全ての苦しみの元凶である「わたし」から自由になると、自分探しに関する全ての悩みが終わる”のか”?
あらゆることの苦しみ、葛藤、悩みや痛みというのの発生源には「わたし」という自意識の強さが絡んでいます。
ここから所有意識や支配欲、失うことへの恐れや不安や他者目線などに対する緊張感が生まれます。
「わたし」という強い自意識が苦しみや葛藤をもたらす。
わたしわたしわたしわたし・・・!!!!!!!と
頭の中が「わたし」でいっぱいになればなるほど、いろんなことがワケわからなくなったりします。
逆にいうと「わたし」が弱くなっていき、消えていくことで、苦しみも弱くなってやがて消えていきます。
わたしの”もの”や
わたしの”こと”や
わたしの”未来”や
わたしの”過去”も
全部、薄まっていきますので特定の苦しみや葛藤、不安なども解消されていきます。
そして「わたし」を持たずに生きていけば・・・苦しみや葛藤や痛みとは無縁の人生になるのです。
いかがでしょうか。
憧れますか?
いや、でも待てよ・・・と。
世の中には「わたし」が弱すぎることで苦しんでいたり葛藤していたりするケースもあるよな、と。そう気づく方もいるかもしれません。
「わたし」が曖昧で微妙でわからなくて境界線が引けないからこその、苦しみや葛藤もあります。
他人の課題まで背負い込んでいたり、人の感情までモロに影響受けたり。自分の考えが定まらなかったり、どうしたいか気持ちが捉えられなかったり。
どうやら「わたし」が弱まったからといってすべてが好転するわけでもなさそうだぞ・・・!?
そんなことに気付いたなら、あなたはきっとこの記事を読むタイミングとしてぴったりです。
この記事のタイトルは
全ての苦しみの元凶である「わたし」から自由になると、自分探しに関する全ての悩みが終わる
”のか”?
です。
つまり、断言しておらず、むしろ疑問を投げかけています。
「わたし」という自意識がなくなれば、要するに自我が弱くなっていけば生きることは楽になるのかと。
逆に言えば、「わたし」が強まれば強まるほどすべてうまくいくのか?と。
今回の記事は、考察の要素が多くなります。それに加えて、わたしが今まで探求してきたことや考えてきたことから生まれた”現時点での結論”も併せてシェアします。
読み終わる頃には『わたしを生きるということは、案外シンプルかもしれない』と思ってくれたらいいなと思って、書きました。
あなたは今、「わたし」に苦しめられていますか?それとも、「わたし」が楽しいですか。
さて、先日SNSにこのようなことを書きました。
「わたし」を知って、よく理解することが自己理解だとしたら、すべての答えは自己理解の先にあるということになります。
あるいは、何かを知りたいと思ったり、解決したいと思ったり、うまくいかせたいと思って方法を学んだりした場合も、
突き詰めていくとすべては「わたし」という壁にぶち当たります。
どこから入っていっても結局みんな「わたし」を解明していかなくてはならないように仕向けられているのです。
だから、「わたし」を見つめ「わたし」を解剖するという”自己理解”の基礎は、何事にも必要。
これがごっそり抜けていると、何を学んでもどんな法則をマスターしようとしても、何も身につきません。これは真理なのです。
だから、恋愛で悩もうと、ビジネスで悩もうと、人間関係で悩もうと、お金で悩もうと、すべての本質的解決は
”自己理解”によってもたらされる
つまり、あなた自身があなた自身の「わたし」とはっきりと繋がること(=自己理解)ができることで、問題は問題ではなくなるのです。
言い換えると、すべての問題と思えるようなことは、あなたがあなた自身をよく理解していないから生まれているということですね。
でも一体どういうことでしょうか。抽象的でちょっと分かりづらいので、一つ例え話をしてみますね。
入り口は「引き寄せの法則をマスター」だとしても、そこからどんどん中に入っていくごとに
”わたしの”引き寄せ方
”わたしの”やり方
”わたしの”認識
を確認したり、合っているかどうかチェックしたり、観察しなければならなくなる時がきます。
これも一種の”自己認識”と言えますね。引き寄せの法則をマスターするところから、気づいたら「わたし」のことをマスターすることへスライドしていることになります。
まぁ、本人は引き続き、引き寄せの法則をマスターしようとしているつもりだけど・・・でも、本当にマスターしようとしているのは、何なのでしょう?
これがわかると、「引き寄せの法則」が外側にあるものと感じていたところから、この法則は”自分の内側”にあるとわかるようになります。
引き寄せの法則を、あなた自身が内包しているということなのです。
他にも別の例をあげてみましょう。
これも途中でスライドしている例ですね。
最初は言われた通りのことを学ぶことで精一杯で、覚えたりトライしてみたり、とにかくやってみることを続けていたとしても
ある程度慣れてくると、次は”自分に合ったやり方”を模索し始めます。
この例で言うなら、一見するとビジネスのことを学んでいるように見えて、本当は”自己理解”しようとしている。
ビジネスの成功というのはこの時から、目的ではなく手段になります。「わたし」をよく理解するための手段に、変わっているということなのです。
このケースの場合も、最初はビジネスの成功法則を学んでいたのに、ぶち当たった壁はやはり「わたし」です。
自分自身という壁にぶち当たったので結局、「わたし」をよく知ることにシフトすることとなりました。
では、最後にもう一つの例を挙げてみましょう。
このお話の結末が、無事結婚をしたとなるか、自分の本心を知った頃で婚活をしなくて良くなったなのか、それとも・・・
いずれにしても、この事例でも「自己理解」にスライドしていますね。幸せな結婚をすることが手段となって、自分をよく理解することが目的になっています。
わたしたちはこうして、現実的な出来事や突然のハプニング、トラブル、思ったようにいかないことなどを通して、「わたし」とぶつかるようになっているのです。
もう3つの例を出したから、十分にわかった!と思っていただけたでしょうか。
では、ここからが本題。(前置き長いw
「自己理解」には主に2つの方向があります。
①の場合は「わたし」が強まることによって、
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もし人生が無条件に自由で豊かだったら何をするかと言われたら書く、というくらい書くことが生きる上で欠かせない人間です。10年間の集大成を大放出します。サポートは全て執筆と研究活動に使わせて頂きます