人を説得するには、誤りを指摘せず、敬意を払おう!
対人スキルを鍛えたい私とあなたのために、
この本からの学びを少しずつ共有していきます。
人間関係にお困りの私とあなたのお役に少しでも立てれば幸いです。
この本では、対人スキルを鍛える方法が
の30原則にまとめられています。
今回の記事は、「人を説得する12の原則」の2つ目について書いていきます。
相手が間違っていることを話していると気づいたとき、あなたはどうしますか?
勇気を出して、その間違いを指摘したのに、相手があらためてくれるかと思いきや、なんだかいやーな空気になったことありませんか?
なるほど。そりゃあ、相手も戦闘態勢に入ってしまうのもわかりますね。
わざわざ敵を作らずに、相手に納得してもらいたい。
そんな私とあなたへ。
さっそく見ていきましょう。
1.人を納得させるには、外交的手段が必要
相手が間違っていると思った時には、それが事実であろうとなかろうと、それを指摘してはいけません。
「それは、違うね。◯◯が正解だよ。」
「では、そのわけを説明しましょう---」
なーんて、得意げに言ってはなりません。
相手に伝わるのは、親切心でもなんでもなく、ただ、
「私は、あなたよりも賢い。賢い私が、愚かなあなたに、ひとつものを教えてあげましょう」
とでも捉えられかねません。
気持ちよく人を納得させるには、それなりのスキル、外交的手段が必要なのです。
2.間違いに気づいたら、こう言ってみよう
カーネギー氏は、こんなふうに言ってみては?と提案してくれています。
つまり、「私が間違っていると思うのだけれど…」と切り出すことで、相手側も気を許して、素直になりやすいというのです。
こちらが率直に間違いを指摘することで、相手は自分の意見に固執してしまう可能性があります。
相手に意固地にならせないために、「私が間違ってるかも…」と言うわけです。
相手の立場になってみると、私にも経験がありますが、間違いを指摘された時に、その正誤がどうであれ、意地になって反論をしてしまったことがありました(あとで猛省することになるのですが…)。
間違いを指摘されることで脅かされるもの、それがカーネギー氏の指摘する「危機に瀕した自尊心ー自己重要感」なのです。
なるほど、相手の自己重要感を高めることの大切さは、これまでの章にも何度も出てきていましたね。
3.まとめ|人を説得するには、誤りを指摘せず、敬意を払おう!
今回の記事では、人を説得する原則について
「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 2章
から紹介しました。
相手が言っていることが間違っていると気がついた時、私たちがするべきことでは、それを指摘することではありませんでした。
「おそらく私の間違いでしょう」と切り出すことで、相手の自己重要感を低めることを避けることが大切でした。
少なくとも「なるほど、そういう場合もあるだろうけど、この場合はこうかもしれないね。」ぐらいの意見を述べるぐらいに留めておくことをお勧めします。
人を説得するための秘訣。「誤りを指摘せず、敬意を払う」こと。
了
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
教育×○○をテーマにいろいろ書いています。
他にも読んでいただいたら、うれしいです。
「初めまして」の方はこちらからお願いします。
「スキ」や「フォロー」をいただけますと、とっても喜びます。
今回のテーマの記事は、このマガジンにためていきます。
復習がてら見ていただけると、きっとつながりを感じられます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?