ビジネスも教育もトラブルはつきもの|冷静さと対応力が問われる
覆面ビリオネアからの金言を集める第6弾。
ちょっと番組のおさらい。
これらのルールにのっとって、知らない街に裸一貫で乗り込んだ、億万長者のグレン・スターンズ。
この様子は、YouTubeディスカバリーチャンネルで全エピソードが無料で見られます。
この記事では、EP.6(第6話)から学びとったグレンの金言から教育によせて書いてみました。
1.覆面ビリオネアEP.6の金言三選
地元エリーのクラフトビールが飲めて、美味しいBBQを提供するレストラン"UNDERDOG BBQ"を開業するための資金作りと宣伝のために、エリーで行われる全国規模のBBQフェスティバルに出場することを決めたグレンとチームメンバー。
しかし、チームにフェスティバル経験者は一人もいません・・・。
フェスティバルまではあと8日。チームは大急ぎで準備を進めていきます。
EP.6(第6話)もハラハラドキドキさせながら視聴し、グレンとチームのチャレンジから学んだ金言は、この3つ。
それでは、順番に見ていきましょう。
2.個を活かすとは? | 多彩な能力を引き出せ
チームの経験不足を補うために、コンテストのプロ、マイクの協力をもらい、調理場所のレイアウトから食材の発注数まで細部にわたって、教えてもらいます。
このコンテストでの売り上げ目標は、25,000ドル。
この目標を達成するための重要なファクターが、肉を焼くスモーカーです。
フェスティバル用の一度にたくさんのお肉を焼くためのものですから、とても大きい。
その大切なUNDERDOG BBQオリジナルのスモーカー製作を金属加工業者のクリス一人が担っていました。
本業の自分の仕事を横に置いて、昼夜を問わず協力してくれたクリスでしたが、このままだとフェスティバルに間に合わない。
そこで、グレンは、ビール部門の責任者マットを投入することにしました。
実は、マットは、アイダホの農場生まれで、若い頃からいろいろな工具に触れ、ものづくりにも精通しているのでした。
マットの素質を見極め、適宜に人材を投入したことで、スモーカー製作のスピードが一気に加速したのでした。
人にはいろいろな側面があります。
たくさんの引き出しを持っている人がいます。
そうした引き出しをしまっておくのは、もったいない。
役割の枠をこえて、その人の能力を役立てられないかという視点が、リーダーには必要です。
先生と生徒、教える者と教えられる者、管理する者とされる者。
そういった役割は、いつもいつも本当に必要でしょうか?
学級担任だった頃、子どもたちによく助けられました。
同じ空間で、共に学ぶ者として、一緒に成長できればいい。
ピアノの得意な子に、絵の得意な子に、歌のうまい子に、計算の得意な子に、字の美しい子に・・・・。
教頭になってからも、先生たちにたくさん助けられました。
立場や役割で枠にはめてしまわずに、その人の強みを見つけて、チームの弱点・課題を乗り越える。
そんなティール的なチームに憧れます。
3.仕込み8割 | 成功のための準備を念入りに
BBQフェスティバルを直前に控え、会場でのリハーサルをするために、チームが集合します。
当日と同じようにセッティングして、全員の動きを確認するためです。
それぞれが自分の役割を理解した上で、動かなければなりません。
ところが、必要なものを書き出してみると、いろいろなものがそろっていない・・・・。
何をすればいいかもわからない部分がある・・・・。
肝心のスモーカーがまだ完成してない・・・・。
こうやって、本番を想定して、一つ一つを確認すると、準備のほとんどが整っていないことが明らかになりました。
「部品のたりない飛行機でリハーサルをしているみたいだ・・・」
グレンの心配はどんどん大きくなっていきます。
運動会、体育祭、学習発表会、遠足、宿泊学習、修学旅行・・・・etc。
学校行事は、日常の教育活動では味わうことができない教育的意義がたくさんつまっています。
日常ではない分、思わぬ危険が隠れていることもあります。
ケンカ、ケガ、迷子、事故・・・etc。
こうしたこともまた経験なのかもしれませんが、子どもたちの大切な命を預かっている私たち教員としては、子どもの安全、安心を第一に考える必要があります。
だから、運動会や体育祭、学習発表会などには、予行演習があります。
本番通りではないけれど、できるだけモノやヒトの動きを本番に近い形で実際にやってみるのです。
遠足、宿泊学習、修学旅行など学校の外に行く時には、下見に出かけます。
業務として出張で行く場合もあれば、旅行を兼ねて、家族旅行の目的地をその行き先にしたりすることもあります。
訪れる場所までの行程、駐車場所は?トイレの場所は?どこから入る?何がある?子どもの困るポイントはどこにあるか?・・・・etcなどなど、担任する子どものことを思い浮かべながら、現場で本番を想像するのです。
終わりに | トラブルはつきもの
今回の記事では、計画していたことがいよいよ本番となって一気にことが動き出した覆面ビリオネアEP.6から学んだことを書いてみました。
立場や役割で枠にとらわれず、メンバー一人一人の個性を見極めて、その人の強みをチームの弱点・課題を乗り越えるために生かすこと。
本番をイメージし、細かなことまでリハーサールをし、入念な準備を行うこと。
そこまでしたとしても、トラブルは起こります。
そうです。私たち教員は、教育のプロなのです。
そう自負とプロ意識をもって、何がおきてもドーンと構えてなくっちゃ!
とはいつも思うのですが、チキンなところもあって、うろたえることも・・・・(^^;
さて、覆面ビリオネアはいよいよ残り3話。
EP.6の終わりは、フェスティバル前日のトラブルだらけのUNDERDOG BBQにハラハラドキドキ。
早く続きがみたい!
了
続編▷EP.7から得た金言集⑦はこちらからどうぞ。
前編◀︎EP.5から得た金言集⑤はこちらからどうぞ。
👇全8話分の金言集をマガジンに集めました。