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IT投資価値評価ガイドライン

スタディングの問題を解いているなかで、「これなかなか大事なのでは」と思うものがありました。
平成25年の経営情報システム第22問、「IT投資価値評価ガイドライン」に関する問題です。

以前、職場の情報部門に配属されていたことがあるのですが、「金食い虫」と言われ、また自身も実際に情報環境整備に係る適正な投資について悩んでいたんです。
(情報部門にいましたが、管理職なので実務に関しては知らないことがいっぱいです。)

問題を解き、解説を読んで整理したのは、次のようなことです。

IT投資を「インフラ型」「業務効率型」「戦略型」…の3タイプに分ける。
分けるとわかる…カテゴライズすることによって、投資対象の目的を明確にし、財務部局や経営層にも理解してもらいやすくなりますね。
何でもかんでも、インフラ(箱もの)整備と思われがちですが、
● 業務を効率化するためのもの、
● 顧客との関係強化や市場拡大といった企業の戦略を実現するためのもの
…など、投資の意義を理解・判断してもらえたら、ありがたいです。

コストの配賦基準を定める。
また、本問では、コストの配賦基準についても触れられていますが、これによって投資額の妥当性を見出すことができるように思いました。

すでに違う部署にいるものの、当時を思い出して、もう少し詳しくこのガイドラインを見たいのですが、あくまでも研究結果だからなのか、そのデータが見つからないのです。
経済産業省が扱っているのに…。
でも、「IT投資マネジメントガイドライン」を見つけたので、時間があるときに眺めてみようと思います。

中小企業においても、情報環境の整備は不可欠です。
が、投資規模が大きいのに対し、自社における効果が見通せないなどIT投資は難しい案件になっているのではないかと思います。
ただ、年々、ITでできること、そのために整備すべき環境の多様化が進んでいます。
捻出できる経費で多様なIT活用ができるようになっているので、求める果実や必要な機能を明確にすれば、以前に比べ情報環境を整備しやすくなっています。工夫次第ですね。

こういうところに情報系出身の中小企業診断士やコンサルタントの方が、支援にあたるのだと思います。
僕はそこまでのレベルではありませんが、何らかのアドバイスができるようになりたいなと思っています。

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