら終わるんじゃないかと思わせる混雑具合に「Kアリーナの周り、もっと整備してくれ」と思わずにいられなかったww

とにもかくにも、人混みを抜けて駅へ出て妹と仲良く「ヤバかったね」「あの曲やったね」「次のコンサートは5年後かな?」「またチケットが取れても、もうあんな近くで宇多田ヒカルを見ることはないだろうね」と感想を交わしつつ、電車に乗ると妹はガチな顔で動画や画像の編集をしていた。
そんな具合に帰路についた。

尚、妹は真剣過ぎて少し怖かったが、翌日その成果物としてLINEで画像を共有してくれた。
優しい。高画質で嬉しい。


ちなみに一番安いチケットと思っていた私たちのチケットがレギュラーSで、中間価格のチケットであったことは帰宅後に気が付いた。
それにしたって宇多田ヒカルをあの距離で見られるなんて、運を使い果たした気がしている。

秋のライブ三昧期間のチケット整理番号が怖いよ…(笑)


おわる。

文中内に写真を追加しました。

P.S曲数が何処かでカウントがズレてる気がするのですが、全く分からない…

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