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父が娘に作る毎朝のお弁当づくり

おはようございます。
今回は、少しライトな記事を。

この春から娘が高校生になりました。
中学までは学校給食があったのですが(私も同じ町内の学校に勤務していたので、同じものを食べていました)、高校からは給食はありません。
購買部もあるようですが、親としては、ちゃんとしたものを食べさせてやりたい。
春が近づくにつれて、そう思うようになりました。

みなさんは、この映画を見たことがありますか?

休日にAmazonプライムビデオをあさっていて見つけたこの一本の映画。

長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原快彦)。離婚の際に自分を選んでくれた息子・虹輝(道枝駿佑)が15歳と多感な年頃を迎えていただけに、罪悪感を抱いていた。そんな時、重なるように虹輝が高校受験に失敗してしまう。
好きな音楽で生計を立てている一樹は、息子に対しても”学校だけがすべてではない。好きなように育ってくれたらそれでいい”と考えていた。しかし、虹輝の出した答えは「高校へ行きたい」だった。
翌年の春、見事に合格した虹輝に、一樹は高校でのお昼ごはんをどうしたいか訊く。「父さんのお弁当がいい」という返答に、笑みがこぼれる。この瞬間「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず高校へ行く」という”大切な約束”が生まれたのだった。
(略)

映画「461個のおべんとう」公式サイトhttps://461obento.jp/story.html

一言で言えば、すごく感動してしまって、「これだ!弁当作るぞ!」と盛り上がったわけで・・・。
翌日、娘にもこの映画を見てもらって、「3年間、毎日お弁当を作るから、高校がんばってね。」となかば強引に約束したのでした。

そんなわけで、始まった毎朝のお弁当作り。
今回の記事は、まだ作り始めて1ヶ月ほどですが、朝のお弁当作りを通して感じていることを記録しておきたいと思います。

1.朝のルーティン

朝のルーティン

4月から転勤して、通勤時間が大幅に増加してしました。
朝は6時半には家をでないと間に合いません。

そこで、起床時間は4時50分になりました。
眠たい目をこすりながら、まずは、ごはんを弁当箱に詰めておきます。
前日の夜にタイマーでセットしておくので、起きたら炊き上がっています。

ご飯がお弁当箱の半分以上をしめますから、早めに詰めておかないとなかなか冷めてくれません。
お弁当はあたたかいままふたを閉じてしまうと、水分が出て、痛みが早くなってしまうので、ごはんもおかずも冷ましてからふたを閉めるのが大切です。

次に、後述の冷凍作り置きおかずや、前日の夕食のメインおかずをとっておいたものをチンしておきます。

その間に、卵焼きを作ります。
甘い系、塩味系、醤油味系・・・・。ご家庭によって様々な味の卵焼きがありますが、我が家は、というか私は、おだしの効いた卵焼きが好きです。

他のおかずは、作り置きや前の日のおかずを利用していますが、卵焼きだけは毎朝、必ず焼くようにしています。たくさんできるので、朝ごはんにも出しています。

本当は、だし取りからしたいところですが、時間の都合上市販のものを使います。おすすめは、「創味のつゆ」。だしがとってもきいていて、そばつゆにも煮物にもなんでも使えます。ちょっと高めですが、我が家はいつもこれを買っています。

前日の夕食のおかずがお弁当向きじゃなかったときは、メインを別に用意しなければなりません。まぁ、ソーセージとかでもいいんでしょうけど、娘に恰好をつけたい父としては、手を抜くわけにもいきません(^^;

おかずが全部出そろって、冷めるまでの間、洗い物に、朝の身支度。1分でも大事にしたい朝の時間ですから、隙間時間にいろいろやります。

だいたい冷めた頃を見計らって、おかずを弁当箱に詰めます。Instagramでいろんな方のお弁当を見てみますが、詰め方によって、同じようなおかずでも見た目から感じる美味しさがずいぶんとちがいます。

できるだけ立体的に、隙間なく、いろんな色を入れて・・・など、気にするところが徐々に増えてきました。
だいたい満足できたところで、記録写真を撮影。

お弁当父さんInstagram

https://www.instagram.com/eyoredog1008_bento/

まだ20個(あえて作品といおう)ほどですが、娘が高校を卒業するころには、いくつになっているかな?461作品は超えそうな気がしますが。

さて、この間にもお弁当は冷めていきますが、その間を利用して、新聞コーヒータイムとnoteのライティングタイム。

6時23分にアラームがなったら、お弁当のふたを閉めて、包んで完成!
6時27分に家を出る。

こんな朝のルーティンが毎日続くのでした。

2.日曜日はお買い物デー

日曜日はお買い物デー

さて、私が通勤に車を使うようになったため、平日に妻がお買い物に行けなくなりました。
週末にまとめて材料を買っておく必要が出てきました。

適当にお買い物してしまうと、材料に過不足が出てしまうため、一週間分の献立を立てて、必要な材料をまとめて買うことになります。

そこで、日曜日の朝のルーティンに、献立作りが加わりました。

ある週の献立表

「今週何食べたい〜?」と家族にリクエストを聞いて、献立表に散りばめます。そうしてまずは、ご飯物や主菜を決めていきます。翌日のお弁当のおかずになりそうなものは、弁当メニューにも採用していきます。

次に副菜となる作り置きおかずを考えます。冷蔵保存のメニューのほかに、お弁当にも使える冷凍保存のメニューも考えます。

この時に、参考にしているのが、お料理雑誌。
「きょうの料理」「オレンジページ」「3分クッキング」「クロワッサン」など数誌をパラパラとめくって、食べたいものを選びます。
私は、dマガジンを購読しているので、雑誌が読み放題です。

dマガジン いろんな雑誌が読み放題で楽しい

すべてのメニューが決まったら、材料を書き出し、お買い物リストを作ってから、近所のスーパーへGO!

家族四人、一週間分の材料となるとなかなかのものです。 一万数千円分の食材でパンパンになった買い物かごをさげて帰ってきます。冷蔵庫も隙間がなくなるくらいいっぱいにになります(^^;

3.備えあれば憂なし

一週間分の作り置きおかず

お弁当箱という限られたスペースに、1食分を詰めるという作業。
作ってみていつも思うのは、お弁当箱って小さい。もっと大きくしたいのだけれど、娘も妻もそんなには食べられない。
このせまい空間の中に、飯を入れ、、主菜を入れ、副菜を入れ、栄養バランスや彩りも考えて・・・・・
なかななか頭を悩ませてくれます。

思い切って、昔の日の丸弁当のように、ご飯ぎっしり、梅干し一つにしてやろうかと・・・。そんなことをしたら、明日からお弁当をつくらせてくれなくなってしまいます(^^;

あるとき、お料理雑誌をながめていると、「ムリなくおいしい!つくりおきレシピ」「小分け冷凍おかずでほめられ弁当」「朝ラクべんとう」などの特集記事がめについたのでした。

「そうか、あらかじめ作っておいたおかずを詰めればいいんだ!」ということに気が付き、日曜日の夕食の準備の時に、いろいろ作っておいて、小分けして冷凍しておいたり、タッパーに入れて冷蔵しておいたりすることにしました。

メインのおかずは、前の日の夕食を取り置いておいたり、朝、ササッと作れるものであったりしますが、副菜は、全部つくりおきおかずにすることで、とっても楽ちんで、彩り豊かなお弁当を作ることができるようになりました。

コツとしては、赤、緑、黄、白、茶、黒などいろんな色のおかずをつくりおきしておくこと。そうするとメインのおかずの色に合わせて、バランスのとれた色のつくりおきおかずをチンして詰めるだけ。

備えあれば、憂なし。

4.まとめ「お弁当づくりはクリエーティブ」

料理は創造

今回の記事は、私が4月から始めている毎朝のお弁当作りついて、書いてみました。

朝は忙しい。でも、娘のお弁当作りに手をぬきたくない。できれば、愛情をこめた、いいものを食べさせてやりたい。

そんな願いを実現していくためのポイントとして
①朝のルーティーンにうまくお弁当作りを組み込むこと
②日曜日にお弁当も含めた一週間分の献立を作り、材料を買い込んでおくこと
③つくりおきおかずを準備しておいて、手を抜けるところは抜くこと
の3つについて、解説していきました。

とはいえ、お弁当づくりはなかなか大変です。お弁当のない土日の朝は、なんだかホッとします。
それでも、続いている、続けていこうと思えるモチベーションになっているのは、お弁当づくりって、楽しい!ということ。

楽しい!をもう少し掘ってみると、それは、お弁当づくりはクリエーティブな作業だということかもしれません。

映画「461個のお弁当」でも、主人公のミュージシャン鈴本一樹は「朝からお弁当つくるのって、クリエーティブなんだよね。」と話しています。

そうなんです。何をつくるか、どうやってつくるか、いろどりは?いたまないかな?栄養バランスは大丈夫?美味しいって言ってくれるかな?などなど朝の静かなお弁当づくりの最中に、頭の中はいっぱいになっています。

お弁当ができて、インスタ用の写真を撮っていると、その頭の中がはきだされて生まれてきたような感覚になるんです。

そういえば、以前勤めていた小学校で、子どもたちがつくる「お弁当の日」を実践していました。
あの時も、子どもたち、とってもいい顔していたなぁ。

みなさんも、朝からクリエーティブなお弁当づくり、してみませんか?

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