第13話:孫泰蔵「冒険の書」ABD会
教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。今年で5年目になります。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。
今年の4月からは、Instagramやstand.fmでの情報発信も始めています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それをようやくして記事にしたものをお届けします。
8月2日(金)は第33回定例会「冒険の書」(孫泰蔵著)の読書会でした。
ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)という手法を使って、ゼミ生が1冊の本を分担して読み、サマライズ、要約をしたスライドを使って紹介し、その後、本の気になったところを対話するものです。
はじめに
教師スキル研究会「小林ゼミ」のアフタートークの内容をお伝えします。この会は教師スキル研究会の定例会後に行われるもので、今回は「冒険の書」を使ったアクティブブックダイアローグ(ABD)について話しました。
自己紹介
畑山さんは以前教員でしたが、現在は農業に転身し、ハスカップを栽培しています。小林さんは高校の物理教師としてアクティブラーニング型の授業を実践し、その後大学でも教えました。現在は様々な活動を行っています。
「冒険の書」について
「冒険の書」は村泰造さんが教育と学びについて考察した本で、従来の教育システムの課題を指摘し、学ぶことの本質について問いかける内容です。特に自由に学ぶことの重要性を強調し、学校を「社会を変えるための場」と再定義しています。
評価についての議論
ABD会で話題になったのは評価についてです。孫さんは相対評価や絶対評価を否定し、自分が楽しく学ぶことの重要性を強調しています。しかし、現行の学習指導要領では細かな評価が求められており、これに対する現場の困惑が話題になりました。小林さんは、大学入試の変化により、今後の評価のあり方も変わるだろうと楽観視しています。
哲学的な学びの重要性
小林さんは、若い時期に哲学的な本を読んで考え話し合うことの重要性を強調しました。過去の哲学書の流行を振り返りながら、現在の教育にもこうした学びが必要だと述べました。
小林ゼミについて
小林ゼミは今年で5年目となり、ABDや個別の悩み相談など、様々な活動を行っています。小林さんは現在、担任スキルの本の漫画版制作に取り組んでおり、これも勉強の一助になると考えています。
最後に
次回の定例会はお盆で休みですが、8月10日にAIについて学ぶサブゼミが企画されています。詳細はウェブサイトやInstagramでご確認ください。興味があれば、ぜひ参加してみてください。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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