名付けの意義
通勤の間、スマホでスタディングのAI問題復習を活用してコツコツ、勉強してるんです。
で、今朝、「組織コミットメント」に関する出題がありました。
組織コミットメントというのは、個人が特定の組織に対して強い一体感を持ち、その組織に深く関わることを表すそうです。
で、その組織コミットメントとして
情緒的コミットメント
損得勘定ではなく、一体感や愛着といった情緒的なもの
功利的コミットメント
損得に基づく功利的な判断によるもの
規範的コミットメント
組織には忠誠を尽くすべきだという信念によるもの
別の分類で…
態度的コミットメント
組織の価値や目標を進んで自分に取り入れていくこと
行動的コミットメント
個人の過去の行動によって、その組織への関与が強まる過程に注目したもの
といった用語が挙げられています。
なるほど…と思いつつ、ふと、「こういう名称って、中小企業診断士として仕事をするときに使うのかな?」って疑問を感じました。
クライアントに、「御社の社員さんの情緒的コミットメントを醸成するために…」とか言うのかな?と。
中小企業診断士の勉強では、こう言う経営理論的な専門用語が結構出てくるし、その専門用語が意味することを覚えていく必要があります。
でも、ここで覚えた経営理論的な専門用語がクライアントとの共通言語になるか…っていうと、そうでもないような気がするんです。
で、さらに考えたんです。
例えば、この組織コミットメントについては、人の行動原理や概念としては理解できます。
でも、各々について何らかの基準で整理することによって、各々の概念の関係性や、その展開や向上方法などが考えやすくなります。
そして、ラベリング=名付けをすることで、一層、概念整理を図ることができ、思索を深めることができるんです。
そういう意味で、専門用語として名前をつけることは大切だな…と気づきました。
「初めに言葉ありき」ですね。