国際展開
過去問をまわす!…と思いつつ、8月に立てた計画は、ぼんやりとしたものでした。という言い訳のもと、8月、9月はやり残していたスタディングのフローに沿って問題演習をしていました。
さすがに、その状態が心苦しくて、10月になってからはスタディングと並行して、過去問チャレンジを開始しました。さらに、ようやく具体的なノルマ設定もできたので、これからは過去問もどんどん解いていけるかな…。
ってことで、10日に令和2年の企業経営理論にチャレンジ。
経済学・経済政策、財務会計がいずれも40点と意気消沈していたのに対し、企業経営理論はすごく調子よく解けたので、「80点くらいいけるかも⁉」と期待していました。が、65点でした。
当然ですが、まだまだ足りていないことがいっぱいです。
第12問に、次の国際展開経営スタイルの4つの類型と、その説明を組み合わせるという問題がありました。
インターナショナル
グローバル
トランスナショナル
マルチナショナル
感覚的に、インターナショナルは国と国の関係で、グローバルは国の概念にとらわれない世界視点の関係って捉えていました。
あと、トランスナショナルっていうのは国家間にとらわれない、マルチナショナルはその複数国家間版…のようなイメージなのかなって考えました。
全然違いました(>_<)
インターナショナル:本社に中心機能があるものの、海外子会社も権限をもつことでグローバル統合とローカル適応に対応する。
グローバル:本社がすべての意思決定を行い、海外子会社の役割は販売・サービスに限定。
トランスナショナル:世界を一つの市場とみなし、国境を越えて経営する。経営資源の調整を海外子会社間で連携・協力しあう。
マルチナショナル:現地の海外子会社に権限を十分与え、経営方針の決定などは子会社が行う。
あまりに違いすぎて、驚きました。
よくCMでグローバル展開、とか、自社をグローバル企業って位置付けるような表現を見かけるので、もっとも国際的・地球規模で、それに見合った柔軟な経営システムを実現しているのだと思っていました。
意外と手堅いんですね、グローバルな経営スタイルっていうのは。
対してインターナショナルは、その言葉から、正直、“20世紀な概念”っていうイメージだったのですが、手堅くも柔軟なスタイルだったんですね。
トランスナショナルやマルチナショナルは、その発展系っていうか、さらに現代的なスタイルなんだって思いました。
具体的には、どういう企業が当てはまるのでしょうか。
トランスナショナルやマルチナショナルな経営スタイルをもった中小企業ってあるのでしょうか。
M&Aで実現しているところもあるかもしれないですね…。
いや、そうじゃなくてもこういう展開をしているところはあるような気がしてきました。