第1話:若手教員とどう付き合う?何をいうか?誰がいうか?
教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。今年で5年目になります。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。
今年の4月からは、Instagramやstand.fmでの情報発信も始めています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それを要約して記事にしたものをお届けします。
4月の本格配信を前に練習も兼ねて、3月27日に行われた23年度最終回の定例会についても配信していました。
今回は、ゼミ生のほとんどが中堅教員であることから、若手教員との付き合い方について、話題に上がりました。
ぜひ、聞き耳を・・・
若手教員との信頼関係を築くコツ
今回は、若手教員との付き合い方について、小林さんと畑山さんの対話を元に、いくつかのポイントをまとめてみました。
特に、新しい先生たちとの関係構築に悩むベテラン教員向けに、普段からできることを整理してみましたので、ぜひ参考にしてください。
1.日々の挨拶が信頼を築く
まず小林さんが強調していたのは、日常の挨拶の大切さです。ベテラン教員として若手にアドバイスをする際、その言葉が効果的に届くためには、日常的な人間関係がカギとなります。
普段から笑顔で明るく挨拶し、信頼関係を少しずつ積み上げることで、アドバイスが自然に受け入れられやすくなります。
例えば、いきなり指摘や批判をする前に、まずは何が起きているのかを質問し、相手の話を丁寧に聞く姿勢を持つことが大切です。この「質問する」という姿勢が、若手教員との間に安心感を生み出し、対等なコミュニケーションがしやすくなります。
2.誰が言うかが大事
畑山さんは「誰に言われるかが大事」という点にも触れていました。内容自体も大切ですが、普段から関わりのある相手かどうかが、言葉の受け取り方に大きく影響します。
もし普段から関わりが少なければ、いくら正論を言っても、なかなか響かないかもしれません。
そのため、若手教員にアドバイスをする前に、自分が他の教員や生徒たちとどのような日常の関わりを持っているかを振り返りましょう。
普段からオープンでフレンドリーな態度を示していれば、アドバイスがよりスムーズに受け入れられる可能性が高まります。
3.若手教員へのアプローチ
また、若手教員へのアプローチにおいて「権限のないリーダーシップ」も重要な考え方です。小林さんは、教員が子どもたちに見せる姿勢が、彼らに影響を与えることを強調していました。
これは、リーダーシップが肩書きや権限に依存せず、行動で示すものであることを意味します。
具体的には、わからないことを質問したり、困った時に助けを求める姿勢を自分がまず見せることで、相手もその態度を真似してくれるようになります。
若手教員も、先輩がそのようにオープンな姿勢を示せば、自分も同じように周りに助けを求めやすくなり、職場の雰囲気がより協力的になるでしょう。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
これまでのアフタートークの記事は、こちらにあります。
次回定例会は9月20日(金)21時です。
スペシャル対談会を企画しています。
小林さんの対談相手は、今秋発刊される「マンガで身に付く担任スキル<担任学入門>」を一緒に創り上げたマンガ制作会社サイドランチの米田京平さんです。
米田さんは、元高等専門学校の教員だそうで、今回の対談テーマを「教職から転職して学んだこと&現在教職にいる人たちに伝えたいこと」として、教員からのキャリアチェンジについて詳しく語っていただける予定です。
初月無料となっていますので、こちらの対談会も無料で聞くこともできます。
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