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第36話:専門家をたよろう!

教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。今年で5年目になります。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。

今年度からは、Instagramやstand.fmでの情報発信も始めています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それを要約して記事にしたものをお届けします。


1月24日に行われた教師スキル研究会行われた定例会のアフタートークをお届けする番組です。
主催の小林さんに今日のゼミのことを聞いています。

今回は、教師スキル研究会(通称コバヤシゼミ)の定例会後に行われたアフタートークから、あるゼミ生の勤務校での課題について共有します。
この話題は、教育現場で働く方々にとって参考になる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
ぜひ、聞き耳を…


とある学級の課題に向き合う対話

学級の問題、どう向き合う?

今回話題になったのは、ゼミ生の勤務校で起きている学級内の問題についてです。ある学級が現在「落ち着かない状態」にあり、特に5人の児童が多動や暴力、暴言などを起こしている状況とのこと。他の学級にも影響が広がり、担任の先生や学校全体が疲弊している状態だそうです。

学校内ではケース会議が頻繁に行われていますが、打開策が見つからないまま時間が過ぎ、職員全体のモチベーションも低下しているとのこと。このような「危機的状況」に、どう向き合えば良いのでしょうか?

「危機」と向き合う視点

フリートークの中で、小林さんが強調したのは、「すべてが危機ではない」という視点です。問題を起こしている一部の児童に焦点が当たることで、他の普通に過ごしている児童や、影響を受けかけている児童への目が向けられなくなる危険性があります。問題の「一部」を的確に捉えることが重要だと語られました。

また、担任の心理的な負担を軽減するためには、「強いリーダーシップ」が必要であることも指摘されました。単なる話し合いではなく、専門的な知識を持ったリーダーが具体的な行動を示し、全体を導くことが必要です。

専門家の介入の重要性

話し合いの中で、特別支援教育の観点から問題にアプローチする必要性が挙げられました。具体的には、専門家に児童たちの状況を見てもらい、適切な介入方法を提案してもらうことです。

例えば、特別支援コーディネーターやカウンセラーといった専門家に早期に依頼することが重要です。専門家の視点を通じて、それぞれの児童に合った対応が提案され、さらに保護者への説明もスムーズに進むでしょう。

保護者への説明のポイント

一方で、専門家の関与には保護者の理解が不可欠です。「うちの子にレッテルを貼られたくない」という懸念を持つ保護者もいるため、丁寧な説明が求められます。

小林さんは、「この介入は差別ではなく、その子に合った教育を提供するためである」と説明することが大切だと述べました。また、専門的な視点で子どものタイプに応じた教育を行うことが、結果的に保護者にとっても利益になることを伝えるのがポイントです。

まとめ

今回は、学級内の課題にどう対応するかについて、多くの具体的なアドバイスが共有されました。特に、「問題の全体化を避ける視点」「専門家の介入の必要性」「保護者との丁寧なコミュニケーション」の3点が重要です。

教育現場で同じような課題に直面している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

教師スキル研究会では、このような悩みを共有し、共に解決策を考える場を提供しています。ぜひ、興味のある方は参加してみてください!これまでのアフタートークの記事は、こちらにあります。

教師スキル研究会は、初月参加無料となっていますので、どうぞお気軽にご参加ください。

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教師スキル研究会・小林ゼミのことを詳しく知りたい方はこちら↓

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