ビジネスも教育も痛みはつきもの|それは耐えるべき痛みなのか?
覆面ビリオネアからの金言を集める第7弾。
ちょっと番組のおさらい。
これらのルールにのっとって、知らない街に裸一貫で乗り込んだ、億万長者のグレン・スターンズ。
この様子は、YouTubeディスカバリーチャンネルで全エピソードが無料で見られます。
この記事では、EP.7(第7話)から学びとったグレンの金言から教育によせて書いてみました。
1.覆面ビリオネアEP.7の金言三選
エリーで行われる全国規模のBBQフェスティバルに出店しているチーム"UNDERDOG BBQ"。
フェスティバルの目標売り上げ金額は25,000$。
そして、目指すは、フェスティバルで行われるリブのコンテストでの優勝。
一気に資金と知名度をあげようというのです。
EP.7(第7話)では、波乱万丈のフェスティバルでのチームのチャレンジをハラハラドキドキさせながら視聴し、そこから得た金言は、この3つ。
それでは、順番に見ていきましょう。
2.積極性はどうはかる?
フェスティバルの集客はすさまじく、我らがUNDERDOG BBQの店の前の大行列ができます。
用意したBBQが飛ぶように売れていきます。
なかでも大人気なのは、ブリスケット。
みなさん、知ってました?ブリスケットって。
私はてっきり、BBQをはさんで食べるパンのようなものかなって思っていましたが、実は、日本語の肉の部位でいう「肩バラ」なのです。
日本ではあまり馴染みがないのですが、アメリカンBBQでは特別な存在で、低音で時間をかけて調理することで、とってもジューシーで味わい深い美味しい肉になるのだとか。
UNDERDOG BBQにもこのブリスケットを買い求めるお客様で行列ができています。
ところが、フェスティバル初参加のチームは、何をどれくらい材料を仕込んでおけばいいのかが分かっていなかったのです。あっという間にブリスケットが売り切れてしまい品切れに。ガッカリした、お客さんが他のブースへ移ってしまうという事態にまで。
初日は当然仕方のないこととして、2日目も同じ事態になり、材料管理責任者であるピットマスターのクリスティーンに対して、グレンは不信感をつのらせます。
言い訳ばかりで行動しようとしないクリスティーンに、ついにグレンはキレるのでした。
学校現場は、想定外がたくさんあります。
こうなるだろう、こうであってほしい。そういった期待や予想が、ことごとく外れてしまうときがあります。
それは、私たちの仕事というものが、子どもにしても、保護者にしても、同僚にしても、人間相手の仕事だからということです。
一人ひとりの個性が豊かな集団であるほど、思わぬ化学変化があり、良くも悪くも予想外の結果を引き起こすことがあるのです。
例えば、学力調査のようなテストの点数です。
単純だけど、上がるとうれしい、下がると・・・。
学力向上については、保護者からも、教育委員会からも、そして何より生徒自身の切実な思いとしても、強い期待が込められています。
それに対して、私たち教員は、真摯に向き合い、授業を改善し、いろいろな策を講じますが、なかなか良い結果には結びつかない時もあります。
では、残念な結果となった時、その責任は誰がとるのでしょうか?
3.問題発生|戦わずして勝つ
大盛況が続いたからとはいえ、リブやブリスケットの品切れが続く状態に、グレンは、クリスティーンに自分の責任を認識させようと話をします。
しかし、言い訳をして話を避けようとするクリスティーンに、グレンはさらに詰め寄ります。
耐えきれず、クリスティーンは、現場を放棄してしまいました。
この危機的な状況に、あわてて、仲間がクリスティーンのもとにいき、説得し、励ますのでした。
あらためて冷静に話し合うグレンとクリスティーン。
お互いの行き過ぎた発言を素直に謝り、在庫管理の役を別の人にふることで、意見が一致し、もう一度仲間のもとに戻ることができたのでした。
学校で起こるさまざまな想定外。
おもいがけない出来事や反応に、問題をなんとか解決しようと、焦りすぎて、その問題にぶつかっていこうとすることがあります。
「問題から逃げない」と言う意味では、見上げた根性なのかもしれませんが、相手が人間である限り、相手の気持ちを思いやったものでなければ、それはただの自己満足となり、うまくいくはずもありません。
「残念な結果となった時、その責任は誰がとるのか?」
先ほどの問いの私の答えは、「一人で背負い込まない」です。
何か問題があった時に、誰か一人の責任であるはずがありません。
その原因の一端をみんなで少しずつ分け合えばいい。
でも、自分の責任からは、決して逃げない。
そういった態度と前向きな姿勢と行動を、みんながとれるようになるまで、あせらず待つくらいのおおらかな気持ちも必要なのかもしれません。
終わりに|その痛みは耐え抜くべき痛みなのか?
今回の記事では、BBQフェスティバルに出店したUNDERDOG BBQチームが四苦八苦しながらも、目標に向かって突き進んでいる熱い姿が描かれた覆面ビリオネアEP.7から学んだことを書いてみました。
グレンは語ります。
苦労・困難にあっても、決して逃げず、自分の責任から目を背けることなく、行動し続けることこそが成功できることなのだと。
でも、
痛みに耐えること、重責を背負い続けるのは、とっても辛く厳しいことです。
その痛みに耐え抜いた先にあるものは、なんなのか?
それは、その痛みの代償に値するだけの価値あることなのか?
もっと言えば、本当にその痛みに耐え続けられるのか?
「その痛みは耐え抜くべき痛みなのか?」
グレンに怒られるかもしれないけど、
「逃げるが勝ち(価値)」という時もあるはずなのでは?とも思ってしまう軟弱な私でした・・・・。
さぁ、目標売り上げ金額には、わずかに及ばなかったものの、リブのコンテストで見事に優勝を果たし、お店の開店に向けて大きく前進させたグレン。
残り2話で終わってしまうと思うと寂しい気持ちもありますが、結末まで、まったく目が離せません。
ここまできたから、私も最後まで教育との絡みを書いていきますよ。
次回もお楽しみに!!
了
続編▷EP.8から得た金言集⑧はこちらからどうぞ。
前編◀︎EP.6から得た金言集⑥はこちらからどうぞ。
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