信頼性の高い情報システムのために
経営情報システムの勉強をしていて、なかなか覚えられない用語が勢揃いしたので、整理しようと思います。
まずは…
フォールトアボイダンス:故障や障害が発生しないように対処する取り組み。
でも、故障や障害は発生してしまうので、その場合に備えて…
フォールトトレランス:主な機能の動作が実行できるように。
フォールトマスキング:影響が誤りとなって外部に出ないように制御。
フォールバック:限定的ながらシステムの稼働を続行。
フェイルソフト:処理を中断することなく機能を維持する。
フェイルオーバー:待機系システムに引き継ぐ。
フェイルセーフ:システムを安全な方向に動作させる。
といった取り組みの用意が考えられるとのこと。
このように様々な視点で故障や障害に対して用意することが挙げられているのですね。
情報システムは、何か問題が発生したときに初めて注目されます。
それまでどれだけ役に立っていても、問題が発生しない限り、その内容は知られにくくても。
そして問題が発生すると、「こんなことができてなかった」「想定されていなかった」「ここに判断ミスがあった」と取り沙汰されます。
もちろん、本当にそのような不足があるから生じてしまうのでしょうが、他の多くのシステムはちゃんとしてても評価されることはあまりなく…。
先にあげたような用意について、各々のシステムに対してチェックするようにすれば、そのことが公開されていれば、問題の減少につながるでしょうし、各々のシステムを正当に評価できるのではないかと思います。
システムは当たり前のように利用されているし、今後、ますます様々な形態へと発展していくと思います。中小企業は、その規模に応じつつ、今よりはるかに有用なシステムを利用できるようになるでしょう。
その分、問題や障害が発生した場合の影響は大きいので、一層信頼性を高める必要があります。
なので、先にあげた用意の整備状況などをチェックできるフォーマットは有用だと思うし、雛形を作ってみたいです。