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切符の落とし物が返ってきました

先日、乗車券を紛失した際、念のため帰りに駅員さんに尋ねたところ、届けられていて、ありがたく思った話です。
私は休日にはよく、東京メトロの24時間券なるものを使います。その名の通り、一日乗車券ではなく、買ったその時間から、翌日のその時間まで使えるという素敵な切符です。600円。東京メトロは都内のかなり広い範囲をカバーしているので、多少遠回りを許せば、これ一つで何処へでも行けます。この切符を持っている時の "どこへでも行けるぜ感" が好きで愛用しています。
最近ではPASMOでも使えるようですが、未だに切符を購入しています。定期券PASMOでは24時間券は使えなかったので。でもまぁ、切符スタイルも嫌いじゃないのでよしとし、ついでに切符は取っておいています。収集癖が多少あります。。
さて、その24時間券を、あろう事か紛失してしまいました。この日、朝一で少し遠出して、菊名のパン屋さん「アンティーク」を目指して出かけたのですが、改札を出る時に、切符がないのに気付きました。振り返って考えると、最寄り駅のホームで落とす以外考えられませんでした。夕方5時まで使える切符だったので、もったいないなぁと思いつつも、スパッと諦め、初めて訪れたアンティークでの美味しいパン時間を楽しむことにしました。
600円の食べ放題コース(平日は500円)があり、小さく切られたいろんな種類のパンを、なんと焼き立てでいただけるのです。素晴らしすぎますよね。本当に、美味しかったなぁ。今月末で閉店するようで、とてもとても悲しい思いです。
パンを食べ終えて、そのまま寄り道せずに帰りました。昼からまた出かける予定だったので、念のため最寄り駅で、券が届けられていないか尋ねてみました。昨日の購入時間や、最初に券を通した駅などを答えたところ、「お客様の仰る内容通りの券が届いてますので」と、渡してくれました。
いろんな人にお手間をおかけして申し訳なかったですが、ゴミにも見える券をホームで拾い上げ、階段を上って届けてくれた人がいること、夕方には失効するそれをちゃんと保管しておいてくれた制度、嫌な顔一つせず対応してくれた駅員さんがいること、ありがたいなぁ、嬉しいことだなぁと感じます。
ありがとうございました。いつか、どこかで、恩返しができていますように。

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